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日本を世界のパワースポットに!!

『なぜ、日本が世界のパワースポットになるべきなのか?』

数年前、自民党が敵のミサイル拠点をたたく「敵基地攻撃能力」の名称を「反撃能力」と変えた上で新たな武器を保有するべきだとの提言をまとめた。
これは彼の国の武器商人達から言わされた言葉だと、私は思っている。

ところで、居合などの武道では『後の先(ごのせん)』という教えがある。
柔道では「返し技」とも言われる。

真剣勝負では、相手が抜いた後に相手を先に斬ることを意味する。
だが、あくまでも相手が抜くのが先だ。

しかし、結果として、相手より先に斬る。

これが「後の先」だ。

真剣勝負では、斬られてから反撃することは、まず不可能だから、相手より先に斬れるか?が、生死を分ける。

そして、相手が先に抜いたことが相手を斬る為の理由となる。

現在、日本の防衛はこの『後の先』を機能させようとしている。

ところが、現実的には、この『後の先』は不可能だ。

そもそも、どのタイミングをもって、相手が刀を抜いたと判断するのか?
そこが、非常に難しい。そして、その判断を時は待ってくれない。

この判断を早まるとこちらが先制攻撃したことになる。
結局日本の「反撃」は相手に斬られてから斬り返す『後の後』になってしまう。

真剣勝負では斬られてから切り返すことはほぼ不可能に近い。

優れた剣術家は実戦では相手の腕を切る。
つまり、刀を持てなくして、反撃できなくするのだ。

その後にとどめを刺す。

これは、現在の戦術においても、敵の反撃能力を機能させないことを考えるのは常識だ。

だから、日本の殴られてから殴り返すという論理は「絵に描いた餅」つまり『お人好しの論理』だ。

ところで、武器商人達はできれば定期的に武力を伴う国際紛争が世界のどこかで起こって欲しいと思っている。

そのことが、世界中から武力を伴う紛争が、未だに無くならない理由にも深く関わっている。

巨大マネーで世界を動かす資本家達が考えているのは、次の戦場をどこにするか?だ。

日本が戦場に選ばれない理由が少しずつ減り始めている。

自衛隊や防衛省のお偉方も馬鹿じゃ無いので、そのことはわかっている。

しかし、問題は、日本の政治家はアメリカの顔色を見ずに何も決められないという現状と、日本国民の無関心だ。

第二次世界大戦敗戦直前、アメリカが原爆投下の場所を決める際、原爆を開発した天才科学者ノイマンは京都への原爆投下を強く進言していた。
理由は言わずもがな。
その他、奈良、皇居なども候補に上がったが、結局投下した場所は広島と長崎だった。

では、なぜ、京都や皇居に投下しなかったのか?

日本人はこの理由を考える必要がある。

日本にとっての防衛は、結論を言うと日本中が京都や奈良になることではないだろうか?

もっと言えば「日本だけは攻撃したくない」と世界中の人々に思わせることだ。

これを「先の先」(せんのせん)という。


大塩平八郎の乱の際、豪商の鴻池は焼き討ちに遭っているが、同じく豪商の大丸は、「大丸は義商なり、犯すなかれ」と、大塩平八郎が皆に命じて守ったので難を逃れた。

大丸と鴻池の明暗を分けたのは何だったのか?

義憤に駆られて起こした反乱に賄賂などは、もちろん効かない。

本当の理由を私達は学ぶ必要がある。
学べば、日本は世界にとって犯すことができない、無くてはならない国になるべきだと思うはずだ。

少子高齢化が加速し人口は確実に減っていく日本。

日本の明るい未来を約束する方法は、世界中の人々の心の拠り所となることであり、『世界のパワースポット』になることだと思っている。

これが、未来永劫、日本を守る為、そして世界平和に貢献する為の最も効果的で現実的な思考だと確信を持って言える。

和文化デザイン思考講師  成願義夫

#和文化デザイン思考

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