道案内 夢日記2023.12.13

 初めて来る駅だった。
 勤め先の業務に関する何かしらの研修を受けるために来たのだった。
 研修会場は、なんとか会館という建物らしいが、場所がまったく分からない。困っているところに5歳くらいの男の子が寄ってきた。
 幼児というのは何かと質問したがるもので、答えているうちに、道に迷って難儀していると説明することになった。すると、そこ知ってるから連れてってあげる、と言う。
 いささか心配ではあったが、男の子と一緒に歩いていくと、ちゃんと目的地に着いた。疑ってごめん。立派な道案内だったよ。
 まだ時間があったので、1階のロビーで軽く食事をしながら、研修の資料だという袋の中身を確認する。紙の冊子が数冊と、透明なビニールシートが入っている。
 シートを広げてみると、ファスナー付きのポケットがたくさん並んでいる。すべてのポケットの中には、保冷剤が入っていた。これだけの量、保冷剤があれば、かなり長時間、シートに包んだものを冷やしておけるだろう。しかし、これを使った研修とは、どういう内容なのか。もしかして、冷やして持参するべきだったのか。
 などと考えているところへ、始まるぞ、と声をかけられた。同じ研修の参加者だろうか。知らない人だが。

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