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堺の刃物について

国内有数の刃物の生産地である大阪・堺市。伝統の技術をいまに伝える堺の刃物は、日本国内はもちろん、世界からも注目されています。
プロの料理人が愛してやまない堺の刃物の歴史と魅力についてご紹介します。
公式webサイト上でも、ご紹介しています。ぜひこちらもチェックしてください。


■堺の刃物の歴史

古墳時代、鍬や鋤を作るために鍛冶職人が堺に定住しました。後に南蛮貿易の拠点となった堺は、最新文化と技術がいち早く導入される都市となり、金属産業が発達します。
1569年に織田信長が堺を支配するようになると、鉄砲鍛冶が盛んに。さらに、同時期に伝わったとされる「たばこの葉」を刻むため、堺でたばこ包丁が生産されるようになります。
江戸時代には、堺で造られたたばこ包丁に「堺極(さかいきわめ)」の刻印が附され、幕府の専売品として全国に拡がりました。

■職人技が冴える「堺打刃物」

たばこ包丁の生産は衰退したものの、その優れた技術は料理用の包丁造りに継承されることに。こうして、1982年には「堺打刃物」として、国から伝統的工芸品に指定されました。
堺打刃物は、日本刀の製造技術を礎とし、金属を叩いて成形する「鍛造」によって造られます。また、堺では古くから鍛冶職人と研ぎ職人の分業制が採用されてきました。
現在においても、堺打刃物はこれら伝統的な製法によって生産されています。

■堺の刃物の良さを味わえる「堺キッチンセレクション」

堺の刃物の魅力は、鋭い切れ味にあります。切れ味の良い包丁は、食材の鮮度を落としません。
片刃構造で抜群の切れ味を誇る堺の刃物は、プロの料理人から支持され、職人用の包丁のほとんどが堺製といわれています。
そんな堺の刃物の良さをご家庭でも体感していただけるのが、「sakai kitchen〈堺キッチン〉」がブランド認定した、「堺キッチンセレクション」のアイテムです。
堺キッチンセレクションで取り扱われている刃物で、堺の伝統と職人技のすばらしさをとくとご堪能ください。

堺キッチンセレクションで認定された刃物はこちらからご覧ください。

公式webサイト:堺キッチン


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