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怒涛の転職活動を振り返る〜なぜ私が"モダンな技術を使わずに"自社開発企業に内定頂けたのか〜

初めまして!
まっけんゆう(仮名です)と申します。

友人からの勧めもあって、転職活動を振り返るnoteを書いていきます。
今回のnoteでは以下の内容を伝えていきます。

0.自己紹介

まずは簡単に僕の自己紹介をします。

・25歳(今年で26歳)
・中学〜大学1年生まで卓球部(今も趣味でやっています)
・地元の公立大学を卒業 ※1年私用で休学している
・新卒入社した会社は人材派遣会社(今年4月29日付で退職)で派遣コーディネーター(≒エージェント業務)とアドミニストレーター(≒営業事務)
・勉強する前は「Web制作の求人案件でチラッと聞いたことがある」程度
・エンジニアを目指すきっかけは「カッコ良い大人になれそう」だから

と、こんな感じでしょうか。

人材派遣会社に約2年勤めて色々感じたので、思い切って現職を退職してエンジニア転職することを決めました。

1.プログラミング学習〜転職活動終了までの動き

プログラミング学習を開始してから転職活動を終了するまでは、こんな感じのスケジュールで動いていました。

・5月1日〜6月30日:学習期間(侍エンジニア塾で週1レッスン+独学)
 ▶️5月1日〜5月8日:Web制作で自分のポートフォリオ紹介ページの作成
 ▶️5月9日〜5月29日:Progateと書籍でRuby/Ruby on Railsを学習
 ▶️5月9日〜6月30日:同時進行でポートフォリオの企画〜Web上に公開

・7月1日〜9月10日:転職活動期間
 ▶️7月1日〜7月16日:初めて大手SES企業から内定をいただく
 ▶️7月28日〜8月5日:スクールのエージェントからの紹介企業で転職せず自力で転職活動することを決意。しかしあまりの現実に心折れる
 ▶️8月6日〜9月9日:ある面接を境に、自分の技術力不足を認め転職活動の合間に、現場で求められる技術の勉強を進める
 ▶️9月10日:自社開発企業に内定獲得

※転職活動のノウハウについては、後日有料noteにて投稿させて頂きます。

学習期間については、侍エンジニア塾の転職コースに入り、現役フルスタックエンジニアのメンターによる週1回のレッスン+独学というスタイルで勉強していきました。

不明点はメンターに確認するのですが、その方が自社開発企業のプロジェクトマネージャーも兼任している超絶忙しい方だったので、質問しても、返ってくるのに1〜2営業日かかることもあり、それだと全然進まないので、エラーの読み方・問題解決の考え方を教えてもらったり、TeratailStack Over Flowなどの質問投稿サイト、あとはオンラインサロン上に質問するようにしていました。

また、TechAcademyさんや、TECH ::CAMPさんのように体系的で分かりやすい教材があって、それに沿って学習したわけではないので、ポートフォリオを作りながら不明点を調べてメモして勉強して、、、の繰り返しで1個のエラーに1週間かかる時もありました。

2.転職活動開始時のスキルセット

転職活動開始時のスキルセットとしては、ざっくり言うと下記の通りです。

・HTML/CSS/レスポンシブ対応が大まかに理解できている
・Rubyの基礎文法(変数、配列、ハッシュ、クラス、インスタンス)を大まかに理解している
・Ruby on RailsのMVC設計、Active Recordをざっくり理解している
・Gitによるバージョン管理の仕方を理解している(ポートフォリオをGitで管理していた)
・Herokuへのデプロイはできる
・Vue.js、AWS、Dockerはudemyで動画学習中

ぶっちゃけた話、ポートフォリオもレベルとして高くはなく、勝又さんが話されるレベルには到底至っていなかったです(Docke仮想環境も、CircleCI/CDも使っていません)。

しかしポートフォリオに関して他の未経験者の方に比べても、

・オリジナリティ(卓球の練習管理ツール)の高さ
・問題解決ロジックの精度の高さ(リーンキャンバス・ロジックツリー等)
・テーマがニッチだが多くの人に必要とされる領域
・あとは継続して日々の学習記録をTwitterやQiitaでアウトプットしている

