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川崎フロンターレU18 選手別中間報告 前編

■本編を始める前に

まずフロンターレU18背中スポンサーの志水商店様に御礼申し上げます。中原区の企業様とはいえ育成年代へのスポンサードには感謝しかありません。桐生第一戦後の歓喜のツイートも嬉しい限りです。今の成績は志水商店様のお力添えあったからこそ。これからも末永くお願いいたします。
 (みんな、志水商店様のツイッターフォローしてね。アンダーラインはリンク紐付きです。)

では本編スタート。プレミアイーストは一巡目の対戦終了。早い。この記事を読むようなユース893な皆さまは知ってるだろうけど、これからな駆け出しのユース舎弟、ユース893見習いの皆さまへの確認として22節中11節終了時の順位表を貼っておく。なお今までユースに興味がなかったとしても、この記事に興味を持って見た瞬間、あなたはもうユース893見習い!!全部読んでも良し、トップ昇格する3人だけ読んでも良し。気になる選手だけでもなんでも読んでくれたら感謝です。

JFA公式 より

試合数にばらつきはあるが上位の試合数は同じ。プレミア初昇格にして、一巡目が終わる11節をまさか首位ターンするとは思いもよらなかった。開幕前に長橋監督が『やるからには優勝めざそう』と仰ってたが、監督としてはそう言うしかないよね!としか捉えてなかった。僕はプレミア初昇格だし残留してくれれば御の字という志の低いサポーターぶりを露呈することに。ジャンピング土下座ものである。

今季せっかくの初昇格だしと有観客になった試合はすべて現地で観戦し、放送配信のあったものはすべて見た。なのでジェフサポのtkqさん記事、グラサポのラグさん記事を読み感想としてユースでこれをやってみて残そうかなと。トップの中間報告的なのはE-1の中断で手持ちぶたさになりそうなトップチームブロガー陣がやってくれると信じよう|д゚)チラッ

繰り返しますがユース893見習いのフロサポさんは長いので気になる選手だけ読んで貰えればOKです。長文読めるユース893、舎弟の皆さんは最後までよろしくです!!

では長橋監督から始めましょうか。


■長橋 康弘監督

97年エスパルスから創設された『JFLのフロンターレ』に移籍し2006に引退するまでほぼレギュラーであった。引退後はフロンターレの育成組織一筋。アカデミーから順々にU18コーチまで、次にU15監督を経て2020からU18監督になり今季で3期目。2期目には現A代表にもなってるユースの大先輩方もなしえなかったプレミア初昇格へ導く。選手からは『やっさん』と呼ばれてる模様。プレミア初参戦の今季は開幕〜3節まではワントップで臨み、4節から442のツートップで戦ってる。第3節、今季唯一の引き分けで終わったアウェイJFAアカデミー福島@時之栖の後半途中出場の20番FW岡崎寅太郎選手、寅ちゃんのプレーを買ってか4節からは9番FW五木田と20番FW岡崎寅太郎の優れた2トップを生かすべく442を採用して8連勝!!!!  トップとは違うフォーメーションでも、貫く哲学はトップと同じならOKでしょうと442を採用した長橋監督の胆力、慧眼に脱帽である。長橋監督、S級講習受けておいてくださいね!!(現在A級)

■21番GK濱﨑 知康くん 2年

全試合スタメンである。シュートストップとコーチングに秀でたGK。11試合を複数失点なし、リーグ最少失点を最後方から支える。リトルソンリョンみたくなってる。まだ2年。来年も楽しみ。ただ自分がGKに詳しくなくてあまり多く書けなくてすまん。なので息子さんがGKやってるユース推しのお母さんに助っ人をお願いした。いずみらいさん、ありがとうございます。 

いずみらいさんによる濱﨑くんです。どうぞ。

『昨シーズンのキャプテン青山くんの存在が大きすぎて、そういえば新シーズンは?と思った2月のnext generation match。ゴールマウスに立っていたのは、当時まだ1年生だったこの濱﨑くん。タレント揃いの高校選抜のシュートをことごとく弾き返し続け、その座を揺るぎないものにした若き守護神。足元もあり、鋭いフィードも持っているオールマイティではあるが、最大の武器はなんといっても、超高校級ストライカー大迫くんの振向き様の鋭いシュートを片手で弾き返したプレーに象徴されるビッグセーブ。
敢えて挙げるなら、弾いて溢れたところを決められるシーンが多いのが課題。判断スピードとキャッチ技術の向上に日々取り組んでいることでしょう。憧れの選手は「安藤駿介」。』


