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【フリゲ感想】可惜夜シリーズ

この記事の文字数は約4,700字です!

おはこんにちばんは! 富井サカナです。
今回は脱出ゲームのヒットシリーズのご紹介です。
一度ハマったらたくさん楽しめる嬉しいシリーズ作となります!

ノベルゲーじゃないだけあって随分と字数は絞れました!
自分の中で理想は3,000字くらいだったのでまだまだ絞りたい!

1.どんなゲーム?

今回紹介したいのは、「可惜夜」シリーズです!!
やっぱりシリーズものはサムネイルが並んでいると壮観!!

上から公開順で以下となります!
①可惜夜のからくり屋敷
②可惜夜のみつかね村
③可惜夜の愛州中学校
④可惜夜のあかすぐり

まだまだシリーズは終わらない気がするので、今後も楽しみです!

【制作】菊島姉子 様
【制作ツール】ティラノスクリプト・ビルダー
【プレイ時間】各作ともに1時間強程度、からくり屋敷のみ短め
【ジャンル】ホラー×脱出ゲーム
【KW】脱出、ホラー、謎解き、探偵×助手
【筆者プレイ時期】2021年11月までに全作プレイ
【筆者プレイ状況】全作True endまでクリア
【特記事項】登場人物がゲスト参加する作品(DANCING×DANCING)あり

【あらすじ】(私が適当に作成)
探偵事務所を構える難読苗字の南風原(はえばる)と、
そこで働く助手子がなんやかんやで毎度事件に巻き込まれますよ!

【一言でいえばどんなゲーム?】
Trueエンドへのギミックが毎回凝りまくりのホラー×脱出ゲーシリーズ!


2.こんな方に特におススメ!

・脱出・ホラー・謎解きのいずれかが好きな人
・Trueエンドを迎えるための凝ったギミックが好きな人
・シリーズ作品と聞くとワクワクする人

脱出・ホラー・謎解きというキーワードに食指が動く人はプレイ必須です!
様々なパターンでバッチリ怖いのでホラー要素もあるのですが、
個人的な印象としてはホラーはアクセント・スパイスであって、
本質的には謎解き・脱出ゲーなのかな、という印象を受けています。
これらのジャンルが好きな人は問答無用で即からくり屋敷からプレイだ!

私が本シリーズをとっても気に入っているのは、
普通に謎解きをして進めていってもTrueに到達できないところです。
きちんと内容を踏まえた行動を取ったり、
必要なアイテムを全て集めた上で適切な行動を取らないといけません。
このひとひねりが本シリーズを傑作たらしめてる理由かと思います。

やっぱりシリーズ作ってワクワクしますよね。
南風原はどこに行ってもトラブルに巻き込まれるし、
助手子はそんな南風原とはやや距離を置いて安全地帯にいるし。
今後のシリーズを経て二人の関係が変化するかどうかも見ものです。
南風原が助手子を名前で呼ぶ日は来るのか!?


3.ネタバレなしの紹介

まずはネタバレなしの紹介をここで書きます。

【作品紹介】
2020年のティラノゲームフェス終了後に颯爽と始まったシリーズ。
短期間の間に結構なボリュームを4作作られただけでなく、
なんと現在ノベコレサイトの歴代ランキングに全作入っております。
あかすぐり、愛洲中学校、みつかね村、からくり屋敷の順ですね。
最新作のあかすぐりのDL数が頭一つ抜けている感じがします。
私はシリーズ作は1作目からやりたい派なんですがもはやレアなのか!?


【脱出・謎解き】
ゲームのジャンルとしてとても大事な部分だと思いますが、
こちら謎解き自体の完成度もさることながらグラフィック差分が多いです。
「解けた」とか言われるだけに比べて画面の変化があると嬉しいです!

