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日本語教師デビューで専任講師になるのはおすすめできない理由

こんにちは。日本語教師さじここです。

ここから書く内容はかなりネガティブな話になります。

でも知らずにこの世界に飛び込んで、日本語教師自体を続けられなくなってしまう人が一人でも少なくなればと思い、個人的主観から書いています。

「知って飛び込む」のと「知らずに飛び込む」のではわけが違います。

せっかく時間もお金も努力もして日本語教師になったのですから、ぜひ多くの方が自分らしく健康に働ける職場に出会えることを願い書いています

※ネガティブな話を聞きたくない方は、そっと画面を閉じてください。


非常勤で働くべきか、常勤で働くべきか



日本語学校求人を探している方で、非常勤か常勤かで迷っている方はいませんか?

もし、あなたが養成講座を修了したばかりや検定合格したばかりで、教授経験がゼロだったら、いきなり日本語学校の「専任」になるより、まず「非常勤」で経験をつむことをおすすめします。

というのも、いきなり専任になった方で3年以上その学校で働き続けられた方はあまり見ないからです……😥

昔は専任になるには「3年以上の教授歴」が必要でしたが、今は告示校の基準が厳しくなり、以前より専任の人数を増やさなきゃいけない状況ですから、「3年以上の教授歴」みたいな条件が求人にほとんどつかなくなりました。

だから今は教授歴ゼロでも「専任」になれる学校が多いです。

これは、ある意味経験を問わず、「専任」の職への門戸が開かれたと言えチャンスが増えたことになるのでいい面もありますが、個人的には「専任」というポジションを学校側が甘く見ているように思ってしまいます……😥

しかし専任は、ほとんどの場合は正社員なので給与や待遇が安定しています。
社保完備、有給などありますから、自分で生計を立てないといけない人にとっては助かるかと…

一方で、「日本語を教える」以外の仕事が多いのが現状です。

自分の授業準備にかける時間がないぐらい、学生の管理や非常勤への対応などに時間を取られます。

こんなことを書いている私は2022年の現在、日本語教師6年目になり今まで3校の日本語学校で勤務してきました。

私が勤めていた学校に教授経験がない新人日本語教師の方が常勤として何人も入社しましたが、皆すぐ体調を崩したりして辞めていきました。

どの方も素敵な先生だったのです。

でも、潰れてしまった……

非常勤の私では悩みを聞くことはできても、実務を助けることはできませんでした。

その辞めた専任の先生の個人的な事情もあったかもしれませんが、非常勤の私の目からもその先生は入社当時から忙しすぎだったと思います。

でもそれは、初めて勤めた学校だけでなく、2校目の専任の先生も同じ状況なので、専任は思っているより授業外が忙しいです。

学生とじっくり向き合いたい、教授スキルを磨きたい場合は「専任」だとミスマッチが起きる可能性大です。

そして「専任」は「非常勤」をまとめる存在でもあるので、日本語教育の知識や経験、マネージメント能力が必要です。

新人日本語教師の方にそれら全てをいきなり求めるのは無理な話でしょうが、現場はそうではないのが現実です。

もちろん、ちゃんと「専任」にもOJTがあってしっかり指導してもらえる学校はあると思います。

でも、そんな学校は一握りなのではないかと思います。(コロナのせいで学校は極力人員を削減しているため)

その学校が本当に合うかどうかは入社しないとわからない

別に日本語学校に限った話ではありませんが、自分に合う会社かどうかは入ってみなければわかりません!

どんなに口コミがよくても、合わない人はいます。

逆に評判が悪くても、自分に合っていたりもするかもしれません(その確率は低いですが…😅)

それは私が非常勤として働いている理由の一つです。

自分が合う学校にまだ巡りあえていない気がして、まだ働く場所を求め冒険中です(笑)

常勤になるといろんなシガラミがあり、なかなか辞めづらい……(正社員ですから)

それに、日本語学校を掛け持ちして色々試すことはできません。(オンラインプライベートレッスンなら可能かもしれませんが)

まだ経験が浅いうちにいろんな教授法や教科書、学校の運営の仕方に出会ったほうが後々自分のためになると思います。

もちろん専任で数年働いて違うところに行くのもありかと思いますよ。

でも、専任だとなかなか他の非常勤の先生に教えを請うことは立場上難しいかもしれません……そういう点でもまず非常勤がおすすめです。

私は3校経験したそれぞれの学校に尊敬すべき日本語教師の先生に出会いました。

幸いにもその先生から色々ご教授いただくことができ、今の自分があります。

いい学校にはいい先生が集まります。

(いい先生というのは教授歴で決まるものではないと個人的に思いますし、自分が尊敬したい!と思うにはその先生との相性もあるかと思います。)

出会うきっかけは日本語学校でしたから、私はいろんな学校で働いていろんな先生やいろんな国籍の学生に出会えてよかったと思っています。

なので、最初は気負うことない非常勤をしてみるのがいいのではないでしょうか?

まとめ

思いついたままつらつら書いてしまったので、読みにくくてすみません。

私はこれから日本語教育の荒波に飛び込む方々が身一つで飛び込むことがないよう、知っておいたほうがいい情報をお伝えしたくnoteを書いています。

あくまで個人的主観、経験で書いていますから、そうではないケースももちろんあります。

そんなことがあるんだなぁ…くらいに思っていただければと思います。

ここでは常勤のネガティブな内容しか書いていませんし、非常勤にもデメリットはありますよ😅

そのへんを詳しく知りたい方はぜひ、以下のブログ記事も読んでみてください😊

皆様がご自身に合う学校が見つかるよう願っております。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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