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159. わたしとつるが 【フリーペーパー】

HYPER LOW-CULTURE ZINEと副題のつけられたこの冊子は、地域おこし協力隊として敦賀に移住したにしやまあやかさんという方が「目の前にあるものを工夫して楽し」もうと、日常を観察して見つけたものをテーマごとにまとめて発行されているもの。
残念ながら創刊号は入手できなかったのですが、2号は焼そば、3号は商店街のアーケード特集でした。

表紙は2号が茜色、3号がマスタード色と、目を引きつつも落ち着いた色味で、ちょっと小さめB6サイズが手に馴染みます。中面のレイアウトも読みやすくかつ小洒落ていて、すいすいページを捲れます。全体の佇まいがなんだかとってもしっくりくるフリーペーパーで、読んでいて心地良かったです。

内容も、2号では初めて焼そばに塩味があることを知りました。いわゆる焼きそばってソースだけだと思ってた……(その後さらに揚げ焼そばなる存在も知りました)。
それから焼そば麺には蒸しと茹でがあることも発見でした。何となく全部茹でな気がしていたのですが、関東では蒸しが多いっぽいので、これまで食べてきた焼きそばも蒸し麺だったのかもしれない。
読み終わって無性に焼そばが食べたくなり、近所の焼そば屋に行きました。食べたのは塩味。麺はもっちり、味付けあっさりで食べやすいのに腹持ちが良くて美味しかったです。
鉄板焼きのお店って関東では全く行かないのですが、西に来ると少し気軽に入れる気がします。あちこちにあるからだろうか。目の前の鉄板で料理ができていくのってワクワクしますよね。

3号では、全然知らない土地のアーケードのデザインについて語られていたわけですが、5つの商店街それぞれに違うスタイルのアーケードになった歴史やそのこだわりなどを読んでいると、実際に行って見てみたくなりました。
多分もっと身近な場所のちょっとしたものも、その背景を知ると愛着が湧いたりさらに調べたくなったりするんだろうなあ、と思いながら、遠い地の商店街に思いを馳せておりました。
それと商店街でストリートショップを営んでいる方のインタビューも載っていました。それが今後自分の店を持つとなった時に、心構えとして参考にしたいなあという言葉が多くて、そのことも敦賀に行ってみたくなった要因です。

にしやまさんは協力隊での活動などをnoteでも発信されています。
そこではさらに生な敦賀での生活の様子を窺い知ることができるような雰囲気です。
このフリーペーパーに次号があるのかは定かではありませんが、4号が出たらぜひゲットしたいものです。

敦賀もちゃんと行きたい場所リストに加えておこう。
ではまた。

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