【ホラー】
ホラー要素の強さは作品ごとに異なりますが、不気味な雰囲気は共通です。
主人公の南風原さんはプレイングによってはスペランカー並に死にます。
いや、厳密には生死不明の謎の失踪を遂げます。
このしくじったら死ぬ緊張感もホラー要素を高めています。

【True Endへのギミック】
本シリーズを名作たらしめているのは確実にここだと思います。
全ての謎解きが終わってめでたしめでたしとは問屋が卸しません。
普通にクリアしただけではベストな結末を迎えられないのが魅力です。
無事に閃いてクリアを迎えると大きなカタルシスが味わえます。

というわけで未プレイの方はここで上に戻って早速プレイ推奨です。
シリーズ作とはいえ個別作品ごとにちゃんと完結していますので、
気になった作品から遊んでも全然問題はないかと思います!
ちなみに、悩んだ場合は私が最推しなのはみつかね村です!!


4.ネタバレありの感想

ここからはそれなりのネタバレを含みます。
謎解きゲーだからネタバレとかないと思わないでください!
前述の通りTrueを迎えるのが本作最大のギミックなわけで、
プレイする前に読んだら面白さが確実に半減しますよ!

というわけで全作のプレイが完了してから以下に進むようにして下さい。
未プレイの方は必ず上に戻って公式サイトからDL・プレイして下さい。
なお、今回は作品ごとの個別感想とします。

↓ネタバレ記事開始カウントダウン5

↓ネタバレ記事開始カウントダウン4

↓ネタバレ記事開始カウントダウン3

↓ネタバレ記事開始カウントダウン2

↓ネタバレ記事開始カウントダウン1

■可惜夜のからくり屋敷
記念すべきシリーズ1作目です。
「ホラー謎解き」「正常値ゲージ」だなんてそれだけでワクワクでした。
ツクール製のホラーゲームとかあまりやらないんで自分には新鮮でした。

改めて遊ぶと本作からシリーズの原型はほぼほぼできているのと、
それでもシリーズを通じて色々洗練されていったのが分かりました。
起動直後の超カッコいいロゴが未実装だったり(アプデでしてるかも?)
シリーズで一番正常値ゲージが活躍していたような気もしました。

再プレイをして親切だと感じたのはお面?の丁寧メッセージでしょうか。
セーブ推奨!と言われて素直にセーブをした後は、
動かしちゃいけない石を動かしてBAD直行までがチュートリアルですよね。
ただでさえ押すな押すな状態なので、セーブしたら絶対動かしますよ。
ダメよと言われるとやっちゃうのは遺伝子に刻み込まれているに違いない。
これでプレーヤーは南風原=スペランカーと正しく理解できるので、
後のシリーズ含めて全編通じてこまめなセーブの癖が付きました。
この石は偉大だな、と。

本作一の気持ちいいポイントは終盤のタイトル画像を使ったギミックです。
少し変わったデザインのタイトル画だな、なんて思っていましたが、
終盤でそういうこと!?となったときは単純にスゲーと思いました。
(せっかち&ぶきっちょで当初上手くクリックできませんでしたが)

よし、これでクリア!と思って以降も結構続いたので、
もうちっとだけ続くんじゃ仙人を思い出しましたが、
そこまで長くは続かずに無事にクリアできました。


■可惜夜のみつかね村
シリーズ2作目ですが、私は本作が一番好きです。
いきなりググっと洗練度が上がったというのもそうですが、
ギミックが好き過ぎて好き過ぎて絶対シリーズの感想書く!となりました。
ノベルゲーでもそうですが、こういうのが好きなんだよなぁ、と。

屋敷⇒村ということで移動範囲が極端に広がっています。
部屋を描けば良かったのが屋外やら家やらに変わって作画量が激増。
それでも最後までたくさんのグラフィックが楽しめたので、
さすが作者さんはお絵描きが大好物だけあるなぁと感動しました。

終盤のエンディング分岐は凄く納得感が高くてテンション爆上がりですね。
このパターンはやっぱりハマるとスゲーと思いました!
村の存在自体というか設定そのものもホラーの舞台として満点でした。
あと油に貨幣機能があるというのも普通思いつけないセンスだな、と。

