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奇跡的な職場だった。だけど。前編

転職続きから解放されて、とある学童保育所に就職しました。
自宅から徒歩圏内なので本当に奇跡だったなと思います。

まずは試用期間。パート扱いなので途中の時間帯からの出勤でした。
その学童は珍しく、学校休日以外の平日は正職員でも午後からの出勤でよいとされていました。
パートだと更に遅く、14時出勤の日もまあまあありました。
一般的な学童は午前中から出勤ですが、それについて上司は
「はっきり言って午前中から来てもすることはないんですよ。会議もしなくていい。連絡事項があればその都度話しますからね」と。

また保護者会もありませんでした。保護者は仕事で忙しいから学童に子どもを預けているのに、役員なんて設けてたらそれで忙しくなって意味がないそうです。
保護者から何か相談があればその時に対応すればいいと。
何でも効率的に、合理的にしようという方針だそうです。
それが私の性格にも合っていて凄く快適でした。

そして何より、子どもたちが可愛い。
宿題などの勉強を見たあとに一緒に遊ぶのですが、小学生とゆっくり遊ぶのなんて今までなくて。
こんな楽しい仕事があったのかと嬉しい嬉しいばっかりでした。

試用期間が終わるとまさかの昇給で2万円も上がりました(笑)
一人暮らしなら足りないでしょ、ということでしたが驚きました。
そんなに私の勤務態度がよかったのでしょうか。少し自信がついて、いよいよ正社員としての勤務が始まりました。

毎日が楽しくて、あっという間に3か月、半年、1年と過ぎていきました。
社長からも評価されて、私はここでずっと働いていくんだと、初めて思えました。天職とさえ思いました。

それから気づけば5年目、正職員としては私が最長となっていました。
アルバイトの大学生への指導も任され、順風満帆。
しかも職業病で、仕事外でも自分のことを「私」ではなく「先生」と言ってしまうほど(笑)

ただ一つ悩んでいたのが、経営陣たちの板挟み状態にあったことです。
ご夫婦で経営されていて、二か所の保育所をそれぞれ担当。
奥様が社長で、私は旦那さんが担当しているほうで主に働いていました。
でも同じ学童なので奥様もたまにこちらへ来て、様子を見るのですが、その時に私への指導があります。
その内容が直属の上司、旦那さんと違うことがあって分からない。
そういう板挟み状態ができていました。


今回はここまで!
最後までお読みいただき、ありがとうございました(⌒∇⌒)

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