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日本人なら知っておくべき昭和天皇エピソード

4月29日は『昭和の日』、昭和天皇のお誕生日である。

そこで、昭和天皇とマッカーサーの会談について、ふれさせていただく。

昭和20年9月27日、陛下が自ら出向きマッカーサーと面会されて、仰られた以下のお言葉が日本を救った。

「戦争に関する一切の責任はこの私にあります。私の命はどうなってもいいが、天皇の名のもとに戦った人々や国民を救ってほしい(要訳)」

天皇は自分の命乞いに会いにやってきたと思っていたマッカーサーはこれを聞いて非常に驚き、「日本の将来に陛下は欠かせないと、この時確信した」と後に語っている。

昭和天皇との合計11回の会談を重ねていくうちに、マッカーサーは天皇のファンになっていく。

この年の11月、アメリカ政府は、マッカーサーに、昭和天皇の戦争責任を調査するよう要請した。

それに対して、マッカーサーは、「もしも天皇が、戦争犯罪人のかどで裁判にかけられれば、統治機構は崩壊し、全国的な反乱が避けられないだろう」とし、マッカーサーは、「戦争責任を追及できる証拠は一切ない」と、昭和天皇を擁護し、天皇制の存続を提唱した。

マッカーサーは、後に語っている。

「私は陛下にお出会いして以来、戦後の日本の幸福に最も貢献した人は天皇陛下なりと断言するに憚らないのである」

4月29日は、昭和天皇へ感謝をささげる日です。

着物デザイン教室(オンライン or オフライン)
https://www.jogan-kimono-design-school.com/

<参考>
『国語施策百年史』
『昭和天皇・マッカーサー会見 』
『昭和史 戦後篇 1945-1989』

●成願義夫 Jogan Yoshio プロフィール
株式会社京都デザインファクトリー代表取締役
伝統文様研究家、装飾画家、アートディレクター、着物デザイナー、グラフィックデザイナー、伝統産業商品開発アドバイザー

●代表作と最近の活躍
関西国際空港の初代ウエルカムボードのデザイン。
長野県善光寺の納骨堂の納骨壇の扉デザインの他、納骨堂のデザインは多数。
サッポロビールワインラベルなど、手がけたデザインは多数多岐に渡る。

●近況
2018年、秋、成願がデザインした金属製スマホケースが英国ウェールズ国立博物館に永久保管決定。
2018年、冬、和柄をテーマにした民放テレビ番組に解説者として出演。
2019年、春、ジョルジオアルマーニビューティー主催のイベント講師に招かれる。
2019年、夏、京都駅ビルのフォトスポット四箇所のデザインを手がける。
2019年、秋、京都高島屋のバイヤー向け『伝統文様勉強会』講師を務める。
2020年、埼玉県秩父市の招きで2日間に渡り講演会と伝統デザイン勉強会を開催。
2022年、NHKのテレビ番組『美の壷』に出演。

●近年はグラフィックデザイナー、壁面装飾画家、着物デザイナー、伝統文様研究家、伝統産業の商品開発アドバイザー、講演家として、テレビなどにも出演し、幅広く活躍中。  
著書は、和柄デザイン素材集を10冊以上執筆。総販売数は40万冊を突破。
また、著書の大人の塗り絵『和柄のヒーリングぬり絵ブック』(PHP研究所発行)は、累計6万5千冊を突破していまだにロングセラーを続けている。
成願の和柄デザイン素材集は日本中のデザイン事務所に、必ず1冊以上置かれていると言われている

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