■3番DF松長根 悠仁(ゆうと)くん 3年

書き始めたとき(6月23日)はきっと大学進学するんだろうと思ってたが、いきなりトップ昇格内定来た\(^o^)/   中原あたりに住んでて1歳で等々力デビューという英才教育が実を結ぶことに。育てた保護者さん、周りの皆さん、おめでとうございます!!『フロンターレユース武蔵中原最高傑作』と呼ばれるような活躍をトップで期待してます。
  さてプレミアではどうかというと開幕からフル出場を続ける唯一の選手である。守備の要であり攻撃の起点である。堅実な守備を淡々と90分やり続ける職人タイプ。江藤さんが記事を書いてるのでこっちも読んでほしい。江藤さんも書いてるけど今季一番のプレーは横浜FCユース戦で無人のゴールへ撃たれたシュートをGKの後ろで視界外からクリアしたスーパープレイ。プレミアイースト、シーズンオブザセーブに選びたいくらい。鬼さんからはトップではSB起用を示唆されてるようだけど、目標とする選手は車屋紳太郎なのでCBもSBもやってもらいましょう。なお眼も良いようで中間で浮く20番FW岡崎寅太郎くんを見つけミドルパスをスパンと届けるような上手さもある。青森山田を撃破した寅ちゃん決勝点起点は松長根くんである。


■4番CB高井 幸大(こうた)くん 3年

すでにプロ契約したので今更説明不要な気もするがプレミアでの高井くんは高井くんで伝えたい。トップのACLに帯同していた兼ね合いで開幕から5節青森山田戦までは欠場。11節までで5試合出てる。帰国してからは基本スタメン。フロンターレの強化部が卒業前にプロ契約したのは同年代ではもう高井くんの成長に繋がらないと判断したから。車に例えると5速までギアはあるのに3速までで抑えてる感じ。多分ギア全開にすると高すぎる強度で育成年代では全部ファールになりかねない。普段麻生でダミアン相手に紅白戦やって、週末のプレミアでいきなり一般高校生相手にする難しさはあるはず。一方で鬼さんから与えられてるであろう課題にも取り組んでそう。真ん中への強めの楔、裏へのスルーパス、フィードとかにチャレンジしてるように見える。高校生相手では守れて当たり前的な。存在がプレミアというU18年代最高峰のカテゴリーでも反則感ある。

■22番DF江原 叡志(えいじ)くん 2年

右SBとしてフロンターレU18式442を機能させてると個人的に睨んでるキーマン3人のうちのひとり。左腕を痛めてるのに当て木して試合に出てる。開幕から全試合スタメンで交代も1回のみと長橋監督から欠かせないという絶対的な信頼を感じる。U18式442キーマンの右SH17番MF尾川くんを活かすためには江原くんの踏ん張りが必要。尾川くんがSHで6点あげられてるのは後ろが江原くんという面も大きかろう。後ろを信頼できるから前はゴールに向かえるのだ。この442は守備力と運動量だけでなくサッカーIQも問われるので相当にきついはず。だけど青森山田相手にもバッチバチにやり合ってたくらい高い強度まで備える。左サイドを守れてるのは江原くんが戦えてるから。やってるタスクはトップの山根に近い。2トップだけにボックス内までは入っていかないところが違うくらい。右サイドをひとりで担当してる時間が長い。山根の代えがいないのと同じように江原くんの代えは大変かな。

■29番DF元木 湊大(みなと)くん 2年

左SBとしてU18式442を機能させてる元木くん。開幕戦スタメン、2節は途中出場、3節はベンチを温め4節スタメンを勝ち取るやチームは4節から8連勝である。442採用は4節からなのでお見事。SBとして守備力だけでなくコーチングが際立つ。相手の出方を見てビルドアップの枚数を変えていく。青森山田戦で『2枚で行けるでしょ』的な声をCBふたりにコーチングしてた。憧れは山根らしいがやってることはノボリに近い。攻撃時に3バックへの可変のコントロールしてるよう。玉突きで右SB江原くんを前に押し出し、さらに右SH尾川くんを中に移動させている。442なのにトップ下がいるかのように見えるU18式442の起点は元木くん。2トップへプレスに行く行かないとかもコーチングして統一した意思をチームに伝えてる。かつ左SHは基本ドリブラータイプが務めることも多いからそのカバーも担うという。タスク過多ではあるが粛々とこなしてる。7月3日の桐生第一戦の勝利の儀式、みんなが選ぶMOMが先頭に立つことが多く2ゴールの五木田くんかと思いきや元木だったのでびっくりした。誕生日だったんだね。ハッピーバースディ、元木くん。福田くんもだけどこういうところからもチームの雰囲気良いのが伝わる。

■5番DF浅岡 飛夢(ひゆう)くん 3年

4節マリノス戦前半終了間際に怪我。9節に復帰してからはDFではなくFW起用されている。CB陣は高井くん、松長根くんに加え信澤くんがいるけどFWには五木田くん以外にポストプレーできる選手がいない。目標はジェジエウだそうだが、プレミアでFW起用されてる浅岡くんみると高校生の中にひとり大人が混ざってるかのようにフィジカルがジェジエウみある。高さと強さとCB&CFなのでトップで言えば完全にヤマムーの系譜である。試合後半からポストプレーとして勝ってるチームを落ち着かせるクローザーになってる。なにしろボールが収まるからね。競争激しいチームにおいて2ポジションを高いレベルでこなせるのは監督を助けてることでしょう。

