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学校では教えてくれなかった③-手元に残らないお金たち-

地元の企業に転職をして1年。それまでは、東京に勤めていて、一人暮らしに飲みの誘い、毎月の給料も安く、毎月カツカツの生活をしていた。貯金はおろか、月半ばくらいでお金がなくなり、カードを使って金欠を先送りする生活をしていた。

東京は楽しく、友達も多くできたが、常にお金の不安を抱いている生活に疲れてしまった。その時、色々なタイミングが重なり、私は会社を退職し、地元に戻ることを決めた。

大学生活も含め7年ほど、一人暮らしをしていたが、地元に戻る際には実家暮らしにすることにした。引越しをするためにかき集めたお金が全てで、新規に賃貸契約ができる力が残っていなかった。

幸い、母親も快く迎えてくれたので、実家を拠点にバイトをしながらの就職活動を行うことにした。地元に戻ったらやりたい仕事を決めていたこともあり、3ヶ月ぐらいで新しい職場決まった。驚いたのが、東京にいた時よりも待遇が良く、休みも多いのに給料が高かった。

実家暮らしにしたおかげで出費も少なかった。

私は、これでお金の不安から解き放たれ、念願の貯金もできると安易に考えていた。しかし、現実は甘くなかった。

結論から言うと、お金は貯まらなかった。

収入が増えたのに、お金は貯まらなかった。

半年勤務しても手元にお金が残らなかった。しかも何にお金を使ったのか、私は自分自身でわからない。。

入るお金が増えたのに、お金の不安はなくならなかった。

お金の不安は、多少収入が増えただけではなくらない。ふとそのことに気づいた瞬間に恐怖で目の前が真っ暗になった。

お金の流れを管理して、きちんとお金を使うようにならないといけない。

そんな当たり前のことを私は社会に出てから1から学ぶことになった。

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