漫画『センゴク』シリーズ読破

途中まで読んで放置していた『センゴク』シリーズを遂に読破しました!
内容についてはまぁ、皆様ご存じだと思うので省略しますが。
(知らない方はググってください。若しくは興味なければ以下読まなくてもいいです)

私が戦国好きになった理由は、うちの人が元々戦国好きで年がら年中『信長の野望』をやってるような人だったのですが、共通の趣味の旅行がいつの間にやら百名城巡りになり、そしてそれが生涯のライフワークのようになり、偶然寄った関ヶ原古戦場を機に私も三成ファン、牽いては戦国ファンになっていたという顛末なんですが……そしてこの漫画に出会ったわけなんですが。

しかしまぁ、仙石秀久という人物は本当に秀吉の側で常に最前線で戦いながらも後年まで生き残るあたり本当に戦に強く、そして強運の持ち主だったんだなぁと感嘆せざるを得ないというか。
そして惣無事を実現させた頃の秀吉を見ながら、規模は違えど会社経営という一国の主である自分達の姿と重なる部分もあり切なくなったり……本当に読みごたえのある漫画でした。

ひとついえば、太閤亡き後の関ヶ原や大坂の陣の描写がそれまでに比べるとあまりにもあっさりしていたのがちょっと残念だったくらいかなぁ、と。ま、いいんですけどね。

けど、この漫画のいいところは、信長が勢力を拡大しはじめる寸前(?)から始まるので歴史や合戦の大筋をとらえるのにとても役に立つということ。
私のように元々歴史が全然分からないとか、全体像が繋がってない人にとっては流れを把握するのにとても役立つと思います。
かつて一緒に戦った人が次会ったときには敵になっていたり、その逆も然り。敵までとまでいわなくても、あの時のあの人だ!ってことがちょくちょくあります。別に伏線ではないんですがそんなちょっとした繋がりにニマニマしたり(笑)

ところで、歴戦の将たちだって当たり前に人間で色んな葛藤や、または今よりも当然に不便な中で生きていて、失敗もあれば偶然もあれば気の迷いもあって、そんな中で戦っていたんだなということを改めて実感しました。
間違いや勘違いや齟齬や解釈のズレや、そんなものたちが歴史を解明をする上でちょっとしたスパイスになっていて、当然普通ならこう考えるよねっていう事柄でもそうはいってなかったりすることに裏をかいて変な意味を見いだしてみたり。人間一筋縄ではいかないのが実のところで、それも含めて歴史って面白いなぁと思います。もちろん真実を知ることは重要ですし、私も真実を知りたいと思うのですが、そういう『アレ?』ってことも含めて面白いんだと思いました。

本能寺は勿論のこと、私の好きな関ヶ原合戦についても謎は多くいまだにすべては解明されていません。
ところで関ヶ原といえば、私は新説を全力で推してるんですが、最近それをさらに覆し結局はほぼ定説通りだったという本が発売されたみたいですね。これもちょっと読んでみたい。けどその前に新説をお復習せねば、とまた関ヶ原に浸っています。
私は上記の通り一番好きな武将は石田三成なんですが、彼の好きなところは憎まれ役に徹してしまえるほどひたすらに真面目で、頭脳明晰にも関わらず一心に秀吉に使えていたところ。秀吉が農民から立身出世したのと同じように、三成もまた一介の茶坊主から己の力で秀吉に食らいついてのしあがったところに、きっと合い通ずるところがあったのかなと想像してみたりします。何となく私の中で三成は憎めない人になのです。秀吉が信長の背中を追ってきたように、やり方は違えど三成も秀吉の背中を追ってきたのかなという気がしてならないのです。ま、これも誰かが作った三成像に影響されたものだったりするのかもしれませんが(笑)それもまた一興。

てか、三成の本も読みたいのがたくさんあるのに!
時間と頭脳が追い付かない。速読を身に付けたい。

速読といえば、速読って文章を早く読むということなんだろうけど、中身の理解は追い付けるのだろうか?私はどちらかというと遅読(そんな言葉ないよね?)で、その理由は文章を理解するのに同じ行を何度も行ったり来たりしながら読むからなんだけど、あれ?この人誰だっけ?何てのは毎度の事で、文章の意味を咀嚼するのにも時間がかかるから同じ行を三回くらい読んでやっと意味を理解してさあ次!ってなるのでとにかく遅い!会話の理解は割といい方だと思うんだけど、こと文章になると途端にダメ(笑)さらにこういう難しい文章になると本当に意味を理解しないと次に進めないので、行ったり来たりを繰り返しです。
そんな私でも速読を身につければ少しは早くなるんだろうか?
繰り返し読むにしてもそのスピードが早くなるから読了も早くなるのかな?それでやっと普通の速度?って、行ったり来たりを速読でやるのを想像したら目が回りそうになりました(笑)
同じような方で速読を身に付けた人いましたら、感想を教えてください(笑)

って、なんの話だ!

とにかく『センゴク』シリーズおすすめです。

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