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【フリゲ感想】ひつじさんへっどふぉん

この記事の文字数は約3,500字です!

おはこんにちばんは! 富井サカナです。
今回は絵本のようなアニメのような温かい作品のご紹介。
しかも作者さんの力量の半端なさも実感できる1作です。
ワタクシ、既に本作は通しで6周プレイしてます。ホント珍しいことに!

1.どんなゲーム?

今回紹介したいのは、七色鳥さんの「ひつじさんへっどふぉん」です!!

【制作】七色鳥 様
【制作ツール】ティラノスクリプト
【プレイ時間】30分程度
【ジャンル】分岐なしのボイス付き絵本
【KW】絵本
【筆者プレイ時期】2022年10月にプレイ
【筆者プレイ状況】これまでのところ5周プレイ
【特記事項】LINEスタンプがありますよ!!

【あらすじ】
ひつじさんへっどふぉん誕生の物語。

【一言でいえばどんなゲーム?】
ゲーム自体は心温まる一歩で、つい作者の力量に驚嘆してしまうゲーム


2.こんな方に特におススメ!

・楽しくてほっこり笑って優しい世界観に癒されたい人
本作は「ボイス付き絵本」と銘打っているだけあって、
やさしいせかいで素敵ななかまと出会うハートフルなお話です。
起承転結がとてもはっきりして一本筋の通ったお話なので、
大人でも十分に楽しめる一作になっております。
(後述しますが子どもはもうこの上なく楽しんでいました)


・個人制作の最高峰が気になる人
いい歳して絵本はちょっと、という人もいるかもしれませんがちょい待ち!
誰だって昔は子どもだったわけで、
良質な本作に触れればきっと何かしら感じるものはあるはずです!

それでもあまり興味が湧かないなら邪なきっかけでどうぞ。
本作の作者さんは取得スキルが多岐にわたっており、
ほぼ全てのスキルが超一線級という恐ろしいクリエイターの方です。
ノベコレで2,000作近くプレイした私がベッタリとお墨を付けます!
個人でここまでやれちゃうという人がいるという現実を垣間見ましょう。

驚異の担当領域は以下です。
「脚本・絵・声・音楽・効果音・動画・作詞作曲」
私がこのレベルになるには人生15周分くらいは必要そうだなと思います。
いや、何周したところで無理かも。

私自身ゲーム制作でグラフィックと音楽・効果音以外を担当していますが、
テキスト、スクリプト全般(ちょっとした演出とかUIとか)だけでも
いつもヒィコラしているのに遥か前方(高み?)を進んでらっしゃる!
追いつけるわけもないのでもう盛大に手を叩くのみです。


3.ネタバレなしの感想

ここではネタバレなしの感想を記載します。
ノベコレでの私の感想+補足という形にします。

👇こちらはノベコレでの私の感想へのリンクです
(そのままゲームのプレイ・DLページとなっています)

上記の感想では作者さんの担当領域うち、「脚本・絵・声」には触れている一方で「音楽・効果音・動画・作詞作曲」には触れていませんのでこちらを補足します。

・音楽・効果音
(もちろん力量あっての話ですが)個人制作の利点として、
世界観の統一というのはかなり大きいと感じます。
解釈ミスみたいなものがあり得ず、当然シンクロ率100%ですもんね。
本作のBGMはクオリティもさることながら、
常に絵本的世界観、シナリオとグラフィックにバッチリ合ってました。

ちなみに効果音については敢えて使用箇所を抑え目にしているのも印象的。
擬音を効果音でなく音声を入れているのは確実に正解だ!と思いました。

・動画
ノベコレの感想でも書いた通り、いつでもみんなのうたに採用できます。
子ども2人いる長期間視聴者の感覚として間違いないです。
むしろラインナップに加えた上でかなり良い部類に属すこと間違いなし。
視聴者層から外れている?小4の息子も映像見てきゃっきゃ言ってました。

本編プレイ後の身からして感じた嫌な大人の意見としても、
あれだけある本編とは別のグラフィックを用意しまくってるのが凄いです。
あと、技術を覚えたての場合は画面演出を過度にやってしまいそうですが、
雰囲気や曲に合わせて凄くちょうど良い塩梅でした。これが上級者や!

