【ミステリーレビュー】遠まわりする雛/米澤穂信(2007)
遠まわりする雛/米澤穂信
シリーズ初の短編集となる、"古典部"シリーズ第四段。
あらすじ
省エネをモットーとする折木奉太郎だったが、古典部の部長・千反田えるの依頼により、地元の祭事「生き雛まつり」へ参加することになった。
十二単をまとった"生き雛"が町を練り歩く、テレビ局が取材に来るほどの伝統行事なのだが、連絡の手違いで通行予定の橋が工事中に。
このままでは開催中止に陥ってしまう。
えるの機転で祭事は無事に執り行われるが、その「手違い」が気になった彼女は、奉太郎に真相を