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ミステリー小説を中心としたノベルレビュー
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記事一覧

【ミステリーレビュー】密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック/鴨崎暖炉(…

密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック/鴨崎暖炉 葛白香澄と蜜村漆璃による密室シ…

魚がとれた
4時間前

【ミステリーレビュー】ガリレオの苦悩/東野圭吾(2020年)

同シリーズの長編「聖女の救済」と同時刊行となった東野圭吾の"ガリレオ"シリーズ第四弾。 内…

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【ミステリーレビュー】廃遊園地の殺人/斜線堂有紀(2021)

廃遊園地の殺人/斜線堂有紀 "廃墟探偵"シリーズの第一弾となる斜線堂有紀の長編ミステリー。 …

魚がとれた
3週間前
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【ミステリーレビュー】まどろみ消去/森博嗣(1997)

まどろみ消去/森博嗣 森博嗣としては初の短編集となった全11編のミステリィを収録した1冊。 …

魚がとれた
1か月前
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【ミステリーレビュー】眼球堂の殺人〜The Book〜/周木律(2013)

眼球堂の殺人〜The Book〜/周木律 第47回メフィスト賞を受賞した周木律による"堂"シリーズの…

魚がとれた
1か月前
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【ミステリーレビュー】呪殺島の殺人/萩原麻里(2020 )

呪殺島の殺人/萩原麻里 "呪殺島"シリーズの第一弾となる長編ミステリー。 内容紹介 解説/感…

魚がとれた
1か月前
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【ミステリーレビュー】探偵AIのリアル・ディープラーニング/早坂吝(2018 )

探偵AIのリアル・ディープラーニング/早坂吝 早坂吝による"探偵AI"シリーズの第一弾。 内容紹介 解説/感想(ネタバレなし) 探偵役も犯人役も人工知能、という異色のシリーズ。 もっとも、ドラえもんで育っている日本人にとっては、そこまで抵抗がない設定ではなかろうか。 AIの学習の段取りが、ある程度実態に即しているため、理系ミステリーと言えるのだけれど、AIが人間らしさを手に入れるまでの過程の物語とすれば、ライトノベル的でもある。 序盤は、いかにもAI。 本当にこうい

【ミステリーレビュー】友が消えた夏 終わらない探偵物語/門前典之(2023)

友が消えた夏 終わらない探偵物語/門前典之 三冊分のトリックが詰め込まれたと称される門前…

魚がとれた
2か月前
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【ミステリーレビュー】掟上今日子の遺言書/西尾維新(2015)

掟上今日子の遺言書/西尾維新 "忘却探偵"シリーズ4作目となる長編ミステリー。 内容紹介 …

魚がとれた
2か月前
2

【ミステリーレビュー】夏休みの空欄探し/似鳥鶏(2022)

夏休みの空欄探し/似鳥鶏 似鳥鶏による、ボーイミーツガール×暗号謎解きミステリー。 内容…

魚がとれた
3か月前
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【ミステリーレビュー】赤緑黒白/森博嗣(2002)

赤緑黒白/森博嗣 Vシリーズの完結編となる森博嗣の長編ミステリィ。 内容紹介 解説/感想(…

魚がとれた
3か月前
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【ミステリーレビュー】朽ちる散る落ちる/森博嗣(2002)

朽ちる散る落ちる/森博嗣 「六人の超音波科学者」の直接的な続編となる、Vシリーズの第9弾。…

魚がとれた
3か月前
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【ミステリーレビュー】捩れ屋敷の利鈍/森博嗣(2002)

捩れ屋敷の利鈍/森博嗣 S&MシリーズとVシリーズとが交わる、森博嗣の長編ミステリィ。 内容…

魚がとれた
4か月前
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【ミステリーレビュー】紙鑑定士の事件ファイル 紙とクイズと密室と/歌田年(2023)

紙鑑定士の事件ファイル 紙とクイズと密室と/歌田年 "紙鑑定士の事件ファイル"シリーズの第三弾となる歌田年の連作短編ミステリー。 内容紹介 解説/感想(ネタバレなし) 慣れって凄い。 過去2作は、自身の持つ紙の知識と土生井や團といった造形家の知識を組み合わせて、なんとか真相に辿り着いていた渡部だが、本作では彼らをモブキャラに追いやってしまった。 探偵が板についてきたといったところで、なんだか頼られ方まで堂々としている。 サブタイトルにはじめて"紙"が入るのも、渡部が力