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プロレス撮るならこんなカメラ~カメラの選び方 前編~

こんにちは、さかやきです。前回の記事では日頃プロレスの観戦時に試合の写真を撮ることを趣味としている自分が考える「こんな理想のカメラがあったらいいな」という話を書きました。


既に読んでいただいた方はありがとうございました。まだ読んでないよという方は下記のリンクから飛べますので読んでもらえたら嬉しいです。


では、本題に入ります。今回は「プロレスを撮るのであれば買うべきカメラ」という話をします。ある程度カメラを知っている人からしたら退屈な記事ですがお付き合い願います。



本記事は以下のような人におすすめ
○「プロレスの写真を撮ってみたいけどカメラを持ってない!」
○「本格的なカメラに興味がある!」
※先に断っておくとこの記事は「これから買うなら〇〇(メーカー)の〇〇(機種)がオススメです!」という話ではないです。
実際にどのカメラを選ぶかは購入者自身が決めることなので、あくまで私がカメラを購入する際に重視したことを述べていきます。
※本記事ではあくまでカメラ本体の話に限ります。レンズについては別記事にて書いていく予定です。

前置きが長くなりました。以下目次です。

プロレス撮りたいならレンズ交換式デジタルカメラ


はい、ずばり結論から言います。「綺麗なプロレスの写真を撮りたいならレンズ交換式デジタルカメラを買ってください。」

「レンズ交換式デジタルカメラ」とは何ぞや?という方に分かりやすく説明します。

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俗に言う「一眼レフ」ですね(厳密には一眼レフとミラーレスは別物ですが説明が面倒なので「一眼レフ」に統一します)

上記これらすべて「レンズ交換式カメラ」と分類されます。

つまり「本体とレンズが分離してレンズを付け替えることの出来るデジタルカメラ」=「レンズ交換式デジタルカメラ」と呼ばれます。

ちなみに先程載せた4台のカメラについてもそれぞれ細かく分類が出来るのですが、それはまた別の記事で書いていくことにします。

では次の項では私がレンズ交換式カメラをオススメする理由を述べます。

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レンズ交換式カメラがオススメな理由

それでは私が何故プロレスを撮るなら「レンズ交換式カメラ」を勧めるのか。その理由についていくつかポイントを分けて紹介していきます。


以下が私が考えるレンズ交換式カメラを勧める理由の一部です。

○綺麗に撮れる
○細かく設定を変えられる
○必要に応じてレンズが変えられる
○暗所に強い(暗くても明るく撮れる)

○綺麗に撮れる

先ほど私は「綺麗なプロレスの写真を撮りたいならレンズ交換式デジタルカメラを買ってください。」と書きました。
何故"綺麗な"と前置きしたのは、別に写真を撮るならスマホでもコンパクトデジカメでもいいし、時代に逆行するようにフィルムカメラで撮るのもそれはそれで有りだと思っています。
SNSを見てみるとスマホで撮った試合の写真は溢れていますし、それで満足してますというのなら話はそこまでです。

ただし、プロレスのように「"屋内で"、"動きの早い被写体を"、"綺麗に"撮る」ということを目的とした場合、現時点では一眼レフカメラが一番優れているでしょう。


○細かく設定を変えられる

次に少し専門的な話をします。しかし、写真を撮る上では必ず覚えて欲しい「3要素」の話をします。下記の画像をまず見てください。

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主にカメラをあまり触ったことのない人たちが一眼レフカメラに対して「一眼レフってなんか難しそう」と思う要因が、この「シャッタースピード」「絞り(F値)」「ISO感度」といった単語の意味や関係性を理解していないことだと思います。

プロレスに限った話では無いのですが、一眼レフカメラを触る上でこちらの3要素の関係性を理解しているかしていないかで、写真の仕上がりは全然違ってきます。なので必ず覚えてください。

この3つの要素がプロレス撮影においてどのように作用してくるかというのはいずれ別の記事にてまとめようと思います。

では、細かく設定を変えられると書いたのは上記に書いた3要素を任意の数値に変えるということなのか?というとそれは細かく設定が出来て当然の話なんです。



それでは次にこちらの2枚の写真を見てください。

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こちらは私が現在使用しているSONY「α7Ⅲ」という機種の上面部と背面部の写真です。

見てもらうと分かる通り、各種ダイヤルやボタンが複数ついていますね。

それぞれのダイヤルやボタンには初期から機能が割り振られているのですが.....これら全てを設定で任意の機能を呼び出すようにカスタマイズが出来るんです!凄いですね!!