この4点には自信がありました。だから多少技術力なくても行けるのでは?と思い、ありとあらゆる自社開発・受託開発企業に80社程エントリーしました。

しかし現実は恐ろしいもの。全くと言って良いほど書類選考・Wantedlyのお見送りメール(悲しい所だと返事すらない)ので、エージェントから紹介されるSES企業で書類通過したり1社大手SES企業から内定を頂くと「やはりこれが今の僕の実力。コロナの影響で未経験が入るのが厳しいのだから、まずは入れる所に入って経験を積もう」と思うようになりました。

しかし、私が所属している逆転エンジニアサロンのサロンオーナーから

「オリジナリティで誰にも負けないポートフォリオを作り、ここまで自力でやり遂げてきたじゃないですか。ここで妥協して本当に良いんですか?」

この一言に胸打たれ、侍エンジニア塾のエージェントが紹介する求人で就職すると受講料が無料になるサービスを辞退し、受講料30万を払う覚悟を決め、WantedlyやGreen、その他媒体や直接応募に切替え活動していきました(この点については後日有料noteにノウハウを投稿します)。

その後、家族や友人・知人、周りの現役エンジニアの方から励ましの言葉や一緒にもくもく会をしたりしながら何とか転職活動することができました。転職活動の結果としては下記の通りです。

エントリー企業:180社程度(Wantedly・Green等の媒体含め)
書類通過し一次面接した企業:24社程度(13%)
最終面接した企業:8社(33%)
内定企業:7社(88%)
SES:3社
受託(+SES):3社
自社:1社

いろいろ語りたい気持ちもありますが、ここでは、自社開発企業に内定を頂いた要因と、転職活動全体の反省点を書きます。具体的な内容はまた別のnoteに投稿します。

3.自社開発企業に内定を頂いた要因

一言で言えば「独学力」×「相手の期待を考えて行動する力」だと分析しています。

具体的には、自分で何を学ぶべきか考え目標設定し、それを確実にやり切ること。モチベーションか何かで自分が揺らがない自分になって継続できること。そして相手が求めている物を情報収集して最優先に取り掛かり、相手の期待+αを考えて提案すること。こうした思い・発想・行動・スキルの延長上に「内定」という「成果」を頂けたのではないかと思います。もう少し細かく見ていくと次の2つが要因だと考えています。

①どんなに小さなペースでも学習をやめなかったこと

私はTwitter上で、毎日朝8時までに今日の目標を宣言すること、夜寝る前に今日の学習報告をすることを、とにかく徹底していました。投稿する今日の時点で数えても120日以上継続しています。

私のTwitterはこちら。

内定先の自社開発企業の一次選考で、プロジェクターに繋げてポートフォリオの発表をプレゼンしたのですが、ポートフォリオに加えてこれまでの学習記録・参加しているサロンでの活動状況など行動面をたくさんアピールしました。若手エンジニアの方からも「これはすごい」と驚かれました。もし、ポートフォリオの制作だけやって転職活動していたら「日々勉強しないといけないの、本当に分かってる?」と本気度が疑われたことだと思います。

②現場が本当に必要としている技術の学習にシフトしたこと

エンジニア系YouTuber勝又さんが求める技術スタックに、AWS・Capistrano・Docker環境・CircleCI/CDなどを挙げていますが、理想としては僕もできるようになりたいと思っています

しかし、優先順位が違うのではないか?と考えました。なぜなら、

「トレンド技術なんて数年単位で変わっていくのだから、大切なのは技術が変わっても普遍的には変わらない根幹部分を理解できていることではないのか?」
「問題が起こった時に、自力で根本的な問題解決ができるようになるのか?」
「どの会社に入社したとしても、エンジニアの会話についていき健全に成長できるのか?」

と疑問に思ったからです。ツールは使えても、それを創ったり活用する知恵がなければ下働きのままであるのと同じことが言えると思います。

趣味や個人の興味で勉強する分には良いけど、まず最優先に学習すべきは、現場が必要としている技術だと考え、勉強するようにしました。しかも都合の良いことに、それらは知識がメインなので隙間時間で勉強しやすく転職活動中には絶好でした。

