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坂本
2021年6月6日 14:05
むかし、ある村に、バニアという年とった男が住んでいました。バニアは鍋や釜を売っている仕事をしていました。馬に車をひかせ、あちらの家、こちらの家とまわっていましたが、ある晩、帰るのがとても遅くなってしまいました。「これでは、いつ家につけるかわからない。そうだ、今夜はあそこに泊まろう!」と言って、バニアは古ぼけた教会のまえに、馬をとめました。教会は誰も住んでおらず、まわりは草ぼうぼうの静