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おいしい食べ物、たのしい食べ方

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おいしく食べてやろう。 たのしんでやろうと思うと、いつもの料理、いつものお店も違ってみえる。 飲食店を嫌いになるのはもったいない。
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#喫茶店

浅草の朝をローヤルにはじめる

今日は4回目の命日。あれからもう4年もたったんだぁ…、と思うと同時に、いまだにいなくなったことにまるで慣れないことにしんみり。 今日はおやつどきから移動の出張。 朝から昼を浅草の好きだった場所や店を回って思い出辿る。 朝ごはんを「珈琲ローヤル」。 昭和風情の喫茶店。 ロココ風のインテリアにシャンデリアまでがぶら下がってて少女漫画の舞台になりそう…、って必ずいってた。 朝は苦手だったからいつもご飯を食べたあとにのんびりアイスコーヒーを飲んでたなぁ。 ここのアイスコーヒーは盛

出張前の頭の栄養。アロマ珈琲のあずきホットサンド

出張前に頭のゴチソウ。八重洲地下街の南の外れ近くにある「アロマ」って喫茶店で朝食をとる。 通路から4段下がったところにあるというちょっと不思議な構造で、地下街の中の半地下みたいなムードが独特。 頭の上に窓がありほどよく暗く、なのに天井は明るい。しかも天井が高くて空気はのびやかでのんびりするのにぴったりの場所。 ホットサンドやホットドッグの値段がびっくり価格。あずきホットサンドが150円。アイスカフェオレたのんでお供にします。 昔はタバコが吸えるお店で、天井が高い分、煙が分

シニアなお店、カフェテラスドムでナポリタン

今日も元気でがんばってらっしゃるかなぁ…、と思って「カフェテラスドム」に来てみる。 昭和ムードの喫茶店です。 シニアご夫妻がふたりでやっていらっしゃってて、障害のある奥さまをご主人がいたわりながらほとんどすべてを仕切る姿があたたかい店。 今日、奥さまはお店の奥のソファでのんびり。 ご主人がニコニコしながら料理を作り、サービスをする。 歳をとってもできる仕事があるってステキなことです。しかも夫婦ふたりでずっと一緒にいられるなんて…、って来るたび思う。 ナポリタンにアイスコー

コーヒーロード。ホットドッグもおいしかったのだ…。

中野で朝。「コーヒーロード」にやってくる。 食事メニューが魅力的。朝のメニューも充実してる。 トーストセット、ハムライス、ハムトーストサンドイッチにホットドッグ。 ハムライスとハムトーストサンドイッチはすでに食べてて、特にハムライスが最近のオキニイリ。 今日はホットドッグを食べてやろうと思ってきたのだけれど、隣のテーブルにハムライス。 それがやっぱりおいしげで激しく気持ちが揺れたけど初心貫徹でホットドッグをお願いしました。お供の飲み物はアイスコーヒー。 まずテキパキとアイス

昭和な喫茶店で昭和な時間

お昼の〆に喫茶店。「カナマル」っていうもう50年以上もやっているという老舗。 みるから古く、けれどしっかりメンテナンスされているお店。 働いている人も昭和な感じでどこかなつかしい。 地元の人に混じって若い女性のグループがやってくる。 SNSで人気があって「喫茶店女子」がわざわざ目指してやってくるんだというのですネ。 目当てはホットケーキやクリームソーダ。 ためしにホットケーキをたのんでみるとたしかにこれはなつかしい。 昔、ホットケーキと言えばこういうものってずっと思ってい

喫茶店のモーニングって…。

新宿で朝。ローレルという喫茶店に来る。 新宿といえばかつては喫茶店がそこここにあった街です。 今では随分少なくなった。 スターバックスのようなお店が増えるにつれて、喫茶店の数が減る。スターバックスのコーヒーの単価と喫茶店のコーヒーの値段を比べると、スターバックスの方が高いことがほとんど。 だから吉野家のような安売りチェーンのせいで、定食屋さんが次々潰れていったのとは違った減少。 コーヒーをたのしむというスタイルがまるで変わってしまったのでしょう。 朝からやっていて、朝食セッ

新宿の地下街に優美なるモダンデザイン。

冷たい飲み物…、と思って近所をぶらぶら。あまり使わぬお店にしようと、新宿駅前の地下街の入口近くにある「喫茶ネギシ」という店を選んだ。 昔、一度来たことがある。 そのときはタバコの煙がけむたくパッとしないお店だなぁ…、と思った。 だからそれからこの店の前を何度も通っていたけれど、入ってみようと思うことはなかったのだけど…。 あらためてお店の様子をみるとこれがなかなか粋な店。 壁の意匠はモダンなしつらえ。ヘアライン仕上げのステンレスと経年で色がすっかり落ち着いたマホガニーの壁

