走る卵屋さん🥚

家業であった鶏卵の卸売、加工品製造を引継ぎ悪戦苦闘。自分で始めた養鶏場、直売店で難局を打開したい。休日には早朝からランニング、トレイルランニングで頭をクリアに。休日が一番早起き。

走る卵屋さん🥚

家業であった鶏卵の卸売、加工品製造を引継ぎ悪戦苦闘。自分で始めた養鶏場、直売店で難局を打開したい。休日には早朝からランニング、トレイルランニングで頭をクリアに。休日が一番早起き。

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工場直売vol.1(危機感)

何故、工場で直売を行うようになったか。 一言でいうと儲からないから。 そう、卵屋さんは思ったほど『儲からない』んです。 皆さん、毎日スーパーなどで卵が売られているのを目にすると思います。 一見、派手な商売に見えるので「儲かってるね~」と言われますが、そんなに甘い世界では有りません。 ①薄利多売 会社の創業当時1966年頃の卵の小売価格は約20円/個。これは今でもほぼ変わっていません。業界の努力と言えば良いのでしょうか。販売価格に耐えうる生産コストを維持するため様々な努力

    • ターニングポイントになるような他人から言われた言葉ってあるんですよね〜。なってないにしてもずっと頭にある言葉も。 『たまごなんてどれを食べても一緒』 『この世界はみんなヤクザだと思っておけば間違いない』 『こんなとこには人はこない』 とか。 思い出したらまた書こ。

      • 工場直売vol.10(直売TEAM結成)

        2020年2月1日に工場直売会という会社が始まって以来のBIGイベントを開催することになった。 2020年は工場直売会を月1回もしくは2か月に1回のペースで自社で開催する工場直売会を行おうと計画していた。 2月1日を第1回目の工場直売会開催日として決定し、これに際して社内で【工場直売会TEAM】を結成した。 工場直売会TEAMのメンバーは社内の各部署から数名。普段は加工品製造をしながらイベント出店も積極的に参加してくれていた女性社員をリーダーに置き、新入社員も抜擢した。

        • 走る卵屋さん④(高校時代-学校)

          自分が通ったのは実家から自転車で1時間半とかなり遠い公立高校。前にも書いたが、『体育科』という特殊な学科があり、そこで勉強したいというのが大きな目的だった。県内の公立高校でスポーツを専攻することが出来る学校はここしか無かった。 クラスは1学年2クラス。40名×2で80名の体育科(後に転入があり81名に)は全員運動部に所属。『部活を辞める時は学校を辞める時だ』と最初に言われていた。皆、全国大会を目指すような生徒ばかり。中学時代にかなり活躍してきた人間ばかりだった。 それなりに

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        工場直売vol.1(危機感)

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        • 工場直売vol.10(直売TEAM結成)

        • 走る卵屋さん④(高校時代-学校)

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          10本

        記事

          走る卵屋さん③(高校時代-生活)

          高校に進学した1年目は下宿生活。初めて親元を離れての生活だったが、これが楽し過ぎた。 高校入学の前に遠方からくる生徒のために寮、下宿の説明会があった。 確か自分は寮を希望した気がするが、抽選で外れて下宿生活をする事になった。 しかし、これが大正解。自分たちが入る事になった下宿は元旅館の建物。学校が新しく用意した下宿で先輩もおらず、1年生のサッカー部8名で生活する事に。しかも管理人さんも常駐はしておらず。自由✨ 朝は業者さんが持ってきてくれる給食弁当。これは不味かった。(笑)

          走る卵屋さん③(高校時代-生活)

          走る卵屋さん②(中学時代)

          中学に進学しても当然サッカー部に入った。たまたま自分が通っていた公立の中学校はサッカーが強い学校で自分たちの代で県内の大会は全て優勝した。よく練習したもんな〜。 部活の朝練が自由参加だったかはよく覚えていないが楽しかったのでほぼ全員来ていたかと。楽しすぎて早い人は早朝5時くらいには学校のグランドにいたような…。自分もその1人。笑 つまらない授業が終わると楽しみにしていた夕方の部活の時間。活動時間は16時~18時くらいだったかと。みんな上手いから本当に練習が楽しかった。 夕

          走る卵屋さん②(中学時代)

          走る卵屋さん①(子供のころ)

          自分は卵屋の子供に生まれた。父母が卵屋を経営し、実家では祖父母が食料品店を営んでいた。子供のころから食料品店や卵屋の手伝いをしていた記憶が有る。 幼少期は引っ込み思案だったが、小学生になると近所に友達ができ、花が咲いたように友達と遊んだ。と、最近親が言っている。笑 ファミコンをしてる友達の家に行き、ファミコン真っ最中の友達を家から引っ張り出して無理やり公園に連れて行く。そして思いっきりカラダを動かして遊ぶ。 当時、近所にあったデパート(ダイエー)では売り場で急に側転を披

          走る卵屋さん①(子供のころ)

          工場直売vol.9(テーマ)

