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日本の元気を取り戻す選挙  ~ 自民党総裁選挙の所感 ~

石破茂新総裁が誕生して、自民党総裁選挙は幕を閉じました。自民党の代表を決める選挙ですが、日本の政治のリーダー、総理を決める選挙でもあります。
私は小泉進次郎候補を応援しました。

■ なぜ「小泉進次郎」か

同じ神奈川県の議員であること、自民党神奈川県連会長として、多くの地方議員や地域のために汗をかける、人のために動ける人であること、改革スピリットが旺盛で結果までを出せる人であること。そして一貫して無派閥。派閥からの指示なしで今まで活動を続けてきた、つまり自らの頭で考え、自らの足で歩き、自分で決断してきたことなどを考えると、今の日本に必要な人材だと思ったからです。
結果、1回目の投票で3位となってしまいましたが、彼の持っている強みの一部はご理解いただけたのではないかと思っています。

■ 派閥政治との違い

今回は多くの議員が「異色」「経験したことがない」という総裁選となりました。9人という候補者の数も話題になりましたが、これは派閥解消の結果の一つでもあります。
林候補と上川候補は同じ宏池会出身、茂木候補と加藤候補も同じ平成研出身で、ましてや茂木候補は平成研の領袖です。
派閥は総裁選で自分たちの代表を総理にするための集団です。それが、領袖が出馬するときに同じグループから出馬をするなど、今までは考えられませんでした。派閥解消をしたというグループがいくつか出ましたが、本当に解消されたのかと半信半疑だった私も、候補者の顔ぶれを見て、派閥解消の結果だと実感しました。

■ 旧派閥的な動き

一方で、確かに旧派閥ごとに会合を持ったりすることも多くありました。しかし9陣営もあったため、投票行動に関しては実際はまとまらなかったと聞いています。
元来、派閥は領袖こうだと決めると全員が同じ行動をすることが前提です。総裁選の投票権を派閥に譲り渡す代わりに、日常の活動や選挙時などの支援を行うことが交換条件のようになっています。今回も最終盤に派閥の領袖が「1回目の投票から○○候補に投票するように」という指示を出したという記事がネットで出回りました。そうなると、それまで9陣営のどこかで支援活動をしていても、領袖の決定で行動が決められてしまうわけです。このネットの記事の真偽のほどは確認しようがありませんが、「これが、派閥だ」と思わざるを得ませんでした。

■ 無派閥とは

一方、私も様々な記者に「ガネーシャの会(菅議員に近い人たちの会で、私が会長を務めています)のメンバーが小泉陣営に多く入っていて、これでは派閥と一緒ではないですか?」と聞かれました。しかし、答えは「NO」です。
毎回、メンバーは一人ひとりが自分で考えて支援をする人を決めています。その結果、今回も何人かは他の候補者を応援しています。私たちはお互いそれを尊重しているわけであり、たまたま人数が多いというだけで「派閥だ」と決めつけるのは、まったく本質を押さえていないと思います。

■ 総裁選の準備と総裁への準備

また、今回の総裁選で感じたのは、「総裁選の準備と総裁への準備は違う」ということ。
小泉陣営は初めて総裁選挙をやりました。やはり選挙準備不足で、特に全国の党員票対策に関しては様相がつかめず苦労しました。
また、候補者本人と日ごろから顔を合わせている国会議員の間では、まじめさなどから信頼を培い、改革スピリットを評価もされており、加えて、一定のリーダーシップまですでに期待される状態だったのに、メディアから否定的な報道がなされたときに、このことをうまく国民に伝えることができなかったことも準備不足の一つと言えます。
一方で1回目の投票で国会議員票が1位という結果は、候補者本人が初当選以来15年間積み上げてきた努力の賜物で、党の代表としての総裁への準備という点では、小泉候補は議員同士お互いの付き合いを大事にし、国会対策などの裏方の仕事も担い、体験し、一つひとつ積み上げてきていたと思います。
総裁選を経験してきた陣営とはやはり違うなと思わざるを得ませんでしたが、これからは我々も「経験したチーム」として、今回の経験を無駄にすることなく積み上げていきたいと思います。

■ 日本の元気を取り戻す

石破茂政権が誕生しました。石破総理の地方創生の思いは私の国家間、国づくりの発想と軌を一にするものです。
そのキーワードは「関係人口(地域や地域の人と多様な形で継続的に外部から関わる人)」だと思っており、都市部に住む我々も、地方と呼ばれる過疎の地に住む方々もかき混ぜて、ともに生き生きとした人、グループ、地域へと変わっていく流れを全国につくっていきたいと思っています。
新しい内閣のもと、日本の元気を取り戻すべく努力してまいります。

小泉進次郎陣営の会議にて
総裁選挙後の報告会にて

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