とある美容師コンテストに言いたいことがある。
「とある美容師コンテストに言いたいことがある。」
ついに。
ついにですよ。
雪が溶け、アスファルトが見え、暖かい日差しが当たるようになってきた。
厳しく長い冬が明けようとしています。
どうも。東北人なのに寒がりな美容師ライターのサカリです。
冬の我が家は寒すぎでタイピングできないし、
大雪でWi-Fi繋がらないし、
除雪で1日2時間は雪事情で浪費するから執筆進まないしで、
来年はライター業は冬季休業かなと本気で悩ましたが
ようやく春の訪れを、鼻水とともに感じております。
今回は「とある美容師コンテストに言いたいことがある」
ということで
「とある美容師コンテスト」とは
今年の1月下旬より開設された
ママ美容師オンラインサロン内の企画
『MAMABI AWARD』の授賞式について
イベントレポートとともに「言いたいこと」を
このNOTEに綴っていきたいと思います!
MAMABI AWERDとは?
コンテスト授賞式レポート
月末の日曜の夜。
寝かしつけを終え、また明日からの戦に備える母たちにとって
何よりの貴重な自分時間。
しかしママ美容師たちは、この日、夜な夜なオンライン上に集合しました。
そう、今夜はMAMABI AWARDの結果発表!
運営側として、すでに結果は知っていました。にも関わらず、やはりコンテストの授賞式となると出場された方々の緊張感が伝わり、何となくソワソワ。
コンテストの概要は前回掲載させていただいたので省きますが、【アレンジ・カット・キッズ】、各部門のグランプリ・準グランプリ、そしてカリスマ美容師たちからの特別審査員賞が発表されました!
アレンジ部門
準グランプリ・福田沙織さん
受賞コメント
「実は今回出場するまで、言い訳ばかり並べていました。ですが、何でも諦めずに挑戦する姿を、同じ夢を持つ子供たちにも見てほしくて作りました。
これまでコンテストには出たことがあったので、出したことのないスタイルを考え、幼いころやったリカちゃん人形での髪遊びをしていた頃のような高揚感と、アレンジの可能性の高さを感じました。
一夜漬けでしたが、やれることはやれて結果として受賞できて、言い訳に負けずにやってよかったです!」
グランプリ・髙田奈緒さん
受賞コメント
「十年ぶりのコンテストでした。今まではサロンでの強制出場でしたし、大人になると恥ずかしくて出れないと尻込みしていました。でもママビでやると聞いて『第一回に絶対出そう、こういうのは後からレベルもハードルも上がるから』(笑)テーマは卯年なのでウサギのようにぴょんと飛び出そうという今年の自分の目標にも絡めて考えました。厄年の年女なのでそこも飛び越え、新しいことに挑戦いきたいです!」
さらに髙田さんは特別審査員賞カワノヨーヘイさん賞もダブル受賞!
カット部門
準グランプリ・髙田奈緒さん
なんとなんと髙田さんはカットでも受賞を果たし、3冠に輝きました!MAMABI PARKのコンテストクイーンの才能を見事開花されました!
「コンテストはお客様にはできないようなスタイルができるのが楽しかった。今からでも何色でも染まれる白を含んだカラーリングをし、前髪しかないチャンスの神様を掴んでいきたいというのを表現した、あえてつなげないデザインの前髪にこだわりました。」
グランプリ・川野希さん
受賞コメント
「テーマは20年後の理想の自分です。白髪を楽しく染め、周りに囚われず、好きなものに囲まれて生活するのが夢。実は、プライベートでも大変なことが重なり辛い想いもしました。その辛いことすらカタチに残してみようと、発起人のまゆみさんの想いにも背中を押され、無理だけはしないと決めて。結果的に当日のエントリーギリギリまで夢中で作り込み、楽しかったです!」
特別審査員枝村仁さん賞・照屋紗弥香さん
受賞コメント
「正直逃げようかなと思いました(笑)自サロンのスタッフはコンテストや撮影などに打ち込んでいて、同等にできなかった自分に引け目を感じていたんです…でも今年は動こう!と決めていたので出場を決意し、実は2回作り直しました。子供にも『ちょっとこれだけやらせて!』と、待っててもらいながら、育児や家事の合間を縫って作りました。街で歩いていてもおかしくないような、それでいて芯のある、強くて凛としているかっこよさをカットラインで。そしてカールで柔らかい女性らしさのあるスタイルを表現しました。ママは強くて優しい、そんな想いを込めてます!」
特別審査員住吉望さん賞・岸千恵子さん
受賞コメント
「コンテストは、小心者でこれまで出場したことがありませんでした。某アカデミーを卒業した際、気持ちが熱くなりその勢いで参加しました!正直、みなさんのような華のある作品じゃなくてパッとしないと感じ、『場違いだったかな…』とも思いましたが、結果はどうであれみんなも頑張っているから頑張ろう、楽しもうと切り替えていたので受賞できて驚きです。自分だけでは踏み出せなかったステップ。勇気をありがとうございました!」
キッズ部門
特別審査員小河原正樹さん賞・わしずともかさんの息子くん
わしずともかさんからのコメント
「コロナ禍で生まれた2歳の息子は、人ではない顔のあるものを怖がるようになってしまっていました。ウイッグを制作するときも怖がってしまい、どうしようかと考えた末、マスクも一緒に作品の一部にしようと思いつきました。今の時代の象徴のマスクは、良くも悪くも今っぽいかなと。色を塗るのは好きだったようで母としては大変でしたが、息子は楽しんで制作していました!」
受賞者の皆さんおめでとうございました!