■13番DF信澤 考亮(のぶさわ こうすけ) くん3年

開幕から全試合メンバー入り。高井くんが不在の間は信澤くんが完全に埋めていた。あまり目立つタイプではないが身体を張れるタイプである。高井くんや松長根くんがトップ昇格するくらい高校生では抜けてるけど、信澤くんは他のクラブなら絶対的レギュラーであろう。基本CBだが、11節ではクローザーとしてダブルボランチの一角を務める。新境地を開拓していた。相手がパワープレイしてきたらクローザーにうってつけ。なおJFAアカデミー福島戦@時之栖はものすごく近いピッチで、周りから『ノブ』『ノブ』といっぱいコーチング受けてたのをはっきり聴けた。そんなノブを見てユース観戦仲間女子がノブ推しになった。何気に女心をくすぐるのが上手いのかもしれない(笑)  それは冗談にせよ青森山田相手にも引けを取らずファイトしていた。長橋監督が18人には絶対に入れておきたいのはとてもよく分かる。


ここからは出番は少ないけどメンバー入りしたことのあるメンバー紹介。

■16番GK福田 開人(かいと)くん 3年

今シーズン唯一のベンチ入りしたのが第6節柏レイソルU18戦であり、5-1で勝ってたこともあり87分に21番GK濱﨑くんと交代で初出場。GKの交代は珍しいと思ってたら誕生日だったようで。出した長橋監督もGKを交代しても良い状況にしたチームメイトもGJでした👍   

■19番GK菊池 悠斗(はると)くん 2年

6節を除き全試合ベンチ入りしてる菊池くん。同級生濱﨑くんのプレーが良いので今のところく出番はない。しかし3年生を差し置いて2年の菊池くんをベンチに置いている理由があるはず。クラブユース選手権では出番があるだろうし期待してる。

■7番DF溝田 大和くん 3年

6節で1回だけメンバー入りして83分途中出場している。憧れはノボリという左SB。何気に左SBも途中出場含めたら4人が担ってる競争激しいポジションである。チーム全体としても競争激しいのでメンバー入りするのも大変。ただ溝田くんのような立場の選手がスタメンを脅かすことが結果チームを強くする。強いAチームにはかならず強いBチームがある。バッチバチな紅白戦で結果を残し18人のメンバー入りを期待してます。


■31番DF田所 莉旺(りお)くん 1年

2022ユニフォーム発表会モデルになったので覚えているフロサポも多かろう。世代別代表でルーマニア遠征とか行ってる。身長も高1にして186㌢ある。ポテンシャルしかない。CBレギュラー陣が揃って高3なので来季は田所くんが軸として引っ張っることになるでしょう。

そして、いずみらいさんから田所くんをU12から見てる愛に溢れたコメントが届きました。来季の軸というのが伝わって来ます。どうぞ。

『U12時点で176cm、真っ先に目がいく審判より頭ひとつ大きかった長身の選手が、真ん中で試合をコントロールしてる姿に心奪われた日から、4年。U12からフロンターレでキャプマを巻いて、各年代別に招集され続けてきた期待の星がついにユースに昇格。
ジュニアユース時代も順調に伸び続け、ただ今186cm。
クラムジーとは無縁だったんじゃないかな、大きな体躯の一部のような滑らかなボール捌き、長身から繰り出されるキックも魅力的で、蹴る田所くんと競る田所くん、2人欲しいです、はい。そして広い視野から鋭いパスを前線に送る攻撃の起点。性格は穏やかな負けず嫌い(だと思う)心・技・体が整った希望の塊。
最近はボランチではなくセンターバックが主戦場。昇格の2選手をはじめ、チーム内での争いが1番激しいと思しきポジション、交代の少ないポジションでチャンスを掴むのはなかなかの難易度だけど、今から激推ししておくので、ぜひぜひぜひ注目してください!』

いずみらいさん、ありがとうごさまいます。田所くんには激推しされた期待に応えるプレーを待ってます!!


■32番DF柴田 翔太郎くん 1年

先月仙台で開催された『U16 インターナショナルドリームカップ2022』に世代別代表として呼ばれた柴田くん。憲剛ロールモデルコーチ帯同した大会にしっかり優勝して帰ってきた。なかなかプレーを見る機会は少なく語れることもないけど、元木先輩が焦るくらいのプレーを期待してる。直近3戦はベンチ入りして途中出場してるからね。ヒシヒシと元木先輩に迫ってる。

■35番DF土屋 櫂大(かいと)くん 1年

1年にして11節中9節ベンチ入りしてる。そして今回7月のU16世代別代表キャンプに選出された新鋭。リーグ戦は途中出場は4回。3年で入れ替わる育成年代のチーム力が世代により変わりすぎないよう1年から経験を積ませることもやってそう。2年の先輩が強いから1年は大変だがそこはもうプロに入ったら10歳上と争うので気概だけは強く持ってほしい。土屋くんもクラブユース選手権で出番あるでしょう。


前説、GK、DF陣だけで5000文字を超えてしまった。長過ぎるのでMF・FW陣は前後編に分割することにしました。いやー文字数多すぎ。でも書きたいことが多いからしょうがないね。読んだら感想、よろしくです!!




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