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鞆の浦とポニョ
宮崎駿さんは鞆の浦で2ヶ月間滞在し、崖の上のポニョを描いている。ソウスケの家やボニョを発見する崖の場所、リサが車で橋を突破する場所など、見て分かる場所が多々ある。宮崎駿さんが滞在した目の前には弁天島がある、その向こうには仙酔島が見える、通称「亀島」とも言われて龍宮城伝説のお話しがある。
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アニメの中でこの弁天島と仙酔島がポニョの母親グランマンマーレとリサが話していた場所、介護を受けていたおばあちゃん達が元気に立っていた場だと考えると、鞆の浦をモデルにしたことで鞆の浦に訪れる人が来ることを宮崎駿さんが見越していたのであれば「見えているものを見えていないように描く」ことが宮崎駿さんのメッセージだったのではと思えてくる。
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朝鮮通信使に「日東第一形勝(対馬から江戸までの間で最も美しい景勝地)」と絶賛された美しい眺め、50年に一度の竜舌蘭と140年に一度の月食に浮かぶ弁天島を眺めながら、鞆の浦は月の裏かなと吾酔いしれる。
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