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2019年5月②:『負ける技術』『ラジオのすごい人たち』『ラジオの魂』

ラジオ本を読みつつもカレー沢薫をカットイン。

◆カレー沢薫『負ける技術』(講談社、2014年 ※単行本)

WEB連載を読んでいてハマってしまい、カバーをはずしたところの呪詛の言葉に気付いて即購入。これまでの自分のさまざまな「負」を見事に供養してくれる。この文章センスはナンシー関級かもしれない、と勝手に拝みながら読む。

◆豊田拓臣『ラジオのすごい人たち 今こそ聴きたい34人のパーソナリティ』(アスペクト、2012年)

読み終わった。この本の中にもあったように思うが(ただしどこのページか探したが見つけられなかった。幻かもしれない)、ラジオはやっぱり市井のものだと思う。豪邸にお邪魔したり高級料理に舌鼓を打つのはテレビにやっていただいて、ラジオはリスナーと共に毎日を生きていけばいい。アイドルもトイレにいけばいいし、芸能人も小さなことに悩んだりすればいい。テレビもネットもあるとなかなかラジオを聴く時間はないけれど、地域を越えたいろんなラジオパーソナリティのいいところをちょっとずつつまみ食い出来るこの本は面白かった。

◆小島慶子『ラジオの魂』(河出書房新社、2011年)

ラジオつながりで勢いから図書館で借りる。まだ半分も読んでいないが、「最終回の『アクセス』で言いたかったこと」がよかった。電波のむこうのリスナーを置いてけぼりにしないこと、大切だけど結構難しい。

書いていたものが半分くらい消えるという事故(ただし原因は自分)が起きたのでカレー沢薫を読んで癒されることにする。

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