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哀悼も学ばなければ身につかぬ感情となった8月の世界

つまりこの事を短歌にしたわけで。

この件で「ヴァチカンのエクソシスト」のプロデューサーであるという方が「アメリカの若者には歴史認識が無い」と仰っていた。
その方は「アメリカの若者」の代わりに、謝罪の言葉を述べていらした。

いろんな人の意見を眺める中で、どうも「アメリカの若者には歴史認識が無い」という表現のなかに「ちゃんとした教育を受けられないとそうなってしまう」という意味合いも含まれるのだよ、という主旨の発言をされている人を見かけた。
先日トレバー・バウアー氏が広島にいらした際に、原爆についてとても言葉を選んで哀悼の意を表してくださった動画を、私は見たばかりだった。
そのことがふと頭に浮かび、そうかそもそも #Barbenheimmer で遊んでいる層は、広島に来て平和記念公園を訪れることなど、何があってもまず起こりえない環境に生きているのだな、と変に納得した。

とはいえ「哀悼」という感情は、たとえ学校に通っておらずとも自然と身につくものでは無いのだろうか?
勿論、良心の呵責を覚えられない障がいを持ち合わせて生まれた人は別として。

「あの雲の下でたくさんの人が亡くなった」という情報くらいは、ネットミームや二次創作でふざけようとする際にも多少なりとも流れてくるだろう。
そこで一旦立ち止まることを―否、若者が、というより、立場的にはまっとうな「大人」であるはずの…「バービー」の公式アカウントが、何故できなかったのか。

日本も悪いことをしたから云々、という点でずらせる話なのではないと思うのだが、とりあえずのワーナーからの謝罪でこの件は終わりに「させられそう」な雰囲気なのが解せない。


忘れられぬ夏ならば日本は毎年だ78年間


#NoBarbenheimer

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