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ショーンホワイトが教えてくれた生き様

北京オリンピックの男子ハーフパイプが終わりましたね。
競技生活を終えると宣言していたショーンホワイトのランには感慨深いものがありました。

思い返せば、ショーンホワイトに出会ったのが今から13~14年前くらいでしょうか。
当時私はスノーボード業界にいて、バートンからショーンについて色々な情報を教えてもらったのを思い出します。

その頃の私はというと、スノーボードはトリックの難易度ではなくスタイルこそが本質だと信じて疑いませんでした。
そんな当時の私にとって、ハーフパイプで正確な動きで高難度トリックを決めまくるショーンホワイトは、凄いとは思いつつもあまりカッコイイとは思えなかったものです。
当時は国母カズがスタイル出しまくりの滑りで対極にいて、どうしてもスタイル重視の私としては国母カズ押しになっていたのです。

時は流れて今回のオリンピック。
ショーンを上回る高難度のトリックを繰り出すライダーたちの中、ショーンのスタイルは別格でした。
スタンス位置、グラブの仕方、体の捻り方・・・誰が見ても、一目見ただけでショーンの滑りだとわかるスタイル。
滑りのすべてが、そのスタイルそのものがショーンホワイトとして存在していました。
ショーンホワイトという生き様を見たのです。

彼は高難度のトリックを出すだけのマシンではないのです。
ショーンホワイトという生き様を貫き通した結果、もはや揺らぐことのないショーンホワイトというスタイルを持つに至ったのだと思います。

チャレンジし続け、自分と戦い続け、信じた道を進んだ先にあるもの、それこそがスノーボーダーが憧れる「スタイル」なのではないでしょうか。
スタイル重視の私は、果たして死ぬまでにそのスタイルを見つけられるのでしょうか。
この己を信じ続ける心というものを、彼から学ばせてもらいました。

彼と一緒に滑ったことはないけれど、同じ時代に同年代としてスノーボードができたこと、その進化と活躍を見続けることができたことを本当に嬉しく思います。
最後までチャレンジし続けたショーンホワイトを称え、ありがとうと伝えたいです。

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