【我が家めし】鶏の旨味お雑煮
きんがしんねん!
初詣へ行った後は、こころ静かに愛刀のお手入れを。
古い刀油をぬぐい落として、新たな刀油をうす〜く引くのだ。
日頃は、のほほ〜んと過ごしているだけに、元日には何かひとつくらい、きりりと心が引き締まるようなことしたいしね。
真剣だけではなく、稽古用の模擬刀もお手入れ。(稽古、もう何年もやってないけど)
なお、この写真は、上から順に、
・真剣(斬れる本物)
・模擬刀(斬れない、合金製の居合稽古用)
・予備の模擬刀(新選組、永倉新八うつし)
さて、お雑煮。
地方や各家庭によって、お雑煮はずいぶんと違うもんだと思うけど、うちはシンプルに鶏のお雑煮。
なお、餅は角切り。
うちの実家では、海老が入ってて今にして思えば豪華だったな……その他にはネギと、飾り切りのニンジンというシンプルな内容だった。
●お雑煮(10杯ぶん)
0:材料
・水2リットル ・昆布60グラム
・料理酒適当(たぶん200ccほど入れた)
・塩4つまみ(適宜調整)
・醤油少量(ほんのり黄金色がつく程度)
・鶏肉適当(ももでも胸でも)
・鶏皮
・ニンジン
・ネギ
・小松菜
・柚子少々
1:前夜から、鍋へ水を張って昆布を放り込んでおく
水1リットルにつき10〜20グラムが適量らしいんだけど、出汁は濃いめが好きなので。
今回買った昆布は5枚くらい入って110グラムと記載してあったので、とりま、3枚くらい放り込んでおけば多分60グラムにはなってくれるであろうと期待。
いつもは、顆粒タイプの昆布出汁を使うくせに、人の目にさらされるとなると、つい見栄を張らざるを得ない……。
ただ、顆粒の出汁はどうしても粉っぽく、味が濁るのは確か。
昆布できちんと取ると、澄んだ味わいになる。
たまには手間をかけてもいいじゃないの、お正月だもの。
2:出汁が取れたら昆布を出しておく
なお、貧乏性のわたしはこの昆布をそのまま捨てるなんて不可能なので、後で別途、昆布の佃煮にする。
3:調味料を投入
料理酒。本当は質の良い日本酒を入れたいけど。
醤油は、つゆを黄金色にするためだけのつもりの少量がちょうどいい。
塩は、味を見ながら調整。
4:具材をぐつぐつ煮る
鶏肉は適度に切って投入。
本当は、別に下茹でしたものを投入した方が、汁が濁らないで済むんだろうけど。
鶏皮も小さめに刻んで、ほどほど少量を投入。
なにしろ鶏肉の旨味は、鶏皮にあり。
ただ……。
鶏皮は、なかなか売ってない!
大晦日、大規模なスーパーへ買い出しにいったら、棚には出ていなかったけれど、精肉スタッフが解凍し小分けする前の鶏皮1Kgをまるごと売ってくれた。
帰宅後、それらを小分けにし、冷凍保存。
鶏の旨味を最大限に味わえる、重要なダシになってくれる……それが鶏皮!
ネギは3センチくらいのを縦に細切り。
人参は、せっかくのお正月だし、なんとなーく花みたいな感じに切ってもいいよね。
小松菜は、適当にざくざくと。
4:お餅を焼いて、お椀へ放り込む
5:好みにあわせて、柚子をちょい入れ
小さく細切りにしたのをお椀の中央にちょこんと置いた方が、見た目にも上品だし、香りも豊かになると思うんだよね。
◯
以上が、毎年つくってる、なんの変哲もない普通のお雑煮。
海老なんて贅沢なもん使ってられんし、ほどほど安く、かつ最大限に自分好みの美味しさを求めたら、こんな感じになったっす。
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