          自社の強みは何か? ①こだわり卵の生産から加工品までの一貫生産が行えること。②多品種の加工品を自社製造することが出来ること。③自社生産外の鶏卵を扱うことが出来ること。④多様な販売網を持っていること。⑤卵で地域に貢献できる(コレはこれから) などなど。 卵ひとつで多様に活躍することが出来る たまご一つでオールラウンドに活躍できる会社 オールラウンド(オールアラウンド)には「万能」「多彩な」「全体的に」「多方面に」「総合的な」な仕事が出来るといった意味を込め、 「All

          工場直売vol.9(テーマ)

          工場直売vol.8(宣伝)

          2020年1月。3週目の土曜日。2回目の工場直売に向けて。 やり始めたばかりなのでとにかくトライ。 すぐにできることはSNSでの宣伝。と、手作りのチラシ。 自社の情報発信用に2011年3月から始めたFacebook。2015年7月から始めたInstagram。とりあえずこの2つはすぐ使える。手作りのチラシは2012年からやっていた卵の自動販売機へ設置。 『焼き立ての玉子焼きを1時間限定で販売します』土曜日の朝1時間はどのくらいの人が来てくれるか。どのくらいの人が興味を

          工場直売vol.8(宣伝)

          工場直売vol.7(直売スタート)

          まず、始めにやったこと。 厚焼玉子の工場直売。初日は2020年1月11日土曜日に朝9時~10時に1時間限定でやってみることに。場所は会社の玉子焼き工場前の駐車スペースに机を並べて。どうなるか分からないがとにかくやってみようと。 初回の直売メンバーは自分と男性スタッフの計2名。宣伝は自社のSNS。InstagramとFacebook。と知人への紹介。 朝の1時間限定にしたのはスタッフ全員が普段の仕事の延長でスタート出来るから。朝の1時間は普段から厚焼玉子を焼く時間。その時

          工場直売vol.7(直売スタート)

          工場直売vol.6(スピード)

          何故、工場直売を始めたか。 会社全体にスピード感を出せる!と、思ったからだ。 小さなトライと素早く細かい改善ができる。それも毎日のように。 これは結構大事なポイントだ。 工場敷地内に自社のお店があると商品やお店の雰囲気などいつも見て感じることが出来る。しかも見ようと思えばスタッフは全員がお店の状況を確認することが出来る。(そう上手くはいかないけど、、、。) 商品を作って出荷するだけでは出荷先の販売店でどのように扱われているか?どのように配置されどのような見せ方になって

          工場直売vol.6(スピード)

          工場直売vol.5(大きなリスク)

          何故、工場で直売をするようになったか。 工場直売vol.1で少し触れたが鶏卵という商品は需給バランスによって相場が変化する特殊な商品。売値(卸値)がどんどんと変化する。 鶏卵相場の変化による事業リスクを考えると、生産者は本当に大変で。(では何故自社養鶏場を作ったのか?は、また今度。笑) 相場が上がれば儲かるが相場が下がると一気に赤字に転落する…そんなリスクと隣り合わせの業界。ここ数年は低相場が続き生産者にとっては厳しい状態であったが、今年はコロナが追い打ちをかけ更に厳し

          工場直売vol.5(大きなリスク)

          工場直売vol.4(究極の形態)

          何故、工場で直売をするようになったか。 究極の販売形態を考えると、、、。作っているところ(工場)へお客様にお越しいただくのが究極では???と前々から思っていたからだ。 まず、出来立て、作り立ての商品を提供できる。これは配達では実現することはない。食べ物は作った瞬間からだんだんと味が落ちていくといっても良い。お客様に工場へお越しいただくことで一番良い状態の商品、一番おいしい状態の商品が提供できる。 これまでの販売形態を考えると工場で生産した商品をお客様のところへ納品するの

          工場直売vol.4(究極の形態)

          工場直売vol.3(地域貢献)

          何故、工場で直売を始めたか。 嘘でもなんでもなく、少しでも地域に貢献したかった。 学生の頃から働くなら自分が育った水島がいいと思っていた。なんとなく地元が好きだったんだと思う。大学生の時に就活で地域密着の仕事を探し、たどりついた信用金庫の仕事。面接を受けた時に「とにかく地域に貢献したい」と言ったのを覚えている。(なんとか採用していただきました!) 個人的には信用金庫の仕事が好きで「地域のための仕事」という実感があり一生の仕事として考えていた。就職して3年目、卵屋の創業者

          工場直売vol.3(地域貢献)

          工場直売vol.2(自分で売る)

          何故、工場で直売をするようになったのか。 他力本願ではダメだ。常日頃からそう思っていたからだ。 商品を持って営業に行っても味見すらしてもらえない。見積書で判断される値段だけの勝負に。最終的に購入を判断するのは一般消費者なのにバイヤーの匙加減で店頭に並ぶことは無くなる。(魅力を伝えきれてないこちらの力不足とお店側の判断なのでバイヤーの匙加減は当たり前の事ですが…) 良い商品を考えて頑張って製造しても一般消費者の方々のところまで商品が届かなければ意味が無い。 また、業務用食

          工場直売vol.2(自分で売る)