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歴史もの漫画おススメ ①

無尽 MUJIN

岡田屋 鉄蔵 (著)の漫画は好きな画風です。実に繊細に丁寧な絵で描かれています。
その中でも今回紹介の「無尽 MUJIN」は幕末を舞台にした物語で実在の「伊庭の小天狗」と呼ばれた伊庭八郎の生涯を描いたものです。
今のところ舞台は江戸と京都がメインになっていますが、時代に沿った物語に当時の料理や風俗なども描かれて時代背景がよくわかります。

伊庭八郎は幕府側の人間ですので将軍に対する尊敬や敬慕の気持ちなどがよく描かれています。
また、江戸の庶民も幕府に対してはあまり良く思っていないけど将軍に対しての敬意は持っているなど面白い視点です。
薩摩や長州などの動きに民衆や幕府の人間などがどう感じているのかも表現されて今までにない漫画かなと思います。

漫画とはいえ吹き出し部分の文字が多く歴史ものの本を読んでいるような気分になります。
幕末ものでおなじみの新選組の面々(沖田総司、土方歳三など)、徳川家茂、一橋慶喜もでてきますのでこの人物像の話も含めて読み物としてお勧めします。

1巻目で読者をぐっと惹きつけますので是非ご覧くださいね。
剣戟のシーンなどドキッとしますよ~



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