それらを学習し職務経歴書にも落とし込んでいくと、書類通過率も面接の一次選考通過率も改善されていきました。

こうした知識は、udemy人気講師の山浦さんの動画が良いと思いますので、ぜひ見てみてください。

③入社意欲・本気度・覚悟を伝えることができたこと
まず前提として、前職の人材会社での派遣コーディネーターの経験から転職活動は詰まるところ「最後はご縁だ」と思っています。

なので、少しでも「良いな!」と思えた企業にはとにかく本気で当たりに行くようにしていました(求人票では分からなかった良い点が見つかることもありました!)。具体的には、こんな感じです。

・面接の御礼メールを(遅くとも1日以内には)必ず送る
・履歴書・職歴書とは別に志望動機書を作成する
・キャリコネ、OpenWork、転職会議など複数の口コミサイトで実績を見る
・実際にアプリをインストールして使ってみる
・知人に、こういうサービスがあったら嬉しいと思うか?インタビューする
・逆質問では、必ず創業の背景やどんな会社にしたいのか?、未経験に期待していることを聞く

御礼メールについては、一次選考・最終選考共に御礼メールを送りました。こんな感じです(本当はもっと書いたのですがそれはまた別の機会に)。

株式会社****
****様
(**** ****様)

お世話になっております。****でございます。
本日はお忙しい中、最終面接に貴重なお時間を割いて頂き、
誠にありがとうございました。

面接で****様から技術に関する質問を頂き、
自分自身が、コンピュータサイエンスやデータベース設計等、
エンジニアとしての”ベース”となる部分について、
まだまだ理解が浅いことを痛感しました。

基本情報技術者試験に関わる内容や、
貴社サービスの理解に欠かせない****の勉強など、
勉強することが山ほどありますが、
独学で学習を継続できる強みを活かしたり
「************」という
貴社のビジョン実現への情熱を抱いて、
1日でも早く自力で問題解決ができるエンジニアに成長して参ります。

本日業務の合間を縫って面接して下さった、
****様のご厚情にも深く感謝申し上げます。

****

4.転職活動全体の反省点

①もっと早く基礎の大切さを認識し、勉強に取り掛かるべきだったこと
3.うまくいった点で、現場が求める技術を学習したことを書いたのですが、ぶっちゃけ前職就業期間中でも学べたはずだと考えています。

ProgateでHTML/CSS/Rubyなどは5月に本格的に勉強始めるまで取り組んでいましたが、もっと早くに基礎の大切さを知って開発言語だけでなく、基本情報技術者試験の資格取得とか、そうでなくてもネットワークやWebシステムが動く仕組み、セキュリティやデータベースなど勉強できたよなぁと思います。こうしたものを退職前にちゃんと勉強していれば、勝又さんが提唱するハイレベルでモダンなポートフォリオ制作もスムーズに取り組めて転職活動も早く終わらせられたと思います。


②思った以上にお金がかかること
転職活動は新卒就活と同じく、意外にお金がかかることを痛感しました。例えばこんな感じ。

・スーツのクリーニング代:背広上下で2000円〜4000円
・履歴書写真:ネットプリント200円×10+証明写真1000円×4回=6000円
 ※写真館で撮ってデータをもらう方が綺麗で安いです!!
・書類の印刷:(履歴書+職歴書)1セット100円×20社位=2000円
・移動中の飲み物:1個150円×外出1回につき1本買う×20回位=3000円
・履歴書を包む封筒やファイル:300円程度+1000円=1300円

多分、もっとかかってるんじゃないかな〜と思いますが、意外にもこういう経費的な所も節約したらお金の心配しなくて済んだかもしれません。

そもそもですが、コロナの大変な時期に余程の勝算がない限りは、退職せず勉強してポートフォリオを作成するのが良いなぁと振り返ると思います。

4.最後に

最後に僕の決意を伝えさせてください。これから本当の意味での”駆け出しエンジニア”になるわけですが、私はお客様(企業様)の課題を解決し、「御社のサービスを導入してから社員が早く帰れるようになって、イキイキと働いてくれるようになった!次のサービスも楽しみにしているよ」と感謝と期待の言葉を言って頂けるエンジニアになりたいです。

だからこそ、僕は指示通りのコードが書けるだけの「下働きプログラマー」ではなく、サービスを企画し設計・構築・検証含め全てできるサービス志向の強強エンジニアになります。

あなたがエンジニアになって実現したいことは何ですか?

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