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私がnoteを書く理由

 昔、パート先でメルマガの代行をしていた。
 そういう仕事でパートに入ったわけではない。
 数人しかいない小さな会社で、社員さんが忙しすぎて手が回らない分を手伝う仕事という話で、電話や来客応対、入力業務が主な仕事だった。

 社員さんは年下だったし、本当に忙しくて、これやってあげようか?と自主的に仕事を受けてきたのもあるのだが、社長がこれもできるならやってみろ、これもできるならやってみろ、と仕事を持ってきて、結果ありえない程仕事が増えてきた。

 そのなかの一つがメルマガを書いて集客することだった。
 書いたことはなかったが、やってみたい思いもあった。
 どうやったら開封率が高くなるか、どういうキーワードを使うと集客につながるかなども教えてもらい、毎日開封率と集客数のデータをみて、修正しながら書いた。

 自分が書きたいことではなくて、会社の目的のために書くのはなかなかしんどかった
 別に集客が悪いからといって怒られるようなことはないのだが、書いている本人は数字が気になる

 メルマガを書くだけが仕事ではないので、だいたいの内容は家で考えて出社しないと、他の仕事が終わらない
 家に帰ったら家事と、子どもの習い事の付き添い、休日は試合。
 結果、ありえない仕事量と、書いている内容と会社がやっている事業とのギャップに苦しみ、潰れた

 『もう書くのは嫌だ!』と思っていた。

 昨年、その仕事をしていた時につながったひとと会話していて「もったいない、書けばいいのに、noteが向いてる」と言われた。
 恥ずかしながらその時は、noteって何?と思ったし、何を書いていいのかわからなかったので、始めなかった。
 そんな話をたまたま友達二人にしたら「書けばいいのに、書いてよ!」と言われた。
 「えー、そこまで言うなら書こうかなあ」と、その気になった。
 でも、目的なしに文章を書いたことがなくて、何を書いたらいいかわからない。とりあえず日記みたいなふわふわした日常を書いてみた、少しづつ。
それが昨年の夏ごろだ。

 そのうち、何が書きたいかわかってきた、何のために書きたいのかと言うべきか。
 既読率やスキの数は気にはなるが、それに合わせて書く内容を考えることはない。自分の思ったこと、感じたことを書くだけ

『もう書くのは嫌だ!』という気持ちは払拭され、今は書くことが楽しい
 noteを書くことを勧めてくれた三人には感謝しかない


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