送り届け　夢日記2023.10.20

　勤め先の幼稚園。
　年長組は行事で、キャンプに行った。
　全員、通園バスに乗せて行ったはずだったのだが、乗り遅れた子が何人かいるので、僕の車で送り届けてもらいたい、と頼まれた。
　自分の車は軽自動車なので、もっと速くて人数も乗れる方が良かろうと、知り合いに相談した。
　彼は昔は相当やんちゃをしていたらしいので、僕にとっては知り合わないようにしたいタイプの人間だが、ひょんなことで彼を助けたのがきっかけで、縁がつながったのだった。車のことなら、たいていは何とかしてくれる。
　彼はすぐに車を持ってきてくれた。２ドアクーペなのに９人乗りという、どう改造したらそうなるのか分からない車を、貸してくれた。
　バスに乗り損なった園児は、９人乗りでも一度では乗り切れない人数だという。何往復かする覚悟で、とりあえず保育士ひとりと定員いっぱいまで子どもを乗せて、キャンプ場まで往復。
　二度目も席が埋まるものだと思ったが、園児ひとりで終わり、だという。
　だったら人数を半々に分けたら良かったのに、と思った。その方がこの子も道中さみしくなかっただろうに。