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アトピー・アレルギーの改善(肝臓、腎臓、副腎、腸) +エドガー・ケイシー療法

最初にお伝えしとくと、残念ながら全ての方を改善出来たわけではない。ただ少なくとも、痒みが緩和した、全体的に症状が良くなったなどは皆さん言われている事なので、効果は確実にあると思う。

うちは栄養療法と整体をメインに施術を行っているけど、骨盤を整えるとか、バランスを治すとかだけではなく、東洋医学の考え方で「全体性を診る。」と言う事を大事にしている。身体はパーツごとに動いているわけではなくて、内臓・脳・骨格・筋肉・リンパなどの組織から、精神面も含めてそれぞれが協調し助け合う事で、ホメオスタシス(身体の恒常性)が維持されて健康を保てている。

骨盤がゆがんで来ればそれ以外の部分も歪む。
肝臓が悪くなれば、それ以外の臓器も機能低下が起こる。
血液の状態が悪くなれば、あちこちに不具合が起こる。

つまりどんな症状、病気であっても「全体を診る」と言う事をしなければ根本的な問題は解決しないと考えている。
木を見て森を見ずでは、木が腐ってしまった根本的な原因を見逃してしまうかもしれない。どんな仕事にでも必要な必須のスキルであると思う。

僕は中高生の時にラグビーをやっていたから、ラグビーで例えると分かりやすい。足が遅くても体が大きければ有利なポジションがあり、体が小さくても素早ければ有利なポジションもある。15人それぞれに役割があり、協力しあってこそチームとして機能する。
One for all,All for one(1人は皆のために、皆は1人のために)と言う有名な言葉があるけど、身体も同じで助け合っている。

もしも肝臓が悪くなれば、みんなで助け合い、肝臓を治すように働くはずである。しかし、もし肝臓が治っていかないのであれば、『治すことができない理由』があるはず。それが病気の根本の問題であると思う。
肝臓を治すのではなく、肝臓が治っていかない原因を探すこと
これは全ての病気に言えることで、それを突き止めて正すことができれば、ほとんどの病気は治っていくものと信じている。原因は一つとは限らない。

アトピーや湿疹などのアレルギー症状に関しても同じことが言える。
ステロイドは症状を一時的に抑えているだけで、治っていかないのはアトピーの方ならよく分かっている事と思う。しかし、かゆみで夜寝れないこともある。その辛さはご本人になってみないと分かる訳はないし、ステロイドに頼ることも必要な時はあると思っている。しかし、ステロイドで治った!とはあまり聞いたことがない。
ステロイドホルモンは副腎から分泌されるが、外からステロイドを入れてしまうと、副腎はステロイドホルモンを作らなくなってしまう。そうなると一生ステロイドを手放せなくなり、完治は難しくなる。

今まで、アトピーの方を何名か診させてもらった経験から言うと、根本的な原因は人それぞれだった。
ご両親の食生活が原因の場合、ご本人の食生活が原因の場合、ご本人のトラウマやメンタル面が原因の場合、ご本人の体の中に羊水・重金属・老廃物が残っていた場合などもあった。(なぜそんなことがわかるのか?と言われると説明は難しいけど長年、人を診る訓練と色んな角度から勉強をしてデータを取ってきたとしか言えない・・。)

原因は人それぞれであるから、「こうやったら治りますよ!」なんて無責任なことは言えない。ただ、うちに来られたアトピーの患者さんには必ずアドバイスしている事があり、それを書いてみようと思う。
完治した!とまでは言えなくても、必ず緩和する、楽になると言うのは、来院された患者さんが証明してくれている。



まず、アトピーで皮膚が痒くなるという現象は、炎症反応が起きているということ。ではなぜ皮膚に炎症反応が起こり痒くなるのか? 
考えられるのは大きく2つ。

1つ目は、
肝臓、副腎、腎臓、腸などの臓器が機能低下を起こしていて、異物・毒素などが体内に多量に存在し、それをマクロファージや白血球が貪食するときに炎症反応が頻繁に起こるため。

2つ目は、
小腸が機能低下を起こし、Tレグ(制御性T細胞)などが免疫細胞を制御する事ができず暴走し、免疫細胞などが正常細胞まで攻撃して炎症反応が起きるため。(いわゆる自己免疫疾患)


