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『自分中心』思考のススメ:経営者 編(73/100)

45日間でnoteを100本書くチャレンジをしています。
今日は、僕が大切にしている考え方である『自分中心』思考について、経営者の場合について書いていきます。

経営者をしていると「何かがうまくいってない」と感じることは多いと思います。

「最近、社員がなんだか元気がないなぁ」とか「社員のパフォーマンスが落ちているなぁ」と自分以外の人が感じている雰囲気から、数字は悪くないのに、経営について考えるきっかけを得ている人も多いのではないでしょうか。

このnoteのタイトルを見たとき、経営者がなぜ『自分中心』に考える必要があるのかと疑問に思ったかもしれません。


僕はこれまで、目指すビジョンがあり、その中にお客さんだけではなく、社員も幸せになっているイメージがあって起業した経営者の相談にたくさん乗ってきました。

これまでに話をした経営者から感想をもらう中で「自分を整えることで社員が元気になっていった」とか「経営以外の話をすることが経営に大きく影響していた」などの報告をもらうことがあります。
話を伺っていると、そのきっかけの一つが、「『自分中心』に考える時間を持ったこと」だったと話されることが多いです。

このnoteでは、経営者と、これから経営者になりたい人に、『自分中心』に考えることが、実は遠回りなようでいて、自分のやりたい経営につながっていることを知ってもらえたらと思い書いています。

『自分中心』思考とは、自分の気持ちや感情、価値観を知って、その考え方を基に行動することです。まずは自分を満たすことから始めましょう。というものです。

なぜ、経営者に、その思考が必要なのでしょうか。
自分の想いで起業したから、自分中心に考えている。
そう思われるかもしれません。

でも

社会のため
お客さんのため

こんな風に、自分の欲求というより、大きなビジョンがあって、そのためのミッション、ビジョン、バリューなどを考えて、形にしてきていることが多いと思います。

自分の私利私欲ではなく、他者や社会の幸せを形にすることが行動原理になっているのではないでしょうか。


もちろん経営者にとって、その考え方はとても大切です。
私利私欲が目的の経営は、最初はうまくいきますが、長続きしないことが多いからです。

けど、会社が大きくなってくると、最初のビジョンや理念、想いに強く共感してくれて集まった社員だけでなく

ビジョンや理念があったおかげで達成してきた成果を見て、集まってくる社員が増えてくることがあります。

組織の人数が増えてくる段階で、経営者の感情が揺れることが多いのです。


初期メンバーや経営層は、小さい会社の時から一緒に頑張ってきた時間の共有があるので、話が通じるのですが、新しく入ってきた社員と経営者や経営層との解離が大きくなることがあります。

そして、会社が大きくなっていく中で、最初は人間として付き合っていたはずが、『社長』などの役職名で呼ばれることが増えたり、役職での役割を果たす行動が増えてきます。

それは経営者だけでなく、初期メンバーは経営層として、『副社長』や『取締役』などの役職名がついていくことも少なくありません。

そうすると、経営者の個人の感情を出す場所が少なくなってくるのです。
いつの間にか、経営者、社長としての役割での思考をして、それに応じた行動を選択することが多くなります。

これ自体は、会社の結果を出すためには必要なことです。
けれども、経営者、社長といえど、人間です。
感情はあるのです。

特に、社員が増えてくるタイミングでは
自分の想いとは違う想いで入ってくる社員が多くなります。

そうすると、自分の行動原理とは大きく違うので、

なんでそんな行動するの!?

と、理解が難しいことが増えてきます。

人は違うからと、しょうがないと思おうとしても、
感情的には揺れるのです。

それは小さなイライラや、小さなネガティブな感情かもしれませんが、
この感情を無視して、表出しないでいると、知らないうちに心の中で溜まっていって

普段と同じように、自分の理念に従って選択したつもりが、
ほんのちょっとだけ角度が違う選択をしてしまうことにつながるのです。

社員であれば、ほんのちょっとの角度が違っていても、修正は効きやすいですが
経営者の選択の角度が少し違うだけで、辿り着く先は大きく変わります。

その小さなずれが、大きな変化として、社員に伝わって、社員の元気がなくなったり、モチベーション低下につながっていることがあるのです。

このほんのちょっとの、自分の感覚のズレを、判断のずれをなくすために、

経営者として、社長として、ではなく、
一個人として社員に対して感じていること、
経営層や新しい社員に感じていること、
仕事だけでなく家庭やプライベートで感じている感情など

何かほんのちょっとした違和感をそのままにしないで、
違和感を感じて、表出する時間を持つことが大事になるのです。

これが、経営者にとっての『自分中心』に考える時間を持つことの意味です。
小さいように見えて、自分が目指す経営の形に長期的につながりやすいのです。

そもそも、大きな志があって行動できているということは
感情が大きく揺れやすい証拠でもあります。

ポジティブな感情によって、エネルギーを出せるということは

実はネガティブな感情も揺れやすいのです。
先取って不安を感じて、それに対して先手を打って戦略を立てられるから、会社を大きくできているはずなのです。

この感情の揺れをうまく経営に最適化して使っていたのが、
社員が増えるタイミングで、ちょっとだけバグが起きているだけなのです。

なので、このバグを修正する意味で、『自分中心』思考を持つ時間、経営者として、社長としてではなく、一個人としての、自分の感情や気持ちを感じて言葉にする時間を持ってみてはどうでしょうか。

というのが、今回のnoteでお伝えしたいことでした。

経営者のみなさんが、自分の志に向けて行動していけることを、応援しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ではまたー



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