初回プレイの時はタメが効果的、村は迷いまくりと思いましたが、
再プレイをすると演出は飛ばしたい、村はサクサク移動できる、
という感じで結構印象が変わったのも遊んでいてなんだか新鮮でした。


■可惜夜の愛州中学校
シリーズ3作目は廃校!選んだ舞台がそもそも王道でテンション上がる!
個人的には圧倒的にホラー度が高かったと思いました。
みつかね村やあかすぐりは不気味>ホラーという感じでしたが、
本作は圧倒的にホラーが上回っていました。シリーズいち怖ぇです。

今作はアイテムがかなりキーになっていて、
ここでそう使うの?みたいなことが何度かあってそれも楽しめました。
(ハンマーやハンドルは分かりやすいですが、定規は少し迷った)

他の作品に比べて移動の自由度が極めて高かったため、
しらみつぶし&行ったり来たりがやや多めのプレイングになりましたが、
絶妙な位置に設置されている掲示板に随分と救われました。

テンションが上がった部分と言えば何と言っても地下室です。
いやいや、こんなとこに地下室かよ!と突っ込みつつテンションMAXです。
個人のお屋敷とかじゃなく学校の保健室に地下室なんてアリなんかい!
教師を巡っての三角関係という真相もベタですが良かったです。
探索中にそんな感じの謎解きもちょこちょこ出てきましたから。

ちなみに女子高だとわりと女子生徒と先生が~みたいな話になるのに、
男子校だと若い女性教師に男子生徒がムラムラする、
以上の話になかなか発展しないのはなぜなんでしょう?


■可惜夜のあかすぐり
現状シリーズ最新作は豪華客船だ!
豪華客船と言えば殺人事件ですが、ホラー脱出ゲーでそうきたか!と。
地味に病院かホテルだな(俺天才)と思っていたので悔しかったです。

リアルでも方向音痴な自分ですが、
本作は豪華客船というレイアウトのおかげもあってか、
ほぼ迷うことなくサクサクと移動できたのが嬉しかったです。

謎解きの難易度は少し抑えめだった気がしますし、
過去イチの画面遷移のスピードもあって快適にプレイできましたね。
ハリウッド映画並のスピード感で豪華客船を動き回りました!

本作はバッジの通りエンディングが大きく3パターンありましたが、
この3つの分岐はいずれも良かったですね。
・救命艇を見つけて即飛び乗ると漂流エンド
・きちんとアイテムを入手すると脱出エンド
・条件を全て満たすことで初めてTrueエンド
といった感じです。

私はせっかちでうっかりなので救命艇を見つけた瞬間に乗り込みました。
操作方法すら完全に勘で、手探りでエンジン始動⇒海の藻屑でした!

Trueエンド後はビックリ展開があったので、今後の作品も目が離せない!


ちなみに

本作の存在を初めて知ったのは上記ツイートなのですが、
このグラフィックのインパクト絶大過ぎません!?


ネタバレ防止緩衝地帯

ネタバレ防止緩衝地帯

ネタバレ防止緩衝地帯

ネタバレ防止緩衝地帯

ネタバレ防止緩衝地帯

ネタバレ防止緩衝地帯


5.おわりに

「可惜夜」シリーズの感想はこれでおしまいです。
まだまだシリーズ作は続くようなので、のんびりと待ちたいと思います!?
メッチャ面白いシリーズなので、私が老後になるまで続いて欲しいですね?

最後に事務連絡です!
以下、作者さんによる攻略まとめ記事がありますので、
どうしても詰まった方はこちらをご参照ください。
但し、これを見ながらやっちゃうと面白さ半減なので要注意です!

もう1つ大事なこととして、
現在作者さんは長編ノベルゲームを制作中とのこと!
ボイス付きで気合が入って作られているようなのでこちらも楽しみです!


というわけで大人気のシリーズなので今更紹介しなくても感はありますが、
自分の備忘的なところもありますのでとりあえず面白い!感想書きたい!
となればあんまり何も考えずに書いていくようにしたいと思います。
だって、単純にこんなんシリーズで作るの凄ない?

以上、富井サカナでした。


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