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ミステリー小説を中心としたノベルレビュー
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記事一覧

【ミステリーレビュー】紙鑑定士の事件ファイル 紙とクイズと密室と/歌田年(2023)

紙鑑定士の事件ファイル 紙とクイズと密室と/歌田年 "紙鑑定士の事件ファイル"シリーズの第三…

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【ミステリーレビュー】天狗屋敷の殺人/大神晃(2024)

天狗屋敷の殺人/大神晃 新潮ミステリー大賞最終候補となった大神晃のデビュー作。 内容紹介 …

魚がとれた
2週間前
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【ミステリーレビュー】六法推理/五十嵐律人(2022)

六法推理/五十嵐律人 現役弁護士作家・五十嵐律人による青春×リーガルミステリー。 内容紹…

魚がとれた
1か月前
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【ミステリーレビュー】invert 城塚翡翠倒叙集/相沢沙呼(2021)

invert 城塚翡翠倒叙集/相沢沙呼 相沢沙呼による"城塚翡翠"シリーズ第二弾。 内容紹介 解説…

魚がとれた
1か月前
7

【ミステリーレビュー】朱色の研究/有栖川有栖(1997)

朱色の研究/有栖川有栖 "作家アリス"シリーズとしては「スウェーデン館の謎」以来の長編とな…

魚がとれた
1か月前
7

【ミステリーレビュー】イデアの再臨/五条紀夫(2024)

イデアの再臨/五条紀夫 「クローズドサスペンスヘブン」の奇才・五条紀夫による"メタ"学園ミ…

魚がとれた
2か月前
7

【ミステリーレビュー】黄土館の殺人/阿津川辰海(2024)

黄土館の殺人/阿津川辰海 館四重奏シリーズの第三弾となる阿津川辰海の長編ミステリー。 内容紹介 解説/感想(ネタバレなし) シリーズ名は、"館四重奏"となったようで、"地水火風"の4元素と"春夏秋冬"を組み合わせて、クローズドサークル環境下での館モノを描くとのこと。 夏の山火事をモチーフにした「紅蓮館の殺人」、秋の水害をモチーフにした「蒼海館の殺人」に続いて、冬の地震がテーマとなる「黄土館の殺人」。 最終巻は春の風害となるはずだが、どのように締めくくるのか気になるとこ

【ミステリーレビュー】准教授・高槻彰良の推察8 呪いの向こう側/澤村御影(2022)

准教授・高槻彰良の推察8 呪いの向こう側/澤村御影 澤村御影による民俗学ミステリーシリーズ…

魚がとれた
2か月前
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【ミステリーレビュー】六人の超音波科学者/森博嗣(2001)

六人の超音波科学者/森博嗣 瀬在丸紅子と阿漕荘の面々による森博嗣の"V"シリーズ第七弾。 内…

魚がとれた
2か月前
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【ミステリーレビュー】名探偵のままでいて/小西マサテル(2023)

名探偵のままでいて/小西マサテル 放送作家として知られる小西マサテルの小説家としてのデビ…

魚がとれた
3か月前
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【ミステリーレビュー】リピート/乾くるみ(2004)

リピート/乾くるみ タイムリープ+ミステリーの代表作とも言える、乾くるみによる青春ミステ…

魚がとれた
3か月前
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【ミステリーレビュー】神のロジック―次は誰の番ですか?/西沢保彦(2021)

神のロジック―次は誰の番ですか?/西沢保彦 2003年に発表された「神のロジック 人間のマジッ…

魚がとれた
3か月前
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【ミステリーレビュー】法月綸太郎の消息/法月綸太郎(2019)

法月綸太郎の消息/法月綸太郎 シリーズ第一作目から30周年、"法月綸太郎"シリーズとしては現…

魚がとれた
4か月前
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【ミステリーレビュー】十角館の殺人(アフタヌーンKC)/綾辻行人、清原紘(2019)

十角館の殺人(アフタヌーンKC)/綾辻行人、清原紘 1987年に発表された綾辻行人の代表作「十角館の殺人」を清原紘のイラストによりコミカライズしたリメイク作品。 内容紹介 解説/感想(ネタバレなし) 映像化不可能と言われた、新本格ミステリーの金字塔。 まさかの実写ドラマ化も話題になっているが、一足先にコミカライズ化されていたのが、アフタヌーンKC版である。 著者である綾辻行人が完全監修。 コミック化によって、"コナン・ドイル"であるところの江南孝明が、女子大生・江南あ