そして審査員の皆様、お忙しい中素敵なメッセージをありがとうございました!
発起人・むらかみまゆみさんのコメント
「感激しています。ここ数日は、みなさんのSNSの投稿でコンテストに取り組んでくれている様子を見かけるだけで、目頭が熱くなってしまっていました。
正直、自分がやりたいという、自分のワガママから始まったこのMAMABI AWARD。実はずっと、みんなを巻き込んでしまっているんじゃないかという不安がずっとありました。
コンテストの期間中も、何かと母業やサロンワークと忙しく、時期尚早だったかなと後悔した時も。もし誰もでなくても言ったからにはやりきろう、チャレンジしてみようという想いでした。
でも、私のわがままだったはずで、本来はこちらの方が付き合ってくれて感謝するべきなのに、メンバーから「こんな機会を作ってくれてありがとう」という言葉をいただいて、言葉では言い表せないほど感動の結果になりました。来年はあるかすら決めない、無計画で始めたこの企画でしたが、みなさんのコメントの中で『次は』、『次回は』という言葉が上がってきたので来年、【MAMABI AWARD2024】を行いたいと思います!」
と、第二回の開催が決定!
すでに、瞳の奥がメラメラしているメンバーや、感極まって涙を流すメンバーもいて、感動のフィナーレ。
「ここで宣言することで、また一年の過ごし方も変わるのではないかと。今回の反省として、うまく写真が撮れなかったので、ママビパークでオフラインの撮影のセミナーをまたやってほしい。部門ももっと自由なアイディアを出していきたい!」
と、早くも来年の構想に胸を弾ませていらっしゃいました!
ゆうこ園長の総評
「今回のコンテストで何人の人の心が動いたのでしょう!
まゆみさんは実は最初ママビに入るとき『どんなもんかな』と、斜に構えていて(笑)そんなまゆみさんが、ここまでMAMABI PARKでやってくれたことが本当に嬉しい。これからどんなカタチになるかはわからないけど、みんなで新しい景色を見続けられたら楽しいんじゃないかな!」
最後に
ママ美容師のコンテスト【MAMABI AWARD】に言いたいこと。
コンテストって、もっとバチバチしてるものだと思ってました。
もっとギスギスしてしまうものだと思ってました。
独身の頃、出場したコンテストが自分と作品だけの孤独な世界で、あまり良いイメージを持っていませんでした。
そうして
ママだから、忙しいから、お金ないから、時間ないから、コンテスト苦手だから
と、できない理由で身を守っていました。
そんな気持ちだったメンバーもたくさんいると思います。
ですが、できない理由を蹴散らし、並べた言い訳を崩して出場した参加者の皆さんは揃ってこんな感想を述べていました。
「みんなのおかげで出来た。こんな気持ちにさせてくれて、挑戦するチャンスをくれて、ありがとう。」
出場を決めて、やり切ったのはご自身のはずなのに、こうしてみんなでみんなを讃え合えることが、ママ美容師の素晴らしさなのだと思います。
コンテストへの概念が変わったのではないでしょうか?
コンテストって、いいもんだね。
ママになってもチャレンジするって素敵だね。
一歩ふみ出す、カタチに変える。
個人的には「キャッチコピー部門」として出場したつもりです(笑)
推しからのコメントがいまだに届いておりませんが、何かミスでもあったのでしょうか…
冗談はさておき(笑)
このコピーを作った時、
出るにせよ、出ないにせよ、関わったすべての人がMAMABI AWERDをきっかけにふみ出す先の未来のカタチができればいいなという想いを込めていました。
振り返ってみれば、出場した方はもちろん。
運営陣も新たな成長の経験をし。
見ていた方の心をも動かし。
ふみ出した先は、関わったものしか見ることの出来ない景色が広がっていました。
みんなの目には、どう映ったのでしょう。
そして
広がる先の未来はまた。
それぞれの想いと共に、カタチを変えて。
仲間と家族の彩りを添えて。
今日できた道を明日は辿るのではなく、
また新たに繋いでいってみようか。
ママ美容師のコンテスト【MAMABI AWARD】に言いたいこと。
それは、「ありがとう。」
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