46. GILLE' LOVES 【音楽】

ポジパンって何だろうと調べていた時に見つけたバンド。
G-SCHMITTにすごく似ていてテンションが上がりました。

G-SCHMITTの記事↓

ヴォーカルの女性(Lucifer Luscious Violenoue ルシファー・ラセス・ヴィオルヌさん)のこだわりが強すぎて、バンドと言いながらほぼソロプロジェクトであること。
このヴォーカルの女性が美しく、耽美・退廃的であること。
曲が暗いこと。

この辺りが共通点。

違うのは、GILLE' LOVESの方がさらに聞きづらくて、曲の盛り上がりが少ないこと。
あと、吸血鬼(またも!)への執着心が強いこと。

宅録でドラムは打ち込み、ジャケットも流通も自身の手で手掛けていたとのことで、世界観が完成されている分音質が最悪、というのがざっと調べてみた所での界隈の共通認識のようです。
特にアルバム「薔薇色の吸血鬼」の音はひどい。ちょっとまともに聴いていられないレベル。(でも聴いちゃう)
「My Bloody Valentine」の方が録音状態が良い気がします。

このバンド自体はヴィジュアル系の括りには入らないようですが、ヴィジュアル系に(主にヴィジュアル面で)多大な影響を与えた模様。
中性的でヴァンパイアを思わせる見た目は大変魅力的です。

こういうお耽美な見た目に子供の頃は自分も憧れたものでした。
それが、平たい顔族には中々難しい道だと悟り、化粧を頑張る気概もなく、そもそもそういう見た目だったら美しいものしか食べたくないし常に完璧でいたいから、そんなの無理だと諦めて今に至るわけですが。
しかし羨望は捨てがたく、そういうお耽美な格好を日々発信して下さる素敵な方をtwitterでこっそり眺めている日常であります。

で、そういう素晴らしき耽美世界を体現して下さっている方の一人として「GILLE' LOVES」がわたしのお気に入りリストに加えられたわけでした。
CDを買おうか買うまいか迷い中です。(VHSのジャケットの方が写真が美しいけれど、我が家ではビデオは観られない)

ところでポジパンとは何かというと、これが明確な定義がなくてイマイチ分からなかったんですよね。
一応耽美・退廃的な暗いロックをやっている白塗りメイクの人たち、ということのようなのですが、GILLE' LOVESはポジティブパンクというよりゴシックパンク、とか書かれていたりして。
ポジパンとゴスの違いって何なの? ポジパンとポストパンクはどう違うの? と、音楽のジャンル分けは難しい。
この辺りはとりあえず全部ニュー・ウェイブの括りに入るようなので、もうニュー・ウェイブって言っておけばいいじゃんとも思う。それだと幅が広すぎるんだろうけれども。

そしてこの辺の曲を実家でかけると、いつも「JAPANみたいだね」で総括されます。そりゃあニュー・ウェイブの先駆けのバンドですし当たり前な訳ですが、JAPANの方が良いよ、となってしまって悔しい。我が家ではSOFT BALLETもG-SCHMITTもみんなJAPANの子供みたいな扱いである。

ポジパンを調べていて見つけたバンドがもう一つあって、「The Sisters of Mercy」というイギリスのバンド。
The Cureなどと並ぶゴシックロックの大家だそうで、かっこいい。
母に聴かせてみたら「ドラムが軽い」と一蹴された後、やっぱりJAPANの話になる。でもJAPANよりEcho & the Bunnymenの方が似ていると思います。エコバニも暗くて良い。

同じジャンルに括られているバンドでも、ヴォーカルの声質やらヴィジュアルやらで好きになれない人も多いので、アンテナに引っ掛かった後気に入ったグループというのは割と貴重です。
GILLE' LOVESもThe Sisters of Mercyも大事に聴いていきたい。

久々に好きなバンドが増えたので紹介記事でした。
次回の音楽・ファッション回ではようやくようやく、ずっと書きたかったわたしの好きなファッションデザイナーについての記事を書ける予定です。明日か明後日に求める資料のある少し遠い図書館に行けるので。

ではまた。

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