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【行動変容 behavior change ②】

先日の記事の続きです。

今回の記事を簡単にまとめる

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具体的に行動変容を起こすことために必要な支援技術と行動変容ステージに応じた対応例を紹介していきます。私見が入っていますので参考にしてみてはいかがでしょうか?

【行動変容ステージ】
無関心期:行動変容に関心がな時期
関心期:行動変容には関心はあるが、まだ実行する意思がない時期
準備期:行動変容に向けた行動を実行したいと思っている時期
実行期:明確な行動変容が確認されるが、その持続に自身がない時期
維持期:明確な行動変容が観察されて、その持続時に自身がある時期

▶ 行動変容に必要な援助技術 ◀

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▶  行動変容ステージに応じた支援技術 ◀

病院や治療院に来院する時点で少なくとも、無関心期〜関心期ではないかと思います。そのため、初回の介入で「いかに患者さんの心を掴むことができるか」の一言に尽きると思います。これは簡単なことではなく医療者が準備をしておかないと失敗に終わることが多いと思います。ここからは行動変容ステージに応じた対応例を私見を踏まえながら考えていきます。ちなみに自分は整形外科病院勤務していますのでそのイメージです。

【無関心期〜関心期 】
*ここが8割大事と思っています・・・
・主治医の診断と理学所見・評価を患者さんと共有する
・共有するために可視化できる媒体で伝える
  (評価表・フレイルチェック・エコー画像など)
・可能な限り同年代の標準値と比較して状態を伝える
・理学療法介入で症状が改善することを実感させる
・セルフでも同等の効果が期待できることも実感させる

【準備期〜実行期】
・ 適切な運動介入頻度などを提示する
・ 運動を実行するタイミングを一緒に考える
  (朝・昼・夜・風呂上がり・腰掛けた時・立った時)
・本当は運動のチェックシートや万歩計などを用いて継続を図りたい
  (なかなかここまで実務ではできない・・・)
*実は大抵このタイミングで症状は改善してきて理学療法卒業になることが多い・・・

【維持期】
・なかなか病院勤務ではここまでフォローできないので、
  維持期は別の機会に話をしていきます

なかなかまとまらない話になってしまいました。
自分も悩んでいるということです・・・
少しずつアップデートしていきます。

ちなみにこれは患者さんだけでなく、セラピスト同士でも同じことが言えます。

いくら臨床研究をしていても、患者さんやセラピストの行動変容が起こせない研究はまだまだだと自分で言い聞かせています。頑張らないと。

今日もありがとうございました。

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