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創作するかた必修!ドラマ【重版出来!】


こんにちは、ともるです。

マンガの担当編集さんがついていただくことになってから2ヶ月ちょっとが経ちました。

人と一緒にマンガを作るという経験をするなかで、
物語を本気で作るとはどういうことなのか、ものすごく勉強させてもらってます。

そして編集さんという人が、物語を作ることに対してどれだけ熱量があって、すごい人なのかというのも実感しています。

世の中のいろんな編集さんたちが、
どんな思考で物語を考えているのかを深く知りたくて、
記事やYouTubeなどを漁ってみているのですが

知れば知るほど、編集さんの脳内って面白くて、
そして、世の中の物語がものすごく細かいところまで練って作られていることが分かって、
勉強になることばかりです。

そんななかで、
むかし見たあるドラマを見たくなって、
先日、一気見してしまいました。

そのドラマとは、
2016年にTBS系で放送されていた「重版出来!」(じゅうはんしゅったい)。

主人公は黒木華さん演じる、
とある出版社の漫画雑誌の編集部に配属された新入社員・黒沢心。

漫画編集者として心がさまざまな人と出会い、ぶつかりながら、
「良い編集者とは何か」を見出していくお話です。

リアルタイムで見ていたときも、
すごく面白くて感動した記憶があったのですが

今回、創作する人間としてのめりこんでいるこのタイミングでもう一回見てると、
あまりにも刺さるシーンや言葉がたくさんありました。

このドラマでは、漫画編集部を中心に、
プロの漫画家や漫画家の卵、
営業担当、
本屋の店員さん、などなど、

漫画を作って売るために奔走する、色々な立場のキャラクターが登場します。

物語を好きな気持ちだけではどうしようもない現実に直面して、
それでも少しでも多くの人々に届けるためには、どうすればいいのか。

毎話毎話が濃密で、飛び出す言葉の数々に、

創作に生きる方々であれば、
熱いものを感じずにはいられないと思います。


また、ストーリーもさることながら、とにかくこの物語の中に流れる哲学や価値観が本当に素晴らしい。

創作する人であるということ抜きにしても、ひとりの人間としてこんな風に生きたいと思える要素がたくさんあります。

本当は、名言の数々をここに載せていきたいのですが、
やっぱり実際にドラマを通して感じてほしいので、載せません(笑)

ぜひドラマを見てください。

というより、見たほうがいい!!です。


ちなみに、
脚本は「アンナチュラル」「MIU404」の野木亜希子さん。

もうこれだけでも、
面白いドラマだろうということが分かりますよね…?^^


わたしのお気に入り回は第三話、
アオリで煽るシーンです。

とりあえず三話まででも見てほしいです…!

Huluなら2週間無料で見れるみたいなので、ぜひ!
(Huluのまわしものみたいになってしまいましたが)


少なくとも、創作するかたであれば
見て損は絶対にしません!!

最後に…
ドラマに出てきた言葉は載せませんとさっき書いたのですが
ひとつだけ、ネタバレにならないものを一部載せさせていただきますm(__)m

小日向文世さん演じる、プロ漫画家・御蔵山先生が、
永山絢斗さん演じる、人とのコミュニケーションが苦手な新人漫画家・中田くんに語りかけるセリフです。

このおにぎりを一個作るのにどれくらいの水が使われてるか知ってますか?

米作りから考えると、270Lもの水が必要です
それをバーチャルウォーターと呼ぶそうです
最近ネットで知りました

その水にほとんどの人が気づかない
でも見えない水を想像したほうが、世界はもっと広がる
わたしもまだまだ知らないことだらけです

中田くん、君が思っているよりずっと、世界は広いよ

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