・作詞作曲
本作を通じたメッセージに対してこれ以上ないものだと思いました。
本当に、明日からでもみんなのうたで流してほしいくらい。
クソー、NHKが高校の友達を採用で落とさなければ直接伝えてたのに!
時代の要請ともバッチリ合ってますし、関係者見てくれないですかねぇ。

Aメロからサビまでずっとキャッチーで覚えやすいのも好きです。
すっと心に届くのでやっぱり音楽の持つ力って凄いなぁと素直に思います。
尺と伝わり方を考えたら本当に最強ですよね。

というわけで改めてプレイ・DLタイムとなります。
以下にリンクを貼りつけますので未プレイの方はいますぐどうぞ!


4.ネタバレありの感想

というわけでここからは完全にネタバレを含みます。
今回は趣向を変えて本作を紹介したところスゴイ食いつきを見せた
小学生男児2人(小1と小4)に遊ばせた際のレポートとなります。
プレイ済の方は「へー、そこでバカウケなんだ」とお楽しみください。

未プレイの方は必ず先にゲームのプレイをどうぞ!


↓ネタバレ記事開始カウントダウン5

↓ネタバレ記事開始カウントダウン4

↓ネタバレ記事開始カウントダウン3

↓ネタバレ記事開始カウントダウン2

↓ネタバレ記事開始カウントダウン1

スタート前からきゃっきゃきゃっきゃと楽しみにしており、
プレイ中は終始ニコニコと楽しんでおりました。
さすが「ひつじさんへっどふぉん」パワーは凄い。
ちなみに特に笑い声を上げて喜んでたのは以下のシーンとなります。
プレイ済の方は見ただけでどのシーンだか分かるかと!

・ばーん!
擬音のボイスがツボだったようです

・名乗るシーン
追い込まれて「ひつじさんへっどふぉん」と名乗ったところです。
嫌がりつつもねこさんの言った通りになっていたからでしょうか。

・キツツキ加勢シーン
これは私が「これくちばしなの?まさかお腹なの?」と茶々を入れながら、
後ろでグフグフ笑っていたのが誘い笑いになっただけかもしれません。
(個人的には一番笑ったシーンです)

・はっくしょん
ムズムズからのはっくしょんはドリフを見れば分かるように鉄板です。

・木が逃げるシーン
木に足が生えてあんな動きしてたら子どもなら声を上げて笑って当然です。

・動画
動画で特に笑っていたのは以下の3か所でした。
・ひつじさんへっどふぉん空を飛ぶの巻
・ひつじさんへっどふぉん海を泳ぐの巻
・ありさん小さすぎなので吹き出しで拡大の巻

個人的には冒頭の森を抜け出す時の「ぽーん」とか、
角のあるひつじが2足歩行に変わるシーンも爆笑するかと思いましたが、
上記個所ほど声を上げては笑わなかったので子どものツボはたまに不明だ!

そもそもお話が人生における大切なことを分かりやすく伝えるものですし、
単純にメチャクチャ喜んでいたので他の子持ちの方にもおススメっす!
あと保育士さんとか先生とか、自由時間に裁量で見せて欲しいっすわ。



ネタバレ防止緩衝地帯

ネタバレ防止緩衝地帯

ネタバレ防止緩衝地帯

ネタバレ防止緩衝地帯

ネタバレ防止緩衝地帯

ネタバレ防止緩衝地帯



5.おわりに

というわけで「ひつじさんへっどふぉん」の感想はこれでおしまいです。

冒頭で6周プレイしたと書きましたが、
初回プレイの際に連続で2回、感想送る前に1回、
子どもと1回、合間に1回、今回感想書く前にもう1回という感じです。
(作者さんのEXTRAでのコメントへのアンサーのようにアピールw)

前回紹介した「3MEN6P!」もそうなのですが、
プレイ時間は短めであっても長編を超えるような制作に多大な労力を掛けたゲームはやっぱり密度が濃い分だけエネルギーが大きいと感じます。
長編が好きと常々思っていますが、それは長編というよりは制作時に掛ける熱量×時間が大きいものが好き、ということなのかもしれないと思いました。

ちなみに作者さんが前回公開したゲームもとっても傑作です!

感想記事も以前書いています。プレイ済&プレイ前に悩んでる方はどうぞ。
(未プレイならとっとと遊びましょう!)


さて、今更気付いてしまったのですが、「作品紹介」の項と「どんなゲーム?+こんな方におススメ」の項の内容がモロ被りでした。
なんだか最近noteの感想記事書きにくいなと思っていたのですがそのせい。
というわけで今回は昔の形式に戻しました。多分今後もこのままです。


以上、富井サカナでした。
TGF2022期間中は「これはnoteで紹介したい!」というゲームが尽きなければ基本的には今後も週1では紹介・感想記事をアップ予定です。


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