こんなところで再会 夢日記2023.11.4

 とあるビルの最上階の一室。
 僕は、このビルを所有する会社の社長が今まさに殺害された現場を目撃していた。
 先を越された。実は僕も社長をターゲットにしていた殺し屋だった。しかし、ほんのわずかの差で、同業者に仕事を取られてしまったのだ。
 暗殺者の男は、ニヤリと笑って、僕の横をすり抜けて出ていった。彼も僕が同業者と分かったのだろう、慌てず騒がず静かに。それでいて素早く。
 悔しかったが諦めて、僕もその場を離れた。
 後日。繁華街を歩いていた。街中こぞって大売り出しで賑わっていた。歩行者天国に大道芸人も来ている。その中に、即興でサンドアートを描く人がいた。
 砂絵を描いているところを生で見るのは初めてなので、近付いてみた。すると、アーティストの顔に見覚えがある。アイツだった。まさかこんなところで再会しようとは。
 向こうも僕を覚えていたようで、またもや、あの時と同じ余裕ぶった笑みを浮かべて、しかし、絵を描く手は止めなかった。

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