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人生の選択について考える

「人生の落とし物」が過去のもの、「不安」は未来のもの、そんなことを書きました。

「過去」「未来」ということで、今日は「現在」について考えてみようかと思います。

「現在」に関わるものとしては、「選択」があると思います。人生は、「選択」の連続です。もちろん、悩むことのない「選択」もあります。「選択」したという意識さえないほどに、選択し続けられれば、心は疲れませんね。

しかし、そうとばかりはいきません。

「人間関係」「進路」「仕事」といったことばかりか、日常生活の様々な場面で、「選択」に悩むことは、多々あると思います。それこそ、僕たちは、一瞬の会話のうちにも、「話すか、黙るか」「どんな言葉で気持ちを伝えるか」といったことを選択しています。場合によっては、たとえ一瞬の言葉にむけてでも、悶々と悩みながら。

そんなときの基準として、「どちらが効果的か」「どちらが安全か」「どちらが成功しやすいか」「どちらが得か」など、様々なものがあると思います。リスク対効果のバランスをあれこれ考えながら、「選択」に悩むわけです。

しかし、結局は「選択」によって生じる結果・効果は、常に未来のことですから、考えても確定的に分かるはずはありません。悩んでいても堂々巡りのことも多々あります。

そんなとき、僕が最後の最後で、頼りにしている「選択基準」があります。それは、「どちらが自分らしいか」です。

「あ、ここで、日寄って黙るのは、自分らしくないな」「あ、ここで、目の前の利益に走って、急ぐのは自分らしくないな」「あ、ここで、リスクを回避しすぎるのは、自分らしくないな」

などなど、「自分らしさ」を基準に、選択していく。

その「自分らしさ」は、今、自分にある「らしさ」ではなくてもいいかなと思っています。「こうなっていきたいなあと思う、目標としての『自分らしさ』」です。

そんな「目標としての自分らしさ」に向けて、選択を重ねていくと、目標であった「自分らしさ」が、いつのまにか、周囲からも認めてもらえるような、「自分らしさ」として、無理なく自分の身に定着していくように思います。

「自分らしさ」を基準に、選択を重ねる……選択に迷ったときの、処方箋として、頼りにしています。




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