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サカキシンイチロウのおいしい手帖

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おいしいお店。おいしい料理。 愛着があってずっとこのままでいてほしいなぁ…、と心から思える宝物みたいなお店や料理を紹介します。
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2024年6月の記事一覧

アイスクリームのやわらかさが絶妙。アフォガートプリン

〆に歩いて「オールシーズンズコーヒー」までくる。 今日はプリンを食べてやろう。せっかくだから「アフォガートプリン」にしようと思ってそれをたのんでマキアート。 四谷三丁目に支店があった頃にはなかった商品です。プリンの上にアイスクリーム。上にパラっとエスプレッソの粉をほどこしそこにはカラメルが沈んです。 ソースがついてて、エスプレッソとキャラメル味が選べるという。タナカくんなら間違いなくキャラメルソースを選んだろうな…、って思ってキャラメルソースを選ぶ。カウンターに座って待ちま

三州屋にて鳥豆腐をメインの昼を企み、食べる

昼ごはんを「三州屋」にする。 鳥豆腐を無性に食べたくなったのネ…。 名前の通り鳥と豆腐を使った汁で、昼の定食のほとんどに味噌汁がつくのに追加でたのんでしまうほどの好物。 ただ煮魚や刺身がメインの定食をたのむと味噌汁じゃなくて鳥豆腐がついてくる。 揚げ物なんかに比べてメインの量が少ないから、ご飯のお供にもなる鳥豆腐が付けられているんだと思うのだけど、これといって気になるメインが見当たらないの。 「鳥豆腐定食」っていうのがあって、鳥豆腐とご飯と漬物だけの定食で、でもこの鳥豆腐が

ベルクの朝の小さな企み

ベルクで今日は小さな企み。 「マイスターハムアンドケーゼ」というオープンサンドをカスタマイズしてたのしもうと思って来てみた。 カウンター前のベンチ席。 その一番端っこが前にエアコンのパッケージがあるおひとりさま専用の席。 自習室のデスクのような感じで好きだったんだけど、ひさしぶりにきたら背の高い機材が撤去されて見通しがよくなっていた。 しかも向かい側に椅子はなく、のびのびしているはずなのになんだかちょっと落ち着かない(笑)。 パッケージに「店名(ベルク)の由来」という張り紙

たいやき食べて、チーズ、納豆キムチに海苔のスパ

朝、四ツ谷に向かって散歩の途中、右手路地から甘くて香ばしい匂いがしてきた。 「たいやきわかば」が近づいてきた合図の香り。 路地をちょっと入ってお店を見たら、人がそんなに並んでいないようにみえおめざに一尾、食べていこうかとお店に向かう。 一時期、テレビ効果で1時間、2時間待つのが当たり前になってたことがあってそれもひと段落したようです。 並んでいたのが3人で、それでもみんな10個、20個と買っていくから時間がかかる。 一尾一尾焼き上げる天然たい焼き。しかも鉄板からはみ出たヒ

ざくろにTORAYA。どちらも見事な気配り、おゴチソウ

「ざくろ」でお昼。メインダイニングは満席で、個室をもらってしゃぶしゃぶにする。 部屋に入るとテキパキ食事の準備がはじまる。 3人ほどの仲居さんが次々やってきてはコンロをおいたり鍋をのせたり。ポン酢に胡麻ダレ、薬味のニンニク、もみじおろしを並べてく。 その手際よきことキビキビしていて、なのに騒々しさがないのがステキ。 前菜にトマトサラダとアスパラ豆腐。 刻んだトマトをドレッシングであえてパセリとみじん切りの玉葱ちらす。スプーンですくって食べるのだけどドレッシングとトマトの相

入谷の香味屋。上等な料理、贅沢な時間

入谷の「香味屋」で贅沢な昼。 大正末期、輸入雑貨店としてスタートし船上料理長だった二代目さんが洋食店として再開業。「かみや」と読みます。 昔、新宿にもお店があった。そのときにはよく行っていたけどこの本店は3度目かなぁ…、ひさしぶり。 凛とした空間。テーブルクロスに銀器が並び、心地よい緊張感に背筋がのびる。 高い天井、サービススタッフは黒いジャケット、蝶ネクタイ。昔のホテルのメインダイニングはこういう雰囲気だったよなぁ…、って良き時代をなつかしむ。 腹ペコ5人でテーブル囲む

体のすみずみに染み入る滋養…、ソルロンタン

体中にしみわたるような滋養が欲しいと起きぬけに思って赤坂。 赤坂の町は南北に細長い。町の北の端にある赤坂見附の駅からテクリテクリと歩いて、赤坂の町がそろそろ終わりをむかえるあたりに「一龍別館」がある。 24時間営業の古き良き赤坂的なるソルロンタンの専門店です。 朝は静かな知る人ぞ知る店だったんだけど、ひさしぶりに来たら朝からにぎやか。 年の頃、30半ばといった食べ歩き女子のグループが3組。 北京語をしゃべる観光客が1組と、テーブルたった5つしかないお店はテーブル1つ残して

ベーコンを食べるペペロンチーノ

そして夜。 家に帰る前に晩ごはんを食べておこうと「あるでん亭」にやってくる。 独特のパスタ茹で機で茹でるスパゲティ。 塩がしっかりのっていて、しかも見事なアルデンテ。 いつも同じ状態で茹で上げられてるのはこのパスタ茹で機のなせる技。 そのいい状態の麺のおいしさを心置きなく味えるのがオイル仕立ての「アリオリオ」。ベーコン添えがオキニイリ。 こんがり焼かれた厚切りベーコンが4枚、スパゲティーの上に並んでやってくる。 下のスパゲティがほとんど隠れて見えないほどに大きくたっぷり。

エビを食べるドリア

そしてランチをひさしぶりの「ラ・タベルナ」。 近所に住んでた頃にはいつ行ってもすんなり座れるのんびりとした店だった。 それが孤独のグルメに出ちゃったことでにぎやかすぎるお店になった。昼は開店と同時にいかないとすぐに満席。最近では開店時間前からお店を開けてるようで、開店前にすべりこむ。 ひさしぶりに来たら好きだったエビドリアのランチセットがなくなっちゃった。 ハーフサイズのドリアにラージサイズのサラダが付くセットで今のお腹にちょうど良かった。 しょうがないからフルサイズのエ

アイコウシャでハンバーガー。ダブルパティにすればよかった…。

水道橋で人に会う用事があった。 会社のあったなつかしい町。好きなお店がいっぱいあるからたまに来ていた町ではあるけど、仕事で来るのはひさしぶり。 神保町まで地下鉄できて、のんびり北に向かって歩いてく。 中央線の線路が間近にみえはじめ、そういえば「アイコウシャ」ってお店があって何度か来たよなぁ…、って思った。 ハンバーガーがおいしいことで人気の店で昔は知る人ぞ知る的お店だった。 それが今では行列のできるお店になったんだよ…、って先日友人が話してて、今日はランチをここでしようかと