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AIにヴィジュアル系の定番フレーズを可視化してもらった。

AIに何かしてもらおうシリーズ。
前回までは、「AIのべりすと」にレビューをさせたり、アンサーソングを書かせたりしてみたのだけれど、今回は、少し前に流行った「dream」を使って、ヴィジュアル系の頻出単語について可視化してみようかと。
だって、「薔薇」とか「十字架」とかはみんな同じようなイメージを持っていると思うのだけれど、ヴィジュアル系特有の表現って、実際に見たことがないものも多いじゃない。
もし、恣意性を含まないAIが絵を描いてくれるのであれば、共通理解を深め、どっぷり歌詞の世界観に浸れるのでは。
何より、AIの進化にドキドキワクワクさせられたい。

ちなみに「ヴィジュアル系」はこんな感じ。
解像度の低い昔のライブ映像みたいな雰囲気があり、わりと期待感が高まるのではないでしょうか。



約束の丘

まずはド定番、約束の丘。
丘の頂上に1本だけ木が生えているのが、いかにもな感じです。
街を見下ろせるし、待ち合わせもできそうだし、街並み的に、鳴りやまない鐘を鳴らす教会もありそう。
思った以上にそれっぽいのが出てきたのがテンションが上がりますね。
この丘で約束したい。



絶望の丘

丘ついでに、もうひとつ。
「アクロの丘」、「メギドの丘」とともに三大丘と言われる「絶望の丘」ですが、他のふたつに対して、ひとつだけ具体的な地名ではない気がして、個人的には納得していない部分があるのですよ。
だとすれば、固有名詞である、とその風景画を目に焼き付けてしまえばいいのでは。
そんなわけで描いてもらったのですが、近くにマンションが建っていました。
魔法のような幸せはどこ?
近代化の波は、もうここまで来ています。



溺れる魚

こいつです、何度も何度も溺れているのは。
フォルムからして泳ぎが得意ではなさそうですし、進化を間違えた感じ。
単眼であることを踏まえると、生息地は深海でしょうか。
普段はチンアナゴのように穴に埋まって生活していて、何かの拍子で泳いだところ一定数溺れてしまうような生態なのかもしれません。
「溺れる魚」は相当な頻出単語ですので、イメージとともにしっかりと覚えておきましょう。



飛べない翼

常識的に考えれば、ペンギンとかダチョウの羽に近いものが飛び出すかと思ったのですが、めちゃくちゃ飛べそうじゃない。
でも、飛べない翼で大空に羽ばたく、なんてシチュエーションはヴィジュアル系的には正しいイメージと言えるのかも。
そして、セオリー通りに堕ちていくのでしょうね。
冷静に見てみると、左右で生え方が微妙に異なっているから、バランスをとるのが難しそう。
この翼では飛べない理由、深く深く堕ちていく理由は、翼がアシンメトリーだったからという新解釈。



レイラ

レイラ

人物名としての頻出単語と言えば、"マリア"がトップを爆走中なのでしょうが、彼女についてはテーマ性が明確。
イメージの乖離はそれほど生じていないのでは、と推測するものの、"レイラ"については、イメージが定着しにくいのでは。
そんなわけで、AIに人物画を描いてもらったのだけれど、なかなかパンチが強いヴィジュアルでしたね。
ちなみに、"マリア"が陳腐化してしまったせいか、英国圏での名称である"メアリー"の使用頻度が高まってきた感が。
こちらも同じ画風に設定したうえで描いてもらったところ、さすが神秘性が高く、神々しい仕上がりに。
AIは、ちゃんと世界観を理解しているのです。

メアリー



頻出単語というには微妙かもしれませんが、「残-ZAN-」の登場以降、「残華」、「残想」など、「残〇」というタイトルや歌詞が一般化した印象。
なんとなく"残"という響きが、”ヴィジュアル系っぽいもの"と認識されているような気がします。
ところで、"残"単体では、何が残っていたのか気になりませんか?
試みにAIに絵を描かせてみたところ、意外なものが。
本人が亡くなり、後に残った車椅子。
赤く染まっているのも意味深です。DEATH TRAP。


これぞまさしく、歪めた残酷(げんじつ)絵...…
と言いたいがために「残-ZAN-」で締めました。
AI技術の進化はめざましいですね。



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