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「DVの防止と被害者の支援について」江東区に聞きました!

みなさん、こんにちは!
助産師・看護師・一児の母
がん・不妊治療経験者
江東区議会議員の酒井なつみです。

江東区議会の9月議会で3回質問を行いましたので、順にブログにまとめる形でご報告したいと思います。

ジェンダー平等/DV対策/ワークライフバランス・男性の家庭進出/障害者施策と、これまでの活動をより深め、未来のために取り組んでいます

本日のテーマ


本日は「DV(ドメスティック・バイオレンス)の防止と被害者の支援について」を取り上げます。

DVの防止と被害者の支援について

デートDV防止について

区では中学生を対象としたデートDV(恋人または元恋人からの暴力)出前講座を行っていますが、私はより多くの児童に啓発が必要だと考えています。

実施校、受講人数と、全生徒の何割が受講しているのか実績を確認したところ、令和3年度はコロナにより実施していないとのことでした。

R1年:3校372名、全生徒に対する割合4.7%
R2年:2校248名、割合3.2%
R3年:なし

課題があるのにも関わらず、平時から3校しか枠がありません。私はDVの防止に関する予防教育を拡充すべきだと考えています。

その理由は、区役所でDV被害者の支援を担う保護課から、【若年女性を中心に、配偶者や恋人など親密なパートナーからの暴力に対する問題意識が低いことや、相談窓口に直接訪れることへの抵抗感がある】と聞いているからです。

庁内でも課題を共有し、どのように課題解決するか検討しなければなりません。

自治体の仕事について

地方自治法第2条 では、「地方公共団体はその事務を処理するにあたっては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を上げるようにしなければならない」と規定しています。

つまり、予算が限られる中、最大効果を上げるためには、効率的・効果的に実施する観点が重要です。

平時から3校(全生徒に対する割合5%程度)と取り組みが不十分であることを指摘し、事業の拡充と、効果的な方法の検討を求めました。


DV被害者への支援について

配偶者からの暴力に対する相談・支援を行う「江東区配偶者暴力相談支援センター」では、電話と面接にて女性の相談支援を週6回行い、令和3年度525件の相談に対応しています。
担当職員さんからは、DVを主訴としたものをカウントした数値であり、実際は更に多いとのことです。
DV被害者への支援について、相談後は適切な支援につなげることができているか?区の評価と課題を尋ねました。

継続した支援に関しては難しい面もあるとした上で、適時必要な機関、庁内部署につないで支援しているとのことでした。

また、被害者支援は関係機関として、警察、庁内他部署(保護課、こども家庭支援課)と連携をしていますが、これら支援機関との緊密な連携を行うことを求めました。

庁内に設置されている「女性に対する暴力問題連絡会議」については、効果的に機能しているのか、3年度の取り組みと、課題、並びに今後の取り組みについても尋ねました。

定例として全体会連絡会議が年1回、実務者会議が年2回実施されている。
ただ、令和3年度は実務者会議1回はコロナ禍で書面会議とした、とのことです。

実務者会議が年2回というのは私は少ないと感じるため、関係機関や区役所内での顔のみえる関係をつくり、連携を強化していくことを要望しました。

最後に男女共同参画推進センター所長にはジェンダー平等社会に向けて、一人ひとりの職員さんにその意識を根付かせるために役割を全うすることを要望しました。

さいごに

江東区の行う区民意識調査では男女が平等だと思う区民の割合はずっと14~15%しかいません。

このままでいいのでしょうか?
職員数や取り組みをみても区のやる度はまったく伝わってきません。

私はこの課題に今後も精一杯取り組み、少しでも多様な人が生きやすく、男女が平等だと思える社会にしていきます。

今後も応援してください!




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