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【ADVゲームレビュー】忘れ物探偵と放課後のショートフィルム / リアル脱出ゲームオンライン (2022)

忘れ物探偵と放課後のショートフィルム/リアル脱出ゲームオンライン

「忘れ物探偵と消えた少女」の続編となる、シリーズ第二弾の持ち帰り謎。


内容紹介

平和な町から一人の少年が消え、そして町では事件が起こり始めた。
相次ぐ放火事件。
その事件現場は少年が失踪前に撮影していたフィルムとまったく同じ場所だった……!

あなたは、現場に残された物から持ち主の特徴や行方を推理する「忘れ物探偵」。
少年が残したのは、フィルムの切れ端やトランプ。
薄汚れたカチンコなど、ガラクタばかり。

そんな「忘れ物」を手がかりに捜査を進めると、やがてあなたは、少年が仲間たちと作った秘密基地にたどり着くが……。

少年に何が起きたのか?
町で起こっている放火事件と消えた少年の関係は?
様々な証拠品を実際に手に取り、五感を駆使して失踪事件の真相に迫れ!

SCRAP



解説/感想(ネタバレなし)


忘れ物を手掛かりに、失踪した人物を探す。
大まかな構図は一緒だが、並行して放火事件が発生していたり、暴力団が暗躍したりと、なんだかきな臭さは増したかな。

前作は当時8歳だった長女が興味を示して一緒に遊んだのだが、今度は現在7歳の次女が食いついてきた。
やはり、実際にカチンコやフィルムを見ながら何かを探るというのは面白そうに映るらしい。
ただし、難易度は少し上がった印象。
チュートリアル的な最初の調査の時点で、なかなか苦戦してしまった。
コツを掴んでしまえばすいすい進むが、スマホやインターネットをバリバリ使うことが前提にはなっているので、ノーヒントで進むつもりなら子供と一緒にプレイは難しいのが現実か。

このシリーズの特徴は、なんといっても没入感だろう。
実際にあるSNSやWEBツールを多く使うことで、本当にそこに登場人物たちが生きているような気がしてくるし、なんというか、ゲームがリアルに侵食していく背徳感がある。
特に本作は、SNSだけでなく実在の店舗などとクロスオーバーしている部分もあるので、ワクワク感はスケールアップしたと言えるだろう。
XがまだTwitterだったりするなど、2022年時点と食い違う部分はどうしても出てしまうのが残念ではあるが、情報の鮮度なども重要になってきそうなので、これ以上乖離が生じないうちにプレイしたほうが良さそうだ。

前作で、整理された続編が出たら化けそう、と感想を書いたのだが、まさにそのとおりになったのでありがたい限り。
やっていることはほぼネトストなので、このギミックに驚かなくなったら危険信号だな、と思うようにはしておこう。

#心に残ったゲーム

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