黒いスティック、の夢(2022.9.3)

 勤め先の食品工場。の整備部門の部屋。
 あと一週間ほどで退職するので、机の整理をしていた。
 後輩が、どうして辞めるんですかと、もはやどうにもならないことで責め立ててくる。現実の彼は僕の辞職を惜しむようなことはなかったのに。
 机の引き出しに、ドラムスティックが五、六本、入っていた。黒いスティックを使ったことはないのだが。いや、そもそも会社に持って来たことはないはずだが。それに、長さが揃っていない。サイズの合わないものは捨ててしまって、使えそうなのは持って帰ろう。
 いつの間にか終業時刻を過ぎていた。着替えて退社しようと更衣室に向かっている途中、定年退職間近の先輩ふたりが、お互いの仕事ぶりに文句を言い合いながら、何か作業していた。

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