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奇跡的な職場だった。だけど。後編

仕事は順風満帆でした。
あんなに転職続きだった私がいつの間にか勤務5年目に入り、結婚や出産などがない限り辞めないんだと思っていました。
数回、辞めたくなることもありましたが、我慢して頑張っていました。

その辞めたくなった原因。大きく分けて2つあります。
一つは段々と休みが取りにくくなったことです。
学童保育って土曜日も子どもを預かる所が多いので、土曜日も勤務なんです。
ここの学童は基本、昼からの仕事なので週6日勤務でも問題ないのですが、就職した当初は求人票の通りに土曜日は隔週で休みがありました。
それが段々と月1回に減り、3年目になる頃には有給休暇に置き換わっていました。何の説明もなく。
私が休みたいと言わないとシフトに入れられてしまうことで気づきました。まあ、日曜祝日はちゃんと休みなんですがね。やっぱり土日の連休が欲しくなることがあるわけです。

それで休みを希望するとまず言われる。「その日はアルバイトいたかなぁ」と。正職員よりもアルバイトが優先されることにも不満でした。
もしアルバイトがいたとしても、休む理由を言わないと休めない雰囲気がありました。
法事や誰かの結婚式など、正当な理由がないと休めないのです。
新型コロナウイルスが流行してからは、それらがないので休む口実も作れません。

いつぞやの社員会議で奥さん社長が、社員の数が揃ってきたので有給休暇最低5日取得を導入すると言っていました。
そのことを旦那上司に言うと否定されました。
「うちみたいな個人事業では無理なんで。あなたが休むとなれば、もう一人社員を雇わないといけない。そうなると一人あたりの給料額をがくっと減らさないといけないんですよ。それはできないでしょ。それでも休みたいと言うなら理事会にかけて承認を貰う必要がある。有給5日というのは我慢してもらうしかない」と、とんでもない話をされたのです。呆れました。
録音してどこかに訴えればよかった(笑)。

辞めたくなる原因の2つ目は奥さん社長と旦那上司とで意見が違い、板挟み状態にあったことです。
板挟みの原因ははっきり言って、お二人の夫婦関係に起因していたように思います。
社長である奥さんが強く、旦那上司が言い負かされている光景を幾度も見たことがあります。
そんな夫婦関係を仕事にもってこられては迷惑。でも雇われてる身なので、なんとか間を取った行動をするしかありませんでした。
社長なんて滅多に私がいる方の事業所へは来ませんからね。旦那上司の意見に沿って動いていました。
ついでに言うと、奥さん社長はまず恐怖を与えて指示する人でした。
アルバイトへの指導で悩んでいると「あの子の動きが悪いなら、私から話があると言って。怖がってちゃんとするでしょうから」と。
5年働いている私もまだ恐怖心ありましたからね。会うたびに委縮ですよ。

以上のように辞めたくなることがありながらも、頑張って続けてられたのは、やっぱり子どもたちがいたから。
初めて卒業生を送り出したときには、下の学年の子たちも卒業するまで見守るぞという気持ちになりました。
この子たちが卒業するまでといえば、もう永遠です(笑)。どんどん新しく1年生が入ってきますからね。辞められません(笑)。

ところが。
とある一件で、5年ぶりの適応障害を発症。それが現在です。
退職せざるをえなくなったときには凄く悲しかったです。
それについてはまた次回。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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