田舎への移住の壁は人 EP#10
個人を特定できないエピソードを暇があれば、ずっと探しておりますが、なかなか見つかりません。
ですので今回は、都会田舎関係なくどこにでもあるようなエピソードを書いていこうと思います。
内容としては非常に微小な事かもしれません。
なんといいますか、ご近所だけでなく仕事場とか学校とかいろんな場所で似たような事が起こりうるエピソードです
さて、ある日、私が仕事で何日も空けている時に起こりました。
家族が近所のばあさんから電話連絡を受けました。
近所の老人が亡くなったという連絡です。
私は会った事も話した事もありませんし、その家族ともほとんど話した事はありません。それでも田舎では近所が亡くなったら必ず各世帯から一人は葬儀に出席するのが”普通”です。
さて、私は仕事で遠方に行っており帰宅できないので、私の家族が出席することになりました。
葬儀の詳細をそのばあさんから聞き、家族が仕事を一時的に抜けて いつも出席している私の代わりに出席してくれる事になりました。
葬儀のある当日、今まで近所の葬儀に出席したことのない家族は、何があるかわからないので、一応念のため、葬儀の始まる約1時間前に到着するように仕事を早めに切り上げて葬儀へ向かいました。
ここまで書くとおわかりになられる勘のいい方もいらっしゃると思います。
到着すると、葬儀はもう始まっていました。
ばあさんから聞いていた時刻の約1時間前に到着したのにです。
救われたのはまだ葬儀が終わっておらず、焼香に間に合った事です。
そして、周りを見回すと、その葬儀の連絡をしてきたばあさんは何事もなかったように座っていました。
そして葬儀が終わっても、悪びれる事もなく 遅かったね とも 間違えて教えた とも何も言いません、普通に喋りかけてくるのです。
このエピソードだけだと、老人だからボケかけているとか、勘違いしたのでは もしくは聞き間違えでは と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし私は今までの事から これは確実に 故意 にやっていると思いました。
そして、家族にまかせっきりで、他の人にきっちり確認をいれなかった自分の甘さに気づかされました。
日が違わなかったのは、葬儀が終わって焼き場から帰ってくる頃にうちの家族が到着し、みなの前に遅刻してきた姿を見せる為ではなかったのではないか と思わせるくらいの時間のずらし方でした。
しかしこれはもしかしたらただの思いすぎかもしれません。
これが連中の上手なところです。
今回はこの微小なエピソードだけで終わりますが、次回のこのばあさんに関するエピソードを聞くとみなさんの考えも変わるかもしれません。
もし都市部で現在、同じ事をしたら捕まる可能性もあるようなエピソードです。
今回は短文になりましたが、今回も最後までお読みいただき大変ありがとうございました。
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