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春になったら桜を愛でる

ここ二週間ほど多忙な日々だったのですが
落ち着いたのでお花見に行ってきました。

引っ越して鴨川に近くなったので半木(なからぎ)の道へ。
いい天気と桜が見ごろだったのですごい人でした。
茶店や屋台が出ていました。
対岸ではレジャーシートやキャンプはって
お花見している人がいっぱい。

飛び石に沢山の人が。

カフェでコーヒーをテイクアウトして
ベンチに座ってほっこりしました。

鴨川って本当にいい場所やなぁとしみじみ。
流れてる時間がなんともゆっくりでおおらか。

春に花見をできるかどうかはなんとなく
春の心のゆとりの指標みたいな感じに
自分の中ではなっています。

鴨川は好きな場所なので鴨川でお花見できたら
それは嬉しいのだけど
去年までは京都市内の別の場所に住んでいたので
家の近くにある桜の名所に行っていました。

今思えば桜を楽しむようになったのは大人になってからです。
子供の頃は桜の花は正直好きじゃなくて
散ったあとの花びらが地面に落ちて茶色になっているのが
汚いから好きじゃないと思っていました。

なんで桜が咲く咲かないであんなに騒ぐんだろうなと
子供ながらに思っていました。

でも、しだいに春が来ると桜が咲くのを心待ちにしている
自分がいることに気がつきました。
春先は体調が不安定になりやすく、
家の中から出られず寝たきりの時期もあって
そういうときは通院の移動の車内でちらりと桜を窓越しにでも
見るとすごく嬉しくなったのを憶えています。

桜、ぱっと咲いて、散り際も儚くて美しいですよね。
私は冬の葉も枯れ落ちて枝だけになって
じっと春を待つように芽を伸ばしている時期が
凛として佇まいでいちばん好きなのですが
蕾もかわいらしいし、葉桜もさわやかだし
桜吹雪には息をのむように魅了されてしまいます。

桜はなんか蠱惑的な美しさがあると思います。
人を夢中にさせるなにか。

桜ソングとか平成に流行りましたが、
桜を題材にした文学や小説も多いですね。

私が好きなのは坂口安吾の『桜の森の満開の下』。
梶井基次郎の『桜の樹の下には』も好き。

ちょっと仄暗い内容が影があって好きです。

自分でも桜を題材にした小説はいくつかあるのですが、
割と花より団子的な作品が多いです。

桜餅や三色団子も好きなのですが
桜味のドリンクやスイーツは正直あんまり
好きではないです。

そういえばいつも花見と言えば
桜の咲いている場所を散策するだけで
ブルーシートで宴会は一度もしたことがない私。

チャンスがあれば一度経験してみたいです。

#花見 #雑文 #散文

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