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今年もあと僅か!未だ公開されぬ「2019年日本映画のベスト1位」は異色の映画?

今年も残すところ僅かとなり、いろいろを振り返る時期になりました。
「2019年日本映画のベスト1位」と聞くと、すでに公開された映画だと思いますね。

ですが、「2019年…」にも関わらず、未だ公開されていない映画。

それが、映画『いつくしみふかき』であります。


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この映画は長野県飯田市に縁のある遠山雄さんが映画監督・大山晃一郎さんと企画し、2017年10月に「オール飯田ロケ」で撮影がおこなわれました。「飯田で創る、飯田と創る」という合言葉のもと、総勢500人の地元の方々が協力したといわれています。(ということで、わたしも幾らか関わりました。)


このたび、ベルギーの評論家が「2019年日本映画のベスト1位」にこの映画を選んだというネット記事(http://cinefil.tokyo/_ct/17328686/p2)が出まして。

えー!と驚きと喜びが頭をよぎり、
あれ?
今年(2019年)ってあと2日?
もう終わりじゃん。
まだ公開されてないじゃん!!!

となったわけであります。

クランクアップから2年超、
未だ公開されない映画『いつくしみふかき』について、
お願いもあって書かせていただきます!

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ーー主要都市での上映が次々と決定!


でもご安心ください。
はじめに種明かしをしておきますが、ようやく公開が決まっています!

長野県飯田市での先行上映が、来年(2020年)2月14日から!

その後、豊川市、東京、名古屋、大阪と上映します。


主要都市で公開前から上映が決まっているなんて、自主制作映画、いわゆるインディーズ映画としては異例のことのようですよ。

先般大ブレイクした、あの『カメラを止めるな』というインディーズ映画をご存知ですか?こちらの映画ですら、最初はたった2館からスタートしたということですから、これは快挙といって良いのではないでしょうか。

ちなみに公開に時間がかかっていた理由は
至ってシンプル。

それは・・・

「金がない」

インディーズ映画は総じて金がありません。

『いつくしみふかき』は

「輪をかけて金がない」

らしい(関係者談)です。

よって、編集などもお金が出来たら進め、またお金ができたら進めとやっていたり、より条件にあう配給会社を探していたり・・・と何かと時間がかかってしまったとのこと。

・・・なんだ、言ってくれればいいのに(心の声)。

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写真左から遠山さん、榎本さん、大山監督
(撮影場所:裏山しいちゃん 2019/9)

ただ、じっくり
公開にたどり着いたことで
副産物も

この映画、今年3月に開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」で観客賞を受賞したのを皮切りに、「新人監督映画祭」「湖畔の映画祭」「日本芸術センター映像コンクール」と各地の映画祭で、大きな賞を次々と受賞していきます。

海外の大きな「カナダ・モントリオール・ファンタジア国際映画祭」では入選を果たし、「ロサンゼルス Japan Cuts Hollywood」に招待されるなど大活躍!

出せば評価される良作だけに、時間をかけた分、

終わってみれば、
11もの賞をいただきました。

そして、先述の「2019年日本映画のベスト1位」に至ったと、そういうことなのです。素晴らしい。

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ーーあらためて『いつくしみふかき』について

『いつくしみふかき』
息子(進一)が産声をあげたその日、父(広志)はあろうことか窃盗を働き、村から追い出されてしまう。30年の時が経ち、進一は母に依存し一人では何も出来ない男になってしまっていた。そんなある日、村で連続空き巣事件が発生。村の厄介者だった進一は父同様に村を追い出され…。
スタッフ:監督/大山晃一郎、脚本/安本文哉・大山晃一郎
キャスト:渡辺いっけい、遠山雄、金田明夫、榎本桜ほか


主演に渡辺いっけいさんをはじめ、塚本高史さんや佐藤隆太さんといった俳優さんが名を連ねておりますが、低予算の自主制作映画、いわゆるインディーズ映画。

「インディーズにも関わらず」(関係者)、キャストだけでなく、腕の立つ撮影クルーも含めて人の縁に恵まれた映画だったそうですから、数々の受賞歴や「2019年日本映画のベスト1位」は決して不思議なことではないのかもしれません。実力です。

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ーーただいまチケット、猛烈手売り中!!

さて、そんな『いつくしみふかき』ですが、先行上映の飯田市だけは「自主配給で!」という関係者の思いを配給会社さんも汲んでいただいたということで、ただいま前売り券を「映画製作協力チケット」として販売中。

ある意味、この映画らしく手売りです。

ここで売り上げたお金を主要都市での広告宣伝にあて、大勢の方に観ていただこうというのが関係者の算段です。

すでに話題のある映画ですが、より大勢の方がご覧になって話題にしていただければ、撮影ロケ地として飯田市にファンの方々が訪れてくれるのではないかと、期待を寄せています。

そうなれば、地元の方々が「飯田で創る、飯田と創る」と汗を流した甲斐があるというものです。

以上、いろいろが異色づくしの『いつくしみふかき』をぜひ観てやってください。「映画製作協力チケット」のお買い求めは遠山さんへ。

080-1225-0149(遠山 雄)

全国に携帯番号晒して捨て身の営業をしています。

*わたしの知り合いはメールなどいただければおつなぎします。電話躊躇される方はどうぞ。
*なお、「10枚以上お買いくださった方には エンドロールに個人名、または企業名等を記載」とのことです。


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