潮目

ひとかけらごとの 毎日が
ひとかけもなく 来るとして
両目を開ける その時が
たしかに来ると 言ってほしい
ひとひとりぶん この息が
磯のまにまに 消えるから
私が見ている 今ここに 
居てほしいのだ あなたこそ
いをのをこぜの 見た色が
私であれと 思うだけ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?