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「いきなりそんなこと言われても分からんし....」というあなたへ分かりやすく説明します。


本来であればカメラの設定を変更する際に必要な手順は以下の通りです。

「MENU画面を呼び出す」
↓↓↓
「設定したい項目まで移動する」
↓↓↓
「設定を変える」

それをカスタムキー設定をしておくことによりこうなります。

「カスタムキーを押す」
↓↓↓
「変更したい項目が呼び出される(任意の項目にショートカットできる)」
↓↓↓
「設定を変える」

「たったそれだけ?」と思われるかもしれませんが、「たったそれだけ」が凄く便利なんです。一度体験してみればわかります。

つまり何が言いたいかと言うと、「自分の使いやすいように、カメラを自分好みにカスタマイズ出来る」ので「細かく設定出来る」という利点を伝えたいのです。


○必要に応じてレンズが変えられる

続いて、レンズ交換についてですが本記事では軽く流す程度に書いていきます。

プロレスは御存知の通り、会場に設置されたリングを東西南北で囲むように客席が設置されます。(例外はあります。)

もちろんリングの間近で観戦したときの迫力は凄まじいです。
同様にリングの近くで写真が撮れれば被写体(選手)との距離が近いぶん迫力のある写真が撮れます。

ただ、人気の団体や注目度の高い大会は前方から売り切れていきます。
それでもカメラをやっている人間なら誰しも考えてしまうのです。。。

「席は遠くても迫力のある写真が撮りたい!!」と。

そしてプロレス観戦時の写真撮影を続けていくうちにこんなことを思う日が来るのです。

「そろそろ売店での選手の写真も一眼で撮りたい!!」と。



「じゃあ、プロレス観戦の際に持っていくレンズって何を選べばいいの?」と疑問に思われるかもしれません。

これは人によってまちまちですが、試合中の写真も物販コーナーでの写真も同じレンズで撮る方もいます。対して、試合中は試合撮影用のレンズ、物販は物販用のレンズと複数本分ける方もいます。ちなみに私は後者です。

このように「座席が近い・遠い」「試合を撮る」「物販スペースで撮る」と都合や用途に応じてレンズを使い分けることが可能なので、撮影の幅が広がります。

もし、この記事を読んでくださっている方でカメラ本体に不満があって買い替えを検討しているという方。まずは、普段使っているレンズのスペックを理解しましょう。

もし改善の余地があるならレンズをグレードアップさせてみましょう。私の実体験から言わせてもらうと「良いレンズを使うと世界が変わります」

そしてハマっていくのです「レンズ沼」

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○暗所に強い(暗くても明るく撮れる)

最後に、一眼レフは「暗い場所でも明るく撮れる」という話です。
まずはこちらの写真を見てください。

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続いてこちらの写真を見てください。

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1枚目は言わずと知れた格闘技の聖地こと「後楽園ホール」です。
対して2枚目は東京都の板橋区にあります「板橋グリーンホール」という会場です。

どちらもプロレス会場での写真です。

それではこの2つの会場で試合中の写真を「同じカメラ、同じレンズ、同じ設定」で撮ってみるとしましょう。

するとどちらが「明るい写真」になるでしょうか?

答えは「後楽園ホール」です。

何故なら「後楽園ホールの方が明るい」からです。

1枚目の写真を見てもらうと分かるのですが、後楽園ホールは天井からいくつものスポットライトが吊るされているのが分かります。
大会の開始と同時に天井のスポットライトが点灯され、リング上が一気に明るく照らされます。

対して2枚目の板橋グリーンホールはというと、天井にスポットライトは付いていますが北側の壁に向かっています。これは北側がステージになっており、演劇やコンサートの際にステージを照らす用のライトになっています。

ステージより手前に設営されたリングを照らすのは、天井に埋め込まれた電球の明かりだけなのです。つまり圧倒的に明るさに差が出ます。

写真の明るさを決めるのは「どれだけ一定時間に光を多く取り込んだか」ということです。そもそもの取り込める光の量が少なければそれだけ暗い写真となります。

その点で光を多く取り込めるのが一眼レフカメラということになります。それだけ覚えておいてください。(具体的に話すと長くなりますので、「センサーサイズによる違い」というテーマでいずれ記事は書きます。)

では、板橋グリーンホールのように暗い会場では良いプロレスの写真は撮れないのかというとそうではありません。シャッタースピードを早くしてもそれなりに光を多く取り込めるカメラ、レンズを使うのです。
しかし、そのような機材は総じて金額が高いです。

プロレスの写真を撮る上で、撮影に不向きな会場ほど機材の差が出ます。

もしあなたがSNSなどで流れてくる写真を見て「あの人はどんな会場でも良い写真を撮るな~」と思う人がいれば、それなりにカメラ機材に注ぎ込んでいると思って間違いないでしょう。


最後に

前回からの続きになってしまったため本当は1つの記事で完結まで書こうと思っていたのですが、この記事を書いてる内に「あ、これ長くなるやつだわ」と気づいたためタイトルに「前編」と付け加えました。

次回こそ「私がカメラ選びで悩んだポイント」など踏み込んだ内容をまといければと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

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