アトピーを治すには、1と2の両方の考え方が必要で、
肝臓、腎臓、副腎、小腸を回復させる必要がある」と考えている。
皮膚を何とかしようとしても根本的な解決にはならない。
そのためには、①毒素の排出、②毒素を入れない、③皮膚を保護する、④腸内環境を変えるなどが必要と考えている。


①毒素の排出
まずやることは、肝臓を温めること。肝機能が低下したままだと体の中に毒素が溜まり続ける。自分の手で頻繁に肝臓辺りに手を当てる事や、保温できるものを当てること。肝臓機能は温めることで回復しやすい。本当はヨモギ蒸しや岩盤浴などの低温サウナで体全体の老廃物を出すことが出来たら理想だけど、汗をたくさんかくことで余計に痒みが酷くなる場合も考えられるので無理はしない事。
運動をすること。ランニングでも良いし、ヨガや体操などなんでも良いので続けられそうな事から始める。
お白湯を1日1〜1.5リットル飲めば、体の中から温める効果と、腸内洗浄と老廃物の排出も促される。
深呼吸をよくすること。(肺からは二酸化炭素以外にも不要な物質を排出している)
肝臓の解毒を手伝う栄養素は、ビタミンC、ビタミンB群(2,3,6,12など)、アミノ酸(BCAAなど)、マグネシウム、鉄など。
食材では、ニンニク、ブロッコリー、ショウガなど。
サプリを使うなら、クルクミン、カテキン、ケルセチン、イソフラボン、レスベラトロールなど。(人によっては合わないこともあるので試してみないと分からない。)


②毒素を入れない
毒素になりそうな加工食品や添加物の多いものは避ける。原材料を見れば大体わかる(トランス脂肪酸、ショートニング、人工甘味料、着色料、フッ素など。)
腸に炎症を起こしやすいものは、砂糖、小麦製品(パン、ラーメンなど)、揚げ物(天ぷらなど)、乳製品(牛乳、ヨーグルト)など。(花粉症の人がパンをやめると、症状がかなり緩和したりするくらい小麦の摂りすぎは炎症を助長する。)
ちなみに米粉パンや古代小麦(スペルト小麦など)のパンはアレルギーが起きにくいのでおすすめ。
アルコールは絶対禁止。できればコーヒーや紅茶も禁止。なるべく冷たいものは飲まない事。アイスクリームは絶対禁止。
1日2食くらいがオススメ。過食に気をつける事。たまに1日断食するのもデトックスには良いと思う。


③皮膚を保護する
必要な脂分を落とさないように、なるべくシャンプーやボディーソープは使わない。女性は嫌がるけど使うなら石けん成分のもの。
塩素を皮膚に当てないように、お風呂のシャワーヘッドを塩素除去のものに変える。塩素は皮膚を痛めるから、水道水にも浄水器をつけるか、洗い物はゴム手袋などで徹底する。
アルコール消毒は使わない事。ファブリーズなどの化学薬品は使わない。
洗濯洗剤も界面活性剤入りのものは使わない。
本来の皮膚は弱酸性だけど、アトピーの場合は強酸性に傾いている状態だから、皮膚をアルカリ性に持っていく水素水はオススメ。お風呂も水素風呂とかに出来たら理想。
皮膚を保護するワセリンやアロエでも良い(海外のオーガニックのものは質の良い物が多い)とにかく空気に触れさせない方が治りは早い。(皮膚が酸素で酸化してしまうため)

④腸内環境を変える
欧米食から昔の日本食に変える(ご飯、味噌汁、魚など)
腸の粘膜を保護するために、ムコ多糖類を食べる(ネバネバ系のオクラ、山芋、納豆、キノコ類など)
腸、副腎、肝臓などの機能回復のために、オメガ3系の油を摂る(アマニ油、エゴマ油、DHA、スクワレンなど)
体を酸性からアルカリ性に変えるために、ビタミン類を摂る(キノコ類、野菜、海藻類) 水素水を飲む(またはアルカリ性の水)
骨格・背骨の調整やリンパマッサージなど、内臓(特に腸)の蠕動運動を促す治療


①〜④のすべてを出来なくても、出来る範囲で実行してもらえたら、少なくとも症状は緩和すると思う。上手くいけば完治までいけるかもしれない。
*ただし、アトピーの原因は内臓機能の低下だけど、内臓機能を低下させてしまった原因は人それぞれ違うから、そこに対してアプローチしないと改善しない事はある。

メンタルアプローチでは、
アトピーになる人には、親子関係、夫婦関係の何かしらのトラブルが関係していることが多いように思う。
完治するためには、潜在意識を変える必要があると個人的には思っているけど、潜在意識の書き換えを説明するのは難しいね。。
僕自身も人生に悩んで苦しんだ人間だったけど、潜在意識を変える訓練をしたおかげで生きやすくなった。たくさんの人のおかげだし、一番は厳しくも優しい師匠のおかげである。
僕が潜在意識を変えた方法はまた書いてみようと思う。参考になるかなと思うけど、ちょっと長い文章になるかも。



最後に、
もう亡くなってしまったけど、エドガー・ケイシーと言う治療家がいた。
リーディングを行い、初めて会った人の病気の原因も治し方も的確に指示していたらしい。
リーディングと聞くと怪しい雰囲気はあるけど、その治し方を見てみると、理に適っていたりするし、参考にさせてもらっている。


エドガー・ケイシーは、
乾癬やアトピーなどの皮膚疾患は、十二指腸〜小腸に原因があると言う。
腸の腸壁が薄くなる事で、食べたものに含まれる毒素が腸壁を通過して血液・リンパに入る。体内に入った毒素は皮膚が弱い人の場合、皮膚にでる。肺が弱ければぜんそくになる。
腸壁を厚くする事と、毒素の排出を行い、アトピーや湿疹はもちろん、乾癬については95%以上の治癒率を誇ったそう。

ケイシー療法の基本原理はCAREと呼ばれていて、どの病気についても基本原理は共通らしい。
C 血液・リンパ・神経の循環
A 食事療法・消化吸収
R 休息・休眠
E 毒素・老廃物の排泄


ケイシーが行なったアトピーを治す具体的な方法は、
・豚肉を避ける
・揚げ物を避ける
・新鮮な野菜を豊富に(昼:地上の生野菜、夜:地下の温野菜) クレソン、セロリ、レタス、ニンジンなど。
・ナス科の野菜は避ける(ナス、トマト、ジャガイモ、パプリカ、ピーマン、トウガラシ、コショウ)
・野菜を食べる時はゼラチン(動物性タンパク質)と一緒に
・精白した米、パンは避ける
・柑橘系の果物は豊富に(ただし穀物と一緒に食べてはならない)
・1日1.5リットルの水を飲む
・砂糖を多く含む菓子類を食べない
・怒っている時、悲しんでいる時は食べない
・ヒマシ油パックなどの温熱療法を使い肝臓を温める
・腸内洗浄キットなどで腸内を洗浄し綺麗にする
・背骨の調整(オステオパシー)

など。


体をアルカリ性に持っていく事は重要で、柑橘系の果物はとても有効。ただし、ご飯を食べた後にすぐ食べるのはNG。柑橘系はpHでは酸性だけど、食べると体をアルカリ化させるからアルカリ化食品と呼ばれる。しかし、炭水化物と一緒に食べると柑橘系は強酸性の食材になってしまい逆効果になる。食後2時間ほど空けてから食べる方が良いとされる。

体を急速にアルカリ化に持っていきたい場合は、1日おきに朝だけミカンを食べること。ミカンだけ。
人の体は弱アルカリになっている時は、インフルエンザのウイルスなどは増殖できないそう。コロナのような風邪のウイルスにも強くなるかもね。


以上がアトピーを治すために僕が患者さんにアドバイスしている事で、
アトピー以外にも、湿疹、花粉症、鼻炎、ニキビ、喘息などのアレルギー症状の人にもかなり効果がある方法だから、試してみてほしい。

エドガー・ケイシー療法については、まだまだ書き足りないくらいだけど、ご自身で調べてみてはどうかな。
その他の病気で悩んでいる人にも希望の光が見えるかもしれないよ。



「〇〇を自分で治す方法はありますか?」


「〇〇のような症状の場合はどんな治療法が良いですか?」


「〇〇のような病気はどのようにすれば良くなりますか?」

などを知りたい方は、コメントに書いて頂くか、プロフィールに貼ってあるホームページから、メッセージを送って頂けたら、それに関する記事を書きますので教えて下さい。

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