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DAZN改善要望書

DAZNに物申したい。
DAZNが値上げしたことについては、我慢しよう。
Jリーグが見られるのはDAZNだけで、DAZNマネーでJクラブが潤っているのも事実だ。ビジネスである以上赤字にするわけにはいかないので、採算が取れる金額まで値上げするのはJリーグが見たい以上我慢するしかない。DAZN以外のメディアがJリーグの放映権を獲得したとしても結果は同じになるはずだから。

納得がいかないのは、サービスの向上を図る意識を感じないことだ。
DAZNの方針を見ているとサービスの向上=コンテンツの充実という方程式があるように感じる。もちろんコンテンツの充実は有り難いが、実際DAZN加入者の多くは、まさにフットボールフリークが多いと思うのだが、正直CLやPLなどを始めフットボールフリークが本当に見たいと思っているサッカーコンテンツはかなり失っていると感じている。それでもJリーグガチ勢であればDAZN一択しかない。経済的に余裕があれば、その他の動画配信サブスクにも加入するだろうが。

前回の値上げの際に退会者が少なかったことが二度目の値上げに踏み切った理由のような発言も見られたが、Jリーグガチ勢にとってDAZNは最早ライフラインなのだ。経済的に余裕がないからと言って電気ガス水道を止めるわけにはいかない様に、経済的に余裕がなくてもJリーグの視聴環境を失うわけにはいかない。だから当然大量に退会するという現象は起きないだろう。DAZN経営者にはJリーグの配信はユーザーにとってライフラインと同価値であると理解した上で経営判断を下していただきたい。

で、何が不満かと言えばコンテンツの充実以上に要望したいことがあるということだ。

私はDAZNの視聴環境としてPC、タブレット、スマホを状況に合わせて使い分けている。基本的に試合は大きな画面で見たいため必然的にPCで見ることが多い。見たい試合の時間が重複した時には同時視聴でPCとタブレットを並べて観戦。フットボールタイムやフットボールフリークス、ジャッジリプレイなどの試合以外のコンテンツはスマホで見ることが多い。

要望①
PC、タブレット、スマホでUIデザインの仕様が異なるが、とにかくPCのUIデザインが使いにくい。試合視聴時(試合のグレードで異なるが)に右画面にスタメンや予想布陣、リアルタイムスタッツが表示されるが、はっきり言って全く必要ない。PC視聴のユーザーは手元にスマホがあるのだから必要な情報が欲しければスマホで調べる。だってそもそもDAZNの試合配信前の時点で、スマホでスタメン調べてるし。
で、何が困るかというと右画面に不必要な情報を掲載しているせいで、画面サイズがこちらの都合に関係なく自動調整されるのがタチが悪い。
例えばブラウザを2つ立上げ、左ブラウザで試合を観戦しながら、右ブラウザでnoteの投稿をしたい時。左ブラウザの試合画面のサイズが勝手に自動調整になるために都合の良い画面サイズに調整ができない。
普通の動画配信サイトでは、通常の画面サイズと全画面表示の他に、YOUTUBEであればシアターモード、ABEMAであればワイド表示のような選択肢があり、ブラウザの横幅に合わせて画面サイズが自動調整されるシステムが実装されている。しかしDAZNには動画配信サイトであれば基本的な機能と言っていいこのシステムが実装されていない。明らかにスマホやタブレットを使用するユーザーを優先してPCユーザーの利便性については考慮されていない様に感じる。もっとPCユーザーに寄り添ったUIデザインに変更することを要望したい。

要望②
大変喜ばしいことではあるが日本人選手が欧州リーグで大活躍中である。全てをフルタイムで見るには時間がないのでハイライトで済ませることも多いが、大活躍したというニュースを知って見る場合はできればフルタイムで見たいと思う。が、何人も活躍した節は全部見るには相当に時間がかかる。
だから、見逃し配信については倍速再生を実装して欲しい。
DAZN側にはスポーツ観戦はリアルタイム視聴、見逃し配信であれば等速再生で見て欲しいという哲学があるのかもしれないが、そんなものはユーザーファーストで対応してもらわないと困る。もちろんユーザーによって意見は分かれるだろうが、色んな意見のユーザーに合わせて対応して欲しい。私は2022ワールドカップの日本の試合はリアルタイムはTV視聴し、ABEMAの見逃し配信で3回見直したが、全て1.5倍速で見たがそれでも十分に楽しめた。リアルタイム視聴でも得点シーンはスロー再生のリプレー映像が挿し込まれるように、倍速再生で見ていても得点シーンは等速再生にしてじっくりと見る。結局見たいポイントは同じで楽しみ方も同じというのが実感だ。倍速で見慣れているかといってリアルタイムで見る試合が遅く感じるかと言えば、個人的には全くそのようには感じない。なぜならリアルタイム視聴と見逃し配信は別物という認識でいるから。
基本的に倍速再生での見逃し配信観戦は試合結果が分かっている時の観戦方法であって、日本代表の試合をリアルタイムで見られずに、試合結果を遮断した上で見逃し配信で見る時は当然等速でフルタイム観戦する。
だってそりゃそうだろ。楽しみたいんだから。
これだけ日本人選手が活躍しているのだから出来ればフルタイムで見たい。でも日本人選手が活躍した見たい試合が多い。だからハイライトではなく、倍速再生を活用してフルタイム観戦して思う存分サッカーを楽しみたいのだ。時間がないのだからシステムでサービス向上を図って、全てのフットボールフリークがもっとサッカーを楽しめるように視聴環境に多くの選択肢を整えて欲しい。

言いたいことはもっとはあるが、とりあえずこの2点を改善して欲しい。
正直多くの動画配信サイトで実装しているごく普通のシステムなのだから、それほど難しい改善点だとは思わない。

DAZNに加入した時にすごく感動したことを覚えている。
何に感動したかというと加入のシンプルさに。
DAZN加入に必要な入力項目は、名前、メアド、クレジットカード情報の3点だけだ。
仮に加入者の個人情報が漏洩しても、そもそも持っている情報量が少ない。
今でも新たなサービスに加入しようと思うと、氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メアド、好きなコンテンツは何か、など、これでもかっていうほど個人情報を集めまくるサイトが未だに無数にある。(で加入すると何故か迷惑メールが急増する)
そういう中でDAZNの加入のシンプルさは異様でスゲー頭良い会社だなと思って感動した。
でも時間が経つごとに頭悪い会社だなと思うことが増えてくる。

始めに行ったように値上げについては、我慢する。
だからコンテンツの充実以外のサービス向上にもっと真剣に取り組んで欲しい。
というか、DAZNの生き残る術はそこに掛かっていると思うんだけど。

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