薄皮饅頭、そして

只今、出身地の郡山で仕事中です。薄皮饅頭で知られる郡山の和菓子の老舗、柏屋の朝茶会に行って来ました。

この朝茶会、毎月1日(1月を除く)の朝6時~8時まで柏屋本店で無料で薄皮饅頭と季節のお菓子がふるまわれ、お茶とともに語らいの場としてすでに半世紀の歴史があるとのこと。先月には記念すべき500回を迎えたそうです。高校時代、通学途中に立ち寄っていたという後輩のすすめで今回初めて朝茶会に参加したのですが、常連さんも多く和気あいあいとした雰囲気でした。


五代目・本名善兵衛さんとおまんじゅうのポーズ

初代が嘉永5年に薄皮饅頭の製造を開始して以来、柏屋を代々引き継いできた本名家は、実は音楽にも深い関りがあるのです。私が所属していた郡山ジュニアフィルでは本名昇三氏が長く後援会長を務め団の発展に尽力して下さいましたし、現柏屋会長・本名善兵衛氏の弟さんは世界的に活躍をする指揮者、本名徹次氏。他にもアマチュアながら管弦楽の強豪校でチェロを弾いていた方もいます。私、一度だけ彼の隣でチェロを弾いたことがあり、上手だったなと一方的に覚えているのですが。

薄皮饅頭とお茶に舌鼓を打ちながら福島県民なら誰もが知っている柏屋の本名家と音楽都市・郡山に思いを馳せた朝のひとときでした。

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