いつくしみ7

映画『いつくしみふかき』が一食18円でロケ弁賞!

映画『いつくしみふかき』がいよいよ2020年2月に公開されるとあって、じわじわ盛り上がってきています。(ちなみに、2020年公開ですけど「2019年日本映画のベスト1位」というツッコミどころのある記事も書きました。よろしければ読んでください。)

それにしても長かった。クランクアップから2年超。
「映画ってこんなに待たせるものなの?」と主演のひとり遠山雄さんにお聞きしたら、

「いや、お金なくて少なくとも半年以上遅れてる・・」って。


インディーズ映画の宿命ともいえる、

「お金がない」

飯田でこの話が持ち上がってから今日に至るまで、彼らから何度も聞いたフレーズ、

「お金がない」。

(3回会うと1回ぐらいは言ってるよね、遠山さん)


――ロケ弁にかけるお金をどうするか

映画づくりでお金のかかるものは様々ありますが、食事(ロケ弁)もそのひとつらしい。3週間におよぶ撮影期間中、スタッフ全員の食事を用意するとなると相当な量になりますものね。

ある映画祭では「ロケ弁賞」なんてのもあるぐらいですから、映画関係者にとって重大テーマであることは間違いなさそうです。

ちなみに賞といえば『いつくしみふかき』は国内外の映画祭で11もの賞と入選や招待を獲得しています。素晴らしい!

◆ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 ゆうばりファンタランド大賞
◆新人監督映画祭コンペ部門 観客賞
◆カナダ・モントリオール・ファンタジア国際映画祭first feature Competition部門 入選
◆第5回湖畔の映画祭
・ 作品賞(グランプリ)
・ 監督賞
・ 助演俳優賞(遠山雄)
◆門真国際映画祭2019
・最優秀監督賞
・観客賞
・最優秀助演女優賞(平栗あつみ)
・最優秀ケータリング賞(ロケ弁賞)
◆アメリカ・ロサンゼルスJapan Cuts Hollywood 招待作品
◆日本芸術センター第11回映像コンクール グランプリ
◆第12回オホーツク網走フィルムフェスティバル グランプリ


――いちばん嬉しかった「ロケ弁賞」

これだけ賞を獲得するとありがたみも薄れそうなものですが、前出の遠山さんに「一番嬉しかった賞は?」とお尋ねしたところ、

「門真国際映画祭の最優秀ケータリング賞(ロケ弁賞)」とのこと。


そうなんです。

例の「ロケ弁賞」です。

『いつくしみふかき』は長野県飯田市に縁のある遠山さんと映画監督の大山晃一郎さんらが企画し、「飯田で創る、飯田と創る」を合言葉に映画制作を進めてきました。

当初、飯田にとっては見知らぬ人たちが持ち込んできた映画という未知のコンテンツということもあってか思うようにことが進まず、遠山さんも相当悩んでおられました。

結果的にはこうやって公開目前までこぎつけたわけで、終わってみれば総勢500人にもおよぶ地元の方々が協力。この経過自体、ひとつのドキュメンタリー作品になりそうなぐらいのストーリーです。

食事についても食材の確保から調理まで、婦人会をはじめ地元の方々が担っていて、これが評価されたのが「ロケ弁賞」ということでしょう。

遠山さんとしては、地元の皆さんの温かさが詰まったこの賞がとにかく一番嬉しいようです。


――驚愕の一食18円

以前、別のインタビューで大山監督が次のように答えておられます。

「ロケ弁って東京の値段だと1つ880円が相場なんだけど、うちの現場では1つ18円だったからね(笑)。それも地元の方々が食材を提供してくれたから。本当にありがたかった。」(ゆうばり映画祭で観客賞受賞の新人監督が語る"泥臭い働き方"の美学とは

この記事にでてくるように『いつくしみふかき』のロケ弁は驚愕の一食18円。

考えようによってはこれがなければ資金ショートしていたわけで、映画が成立するかしないかの切羽詰まった状況を救ったのは、この一食18円のロケ弁だったのかもしれない。(しかも美味しかったって。そりゃ、飯田の米と野菜だもの。)

こうしたロケ弁含め、飯田の人とのつながりで奇跡的に実現した映画のように思います。

そうなんです。

「お金がない」と同じぐらい彼らがたびたび口にしていた、もうひとつのフレーズが

「飯田だからできた」

でした。


いつくしみ6

――奇跡が起こるたびに「飯田だからできた」


インディーズ映画という仕組み上、もともと無茶なこともあり、奇跡的なことがたびたび起こってここまで辿り着いています。

色々あるたびに「飯田だからできた」なんて皆んなで言って喜んで。


いつくしみ1

さて、そんな『いつくしみふかき』もいよいよ大詰めに差し掛かってきました。あとは一人でも多くの方に観ていただくこと。

最後にお願いです。
「映画を観る時に」ではなく、
”いま”ご購入いただけたら・・・(小声)

先行上映の飯田市だけは「自主配給で!」という関係者の思いを配給会社さんも汲んでいただいたということで、ただいま市内上映館の前売り券を「映画製作協力チケット」として販売中です。

ここで売り上げたお金を主要都市での広告宣伝にあて、大勢の方に観ていただこうというのが関係者の算段です。

1月のうちに「映画製作協力チケット」をご購入いただければ、宣伝の軍資金になります。いま、ご購入いただく必要があるのです。


つまり、宣伝にあてる

「金がない」

ということです。(こんなに賞をとってるのにね、とことん「金がない」のが映画づくりだと、わたしは勉強になりました。)


080-1225-0149(遠山 雄)

全国に携帯番号晒して捨て身の営業をしています。

*わたしの知り合いはメールなどいただければおつなぎします。電話躊躇される方はどうぞ。
*なお、「10枚以上お買いくださった方には エンドロールに個人名、または企業名等を記載」とのことです。



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

励みになります。ありがとうございます。
4
長野県の南の方で広告デザイン会社、株式会社週休いつかという少し変わった会社を経営しています。この会社においては思考の実験場として直感と成り行きでやってまして、6期目ぐらいから各所やメディアで取り上げていただく機会が増え、会社自身、少し棚卸しの時期かと思い書くことを始めました。