飛び散らない系のナポリタン

新宿御苑の近くでちょっとおやつにしようと「ドム」に寄る。 老夫婦ふたりでやってる喫茶店。今日もふたり揃っていらっしゃる。奥さんは病気のせいで体が不自由。ひとりで生活はできない状況でだからいつもご主人がかたわらにいる。 介護施設にいるよりもふたりでずっとやってたお店…、思い出の場所で一緒に仕事をすることがふたりにとって一番いい暮らし方だという判断でそうしてらっしゃるんでしょう。仕事がひと段落するとカウンターにふたり並んで座ってぼんやりしている様子がとてもステキ。 どんな状

タバコが吸えてサービス精神旺盛な店。杉大門

荒木町はいろんなおいしいものに満たされた小さな宇宙。ありとあらゆるお店があるけど、チェーンストアとファストフード、喫茶店が絶望的にない。 夜がメインの街だから喫茶店がないのはいささかしょうがなく、けれど一軒、オキニイリのお店が杉大門通り入り口にある。名前はわかりやすくも「杉大門」。 タバコが吸えるお店である…、ということもあって近所の商店の旦那さんたちが集まって世間話に打ち興じる様、とても昭和でオキニイリ。 サービス精神旺盛のきっぷの良い商品もありがたく、例えば軽食商品と

昭和喫茶のステキな朝

数寄屋橋で野暮用があって、朝から移動。 ひさしぶりに地下鉄にのったけれど、こころなしか電車の中は静かで街も人出が少ない。 オリンピック、パラリンピックに伴う外出自粛がきっかけで東京の人たちの内向きムードは本格的になっちゃったのかもしれないですネ…、ボクの気持ちもおとなしめ。 有楽町駅前の交通会館で朝食。 「阿蘇」っていう名前の喫茶店が前からちょっと気になっていた。阿蘇っていう名前からおそらく熊本出身の方がやっていらっしゃるんであろうことと、昭和のこういうオフィスビルに必ず一

ビックロの裏の朝からたのしい喫茶店

新宿三丁目のビックロの裏路地にある「ローレル」っていう喫茶店。 朝早くからやっていて、朝ごはんを食べるのにほどよい場所でよく来てた。 しばらく朝の営業をやめていて11時開店になってたんだけど、ひさしぶりに近所に来たら朝やっていた。 しかもメニューも昔の通り。 サンプルケースの中のサンプルも昔のままで、なんだかスゴくなつかしかった。 オキニイリのテーブルに座る。 お店の中にでしゃばる柱を上手にとりこみ、手元に小さな棚を作った秘密基地みたいな居心地良い席。首を伸ばせばちょっ

正調喫茶店的ナポリタン

西武って名前の喫茶店。 新宿の旧三越近くで昔からずっとやってる大型喫茶店。 ステンドグラス風の天井ライトのカバーに、赤い別珍のイスの張り生地が特徴的な未だに昭和のムードを残した大型店。 去年、新宿駅をはさんで反対側に支店ができた。 ビルの二階。 一階にはチェーンの居酒屋があって、2階は多分、オフィスかなにかが入っていたのでしょう。外階段がメインの動線。 階段の登り口の脇に大きなショーケースが置かれてて、中にサンプルがにぎにぎしく飾られている。それがなければココに喫茶店があ

カチッとしているのにやわらかい空気。よき喫茶店

西新宿駅の近くにBBBって言う気持ちのいい喫茶店がありますよ…、って教えてもらってやってきてみる。階段を上がって2階にあるお店。 その店の佇まいの素晴らしいことにウットリしました。 カチッとしてる。あるべきところにあるべきものがあって無駄がなく、合理的にできているのに居心地がよい。 焙煎器ががありケーキが収まるショーケースがあり、喫茶店としては十分以上の厨房機器が並ぶオープンキッチン。カウンターにテーブル席と、これほどによくできたお店になかなか巡り会えない。感謝であります。

モダンデザインとサービス精神旺盛なツナトースト

金曜日の朝。 新宿にでて「喫茶ネギシ」で朝ごはん。 新宿でネギシと言えばボクの中ではずっと牛タン屋を思い浮かべるものだったけど、先日ここに入ってびっくり。 いまや新宿におけるネギシは牛タン屋でなく好きな喫茶店の代名詞になっちゃった(笑)。 何が好きってインテリア。 ミッドセンチュリーモダン的とでもいいますか。直線と曲線が組み合わさったうつくしいモチーフが随所に使われ、テーブルはオリジナル。椅子も半分くらいはオリジナルのものが残ってる。 コースターに描かれたお店のロゴデザイン