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「コミュ力」を整理分解してみましたの③.お願い力。すべてのコミュニケーションはこの時のために!

これの続きです。

コミュニケーションの結論にして成果は、以下に人を動かすか。自分の想い、考えを丁寧に伝えて、相手の心を動かしたり、決断を促したり、行動を促したり。プレゼン、マネジメント、営業など、あらゆる場面に使えるでしょう。

ではまいりましょう!

お願い力とは①:説明力。自分の考え、思いを正しく伝える。

これまた齋藤先生。

ここで書かれていることで圧倒的にわかりやすいのは、

よい説明とは「ヘリコプターの着地」である
悪い説明とは「分厚いマニュアル」である

加えて言うならまさにこのような「例示力」も大事だといえますが。

ヘリコプターの着地とはすなわち、最初に着地点(ヘリポート)をはっきりさせ、最短距離でそこに向かうということ。上空をぐるぐる旋回しながら、どこに着陸するかもわからないような飛行では、混乱するということですね。

分厚いマニュアルとはすなわち、過多な情報量が整理もされずに並べられているということ。「〇〇のことはどうなってるんですか?」「あ、ここに書いてあるんですけど…」となるようでは、説明の責任を果たしてないといえます。

お願い力の②:先回り力。相手よりも先に「やりきっておく」こと

急に別の本出します。

あら。。いい本なのに在庫がない。。
この本によると、サッカー日本代表の岡田元監督。岡田監督は、「考え抜く」という姿勢を崩さなかったそうです。

岡田監督は、自身の采配に対するさまざまな批判を聞いたけれども、「そうか、その手があったか。それは考えてもみなかった。」ということは一つもなかったと語っていた。

指導経験も少ない、急遽監督になった岡田監督が、日本代表という人たちを「動かす」には、誰よりも考え抜くしかないと思ったと。

これは本当に、日本の頂点の話ではありますが、コミュニケーション一つ一つにも言えることだと思います。すなわち、「相手を動かしたいのであれば、こちらのできることはすべてやっておく」姿勢が大事。

・相手が知りたいこと、ほしがる情報はすべてそろえておく
・選択肢、可能性を考え切っておく
・根回し、下準備が必要ならできる限りやっておく

いや、そんな毎回やってらんないよ!と言われれば、そうでしょう。でもこういうのは姿勢の問題です。できる限りやりましょう。そうすれば伝わる誠意もあるでしょうし、言葉に説得力も出るでしょう。そうしたことが、相手の心を動かすこともある…かも!!

お願い力とは③:表現力。多彩な表現方法を持とう

文字・言葉で伝えることが最も重要、でありつつ、文字・言葉だけで伝わることはたかが知れている、ということもわかっておくべきでしょうね!方法論で言うと、

・ 図表、写真を積極的に取り入れる
・ 顔を合わせて、身振り手振りを交える

とかになると思うんですが…もっともっと極端に言うと、最後にぶん投げる感じになりますが。

相手の心を動かしたり、相手に動いてもらったりするのは、理屈じゃない

というのもまた真理です。突然ですが、芸大を目指す主人公のマンガ「ブルーピリオド」の一節を引用します。

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美術は文字じゃない言語だから
絵を描いて、それが人に伝わって
初めて人と話せた気がした

「コミュニケーションしたけりゃ絵を描け!」と言いたいわけではなく、それだけコミュニケーションというのは難しく、あいまいで、理屈通りにはいかないということです。。

ここまでコミュニケーションのコツを頑張って伝えてはきたものの、それでできるようになるものではないし、できた気にならないことが肝要ってことですね!これまでの話は何だったのか感がありますが。笑

ということで全3回で、私なりに「コミュニケーション力」を分解・整理してみました。何かのご参考になれば!

以上ですー

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