マガジンのカバー画像

オモイデ

315
運営しているクリエイター

2024年5月の記事一覧

鈴新のかけかつ丼にアジフライをつけました!

昼、荒木町の「鈴新」でかつ丼食べる。 なつかしい店。タナカくんと一緒によく来たお店で、来るといつもかつ丼だった。 趣向の違う3種類のかつ丼があるので人気のお店。ひとつは普通のかつを卵とじにして煮込んだ「煮かつ丼」。鬼おろしをかつに乗せてウスターソースをかけた「おろしそうすかつ丼」。 そして名物がご飯にかつを直接のせて、そこに卵とじをかけて仕上げる「かけかつ丼」。 二人で来ると煮かつ丼とかけかつ丼をたのんで分けてた。 それに揚げ物をひとつ追加するのがいつものことで、冬だとカ

アイスコーヒーにお弁当、自分で作る最中

うどんでお腹をあっためて、アイスコーヒーでちょっとのんびり。 「珈琲や」っていうお店。 鍋屋横丁のアーケード街の中にある店。 アーケードの屋根を突き抜け作られたブリキの煙突が目印で、近くに来ると焙煎途中のコーヒー豆の匂いがしてくる。 近所に「大黒湯」っていう銭湯があってネ。 サウナが中二階に浮かぶように作られていて、ガラスブロックの壁がモダンでよく来ていた。 足を伸ばしてお湯に浸かってあったまった体をここのアイスコーヒーで冷したことが2度ほどあった。 この店ができるまでは

月命日に、中野富士見町行きの地下鉄に乗って…

四谷三丁目駅のホームに立って、なんだかちょっとさみしいなぁ…、と思っていたら中野富士見町行きの電車がホームに滑り込む。 タナカくんが一番長く住んだ町。 会いにおいでと言われた気がして電車に飛び乗る。月命日の朝のコト。 ひとつ手前の中野新橋の駅で降り、「トリクロマティックコーヒー」でまず朝ごはん。 たまごトーストにアイスコーヒーをお願いしました。 お店の外を眺めるカウンターにつき、しばらく待ってまずアイスコーヒー。 プカプカ浮かぶ大きなぶっかき氷がなめらかで、軽い酸味の軽い味

ベトナムのカレーとそうめんで晩ごはん

明日はタナカくんの月命日。 それでタナカくんのおかあさんと電話で思い出話を色々してたら、近所のベトナムかあさんのことを思い出し、晩ご飯を買ってこようと思ってでかける。 最近、昼のメニューがあたらしくなって、メニュー看板も写真入りでわかりやすくなった。 それでか昼は忙しいよう。 けれど今日の夜はおかあさんぼんやりしてた。 いただきもののお菓子があって、一人じゃ食べ切れないからおすそわけ。 タナカくんが好きだった料理を作ってもらう。 料理ができる間にタナカくんが描いておかあさ

肉を食べにおいでよと西荻窪がボクを呼ぶ

肉でお腹いっぱいになりにおいでよ…、と西荻窪がボクを呼ぶ。 駅からちょっと歩いて住宅街に入ったところに「キャロット」って洋食屋さんがある。 タナカくんとふたりで洋食屋さんめぐりをしていたときに見つけたお店。男ぶりのいい肉料理でガツンとお腹を満たしてくれるど直球なところに惚れて、一緒によく来た。 なつかしい。 カウンターの上はキレイに整っている。 氷がぎっしり詰め込まれた水のピッチャー。ニンニク醤油に焼き塩、胡椒、海老の粉。ハラペニョソースに中濃ソースと調味料が豊富に揃い、

ひさしぶりの近所の新紀

ひさしぶりに「新紀」で早い夕食にする。 夕食どきがはじまったばかりの時間でお店は静か。ホールも厨房も香港系の人たちで日本人はボクひとり。 小さな旅行に来た感じ。 香港麺と小さな丼の気軽なセットがある。お昼時にここにくると必ずこれをたのんで食べる。 香港麺は汁なし、汁ありが選べて大抵汁なし。ザクザクとした香港麺を心置きなく味わうためには汁なしの方がいいからそれで。 丼は排骨飯がいつもの選択。ボクもタナカくんもこの組み合わせが好きだったから今日もそれ。 野菜不足になっちゃいけ

レタスドッグとデイジー

朝に近所のフレッシュネスバーガー。 曙橋の駅の近くのオキニイリの店。 ビルの中の店。なのに中に入ると一軒家にいるような感じがするのがステキなお店。 一階、半地下、中二階。こんなところで住めたらいいよネってタナカくんと来るたび言ってた。 一階はリビングダイニング。中二階にベッドルームとお風呂を作り半地下は書斎にするってもうレイアウトも決まってた。 レタスドッグの朝食セット。 アイスコーヒーをお供にもらって、半地下の書斎で食べようかと思ってみたら、その半地下が今日は人気でせわ

冷たいウィンナコーヒーで口をすっきりさせましょう

コーヒーで口をすっきりさせましょうか…、と斎藤コーヒー店に来る。 タナカくんが大好きだった木彫りの看板。 髭の王様が今日もにこやかにコーヒーカップを手に微笑んでる。 看板に「SAITO’S COFFEE」って表示があって、それがハイカラ。 創業1948年ですからボクよりひと周りほどのベテランさん。 セルフサービスの喫茶店。 入り口入ってすぐのところにカウンター。そこはちょっとドトールコーヒーみたいな感じ。お店の人はいつもにこやか。 カウンターの前にひとりがけの椅子がズラッと

夜の汁なし担々麺

低気圧のせいかなぁ…、家にいたらなんだかすごく寂しくなって晩ごはんを外に食べに出る。 何を食べようと歩いていたら「京紫灯花繚乱」の看板が目に入る。 京都の新福菜館や第一旭に代表される、黒い醤油スープのラーメンをリスペクトしたお店としてはじまったここ。 京都のイメージなんでしょう…、紫色の看板、暖簾が飲食店らしからぬ艶っぽさを醸し出す。 黒いチャーハンが好きだったけどそれはすぐになくなって、担々麺がメニューにくわわり、汁なし担々麺が割りと好みでたまに来ていた。 ひさしぶりに食

松屋のカレーにキムチに牛皿

そう言えば松屋のカレーがおいしいんだ…、ってタナカくんが言っていた。 家で仕事をしながら食べるのにカレーは便利。 スプーンひとつで食べられるから。 それにネ…、カレーとご飯が別々の容器に入れてくれるから、好きな食べ方ができるんだ。 ご飯がいつもあまるから、牛皿を追加で買ってきてカレーライスをおかずに牛丼を食べるみたいに食べる。 腹ペコのときにはご飯を大盛りにしてキムチを追加すれば腹いっぱいさ…、って。 出張から帰ってくるとカレーの匂いがする松屋のテイクアウト容器が散らかってい

うつくしきオムライスは卵が破れてもなおもうつくし

昼はキッチンチェックにします。 ここのオムライスは「タナカオムライス」と命名したくなるほどタナカくんの好物で、自分で作るときにもこれを目指して作ってた。 ごくごく薄焼きの卵で包んだケチャップライス。中が透けるようでありながら破けずしかもしっとりしている。 口に入れるとふっくらとした厚さを感じるほどに存在感があって、なのに卵臭さはなくケチャップライスを邪魔しない。 何度試してもなかなかこうはならなくて、どうやって作ってるんだろう…、って研究と称して来てた。 当時は今みたいに

大人の遠足「春の文化祭」

今日は一日「大人の遠足」。 広島の友人、タナカくんとボクの3人で毎年1度は必ず開催してた。 タナカくんが旅のしおりを作ってくれて、毎回テーマを決めたりしてね。ひさしぶりにふたりで開催。 今年のテーマは「春の文化祭」。 ちょうど東京フォーラムで音楽のお祭り「ラフォルジュルネ」が開催されてて朝の公演を遠足のはじまりにした。 フォーラム地下の「カフェレクセル」で待ち合わせ。ちょっと酸っぱいアイスコーヒーで朝の頭をスッキリさせる。まもなくドアがオープンです。 ラフォルジュルネの

サクサクの穴子の天ぷらがおいしい天丼

タナカくんが天丼好きになったきっかけの店が「土手の伊勢屋」。 黒いタレに穴子一本を揚げた天ぷら。古色蒼然とした店に溢れるごま油の香り。 天丼ってこんなにおいしいものなんだね…、ってそれからおいしい天丼の店を探して一緒に食べ歩いた。 調べていたら土手の伊勢屋のご主人の兄弟がやってる店が千束、蔵前にあったんです。 蔵前には「カキモリ」っていうオリジナルのノートを作れる工房があってオキニイリだった。それでついでに行ってみようと来てみた。 「蔵前いせや」。 ここもいいねぇ